2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
Embed from Getty Images // グランデパールの地、ブリュッセルで毎年9月に開催される「ブリュッセル・サイクリング・クラシック」。2014年のポディウムは第2ステージでも訪れるアトミウム前に設置された。そのときはグライペル、ヴィヴィアーニ、デマールの…
総合優勝候補たちに次いで、今度は今年のツールで活躍を期待したいスプリンターたちを抱えているチームを紹介していく。 今年のツールは、昨年出場できていなかった選手も含め、昨年とはまた違った頂上決戦を楽しめそうな状況となっている。サガン、フルーネ…
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ、ツール・ド・スイス、ツアー・オブ・スロベニア、ルート・ドクシタニー・・・「ツール前哨戦」レースを全て終え、いよいよ今年のツールの総合優勝候補たちの「状態」が出揃った。 出場選手がすべて確定したわけではないが、…
6月――「ツール前哨戦」の季節。今年もドーフィネ、スイス、そして今年からHCクラスに昇格したスロベニアやルート・ドクシタニーなど、各地で激しいエース候補たちの争いが繰り広げられている。 ツールに向けた、彼らのコンディションはいかほどに? また、そ…
Embed from Getty Images // ドーフィネと並ぶ「ツール前哨戦」。「第4のグランツール」と呼ばれていたこともある、厳しい山岳の連続する9日間のステージレース。 前半戦はサガンとヴィヴィアーニとの連日の激しいスプリントバトルが展開。とくにドゥクーニ…
Embed from Getty Images // 例年と比べてもカオスな展開に見舞われた8日間。前半はクラシックのような展開の連続で、驚きのニューヒーローが登場してきたかと思えば、クリス・フルームの悲劇的な離脱に続いて始まった後半の山岳3連戦では、激しい雷雨の影響…
これは4月のアムステルゴールドレースにおけるマチュー・ファンデルポールの勝利に匹敵する、歴史的な瞬間だったように思われる。 バロワーズ・ベルギー・ツアー第4ステージ。総合2位・3位につけていたロット・スーダルのコンビネーションが見事に決まり、ア…
コースプレビューに引き続き、「第4のグランツール」の注目選手たちを紹介していく。 筆頭は、フルーム戦線離脱により、正真正銘今回のツールの総合優勝筆頭候補に躍り出ることとなったトーマス。そして、その側近にしてもう1人の総合優勝候補ベルナル、ある…
Class:ワールドツアー Country:スイス Region:- First edition:1933年 Editions:83回 Date:6/15(土)~6/23(日) その歴史の古さ、ヨーロッパのステージレースの中でも長めの日数、バランスの取れたコースレイアウトといった要素で、「第4のグランツール…
荒れに荒れた第1・第2ステージを終え、雨模様は続いたものの、随分と平穏かつスローペースな展開となった今年のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第3ステージ。 逃げもプロコンチネンタルチームの2名のみが許され、何事もサプライズは起こらず、予定通りの集団…
5月。それはジロ・デ・イタリアの季節。と同時に、7月のツール・ド・フランスに向けた、調整のレースとしても注目を集めるツール・ド・ロマンディ、ツアー・オブ・カリフォルニアなどが開催されている。 とくにカリフォルニアは例年同様に、いやある意味今年…
今年のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネの第1ステージは、序盤に1級山岳、終盤に2級山岳を含む周回コースを2周するという、逃げ切りも十分に可能なレイアウト。 とはいえ最後の2級山岳はそこまで厳しい登りではないことと、山頂からゴールまで18kmあることか…
本日開幕の「ツール・ド・フランス前哨戦」クリテリウム・ドゥ・ドーフィネに出場する全22チーム154名の選手のスタートリストと簡単なプレビューを掲載。 レース観戦中の選手確認に加え、その選手・チームの情報を多少なりとも入れるうえでの参考になれば幸…
Class:ワールドツアー Country:フランス Region:ドーフィネ地方 First edition:1947年 Editions:71回 Date:6/9(日)~6/16(日) 「ツール・ド・フランス前哨戦」が今年も開幕する。 今回も昨年同様、ピュアスプリンターにとってはやや厳しいレイアウトの…
前編に引き続き、後編は11位~1位を見ていく。 細かな意図などは前編の冒頭の記述を参照のこと。 とにかく、UCIポイントという基準でもって、データで今大会の「成功者」と「失敗者」とを分析していく。 また、グライドさんのツイートを参考に、各チームの獲…
今回のジロ、最も「成功」したチーム、あるいは「失敗」したチームはどこだろう・・・と考えたときに、なんとなくはイメージできるかもしれないが、明確な基準をもって比較するのは難しいのではないだろうか。 そこで、今回はそのあたりをデータできっちりと…
Embed from Getty Images // 長いようであっという間だった3週間が終わった。 雨と落車と混沌の中開幕したジロ・デ・イタリアは、最後まで混沌の続く3週間だった。 一方で、そこには光り輝く小さな星々の煌めきも確かにあった。結論から言えば、今回のジロは…
残り8㎞で繰り出したアタックの数は5回。 たったの一度のアタックでも身体が千切れるほどにキツいのに、彼は諦めることなく何度も、何度も、何度もアタックを繰り出した。ライバルたちを引き離すために。そして、自分の人生に重くのしかった暗い運命を振り払…