いよいよ開幕する今年のツール・ド・フランス。 その全23チーム計184名のスタートリストと、簡単なプレビューを掲載していく。 オリンピックの兼ね合いもあり、必ずしも「最高」のメンバーではない部分もあるが、それでもポガチャル、ログリッチ、エースばか…
真の「世界最強スプリンター」を決める場はどこよりもこのツール・ド・フランスでこそ相応しい。過去にはマーク・カヴェンディッシュやマルセル・キッテル、アンドレ・グライペルなどが1大会に4勝以上を叩き出し、正真正銘の「最強スプリンター」であること…
いよいよ今週末開幕するツール・ド・フランス2021。 例年以上に「オールラウンダー向き」に仕上がった今年のコースで、注目すべき4人の総合優勝候補と2つの総合優勝候補「チーム」を取り上げる。 いかにして彼らが今シーズンここまで戦ってきたのか。そして…
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ、そしてツール・ド・スイス。あるいはツアー・オブ・スロベニアに、(今回取り上げてはいないものの)ルート・ドクシタニーと、代表的なツール前哨戦が並ぶ6月前半のレースたちを振り返る。 果たして、今年のツールに向けて…
2年ぶりに本来のスケジュールで開催されたジロ・デ・イタリア。その裏側で、ツールに向けて徐々にコンディションを上げていくあの男の活躍も。今年3年ぶりのツール出場を目指すアルノー・デマールも、絶好調ぶりを発揮している。 目前に迫ったツールに向けた…
Embed from Getty Images // 2021年ツール・ド・フランス最終週は、プロフィールだけパッと見ると、そこまで厳しいステージが並んでいるようには見えない。 山岳ステージは2つだけだし、その2つも、前半が平坦基調で最後に2~3個の山が用意されているだけ。 …
Embed from Getty Images // ツール・ド・フランスにおいては5年ぶりの登場となるモン・ヴァントゥ、そしてアンドラが登場する今年のツール・ド・フランスの第2週。 しかもモン・ヴァントゥはその頂上まで登るという意味では2013年以来8年ぶりとなるし、しか…
Embed from Getty Images // 元々はデンマーク・コペンハーゲンでのグランデパールが予定されていた2021年のツール・ド・フランス。 新型コロナウイルス流行の影響により東京オリンピックのスケジュールが変更されて・・・などの様々な要因が重なった結果、…
前回の23位~12位に続き、いよいよ今大会最も活躍した11チームを確認していく。 基準はUCIポイント。総合順位だけでなく、各特別賞の順位やステージ順位、さらにはマリア・ローザを何日間着用したかで、ポイントが蓄積されていく。 どれだけ「目立ったか」の…
結局今年のジロ・デ・イタリアも、誰も予想しなかった展開の連続で、スペクタルに溢れていた3週間であった。 やはりグランツールというのは、常にドラマを生み出し続ける。それは3週間、厳しい山岳の連続の中で、繰り広げられる人間と人間の戦いだからこそ。…
モンタルチーノ、ゾンコラン、そしてコルティナ・ダンペッツォ・・・第2週最終日に至るまでの2週間で、エガン・ベルナルは彼が最強であることを証明した。 そうして得た総合タイム差は、総合2位ダミアーノ・カルーゾに対して2分24秒。あとは、これをいかにし…
残り300mで上体を上げ、レインジャケットのファスナーを下ろす。 残り200mで両手を離し、完全にジャケットを脱ぎ捨てた。 その下にはマリア・ローザ。イネオスのロゴが大きく表示された、栄光のピンクジャージ。 残り25mで彼は両手を広げ、高く空に突き上げ…
「悪名高き」ゾンコランステージを越え、いよいよ今年のジロ・デ・イタリアの総合争いも佳境に。 現在総合TOP10に入っている10名の選手について、「各ステージのそのときの(この10名の中での)総合最高順位からの総合タイム差」についてプロットしたグラフ…
「ジロ&ツール前哨戦」ロマンディ、およびジロ・デ・イタリアの裏側で開催されたレースを中心に。 前半だけで区切るとレース数は少ないが、2月開催からコロナの影響で時期をずらしての開催となったヴォルタ・アン・アルガルヴェについては厚めに振り返る。 …
ついに開幕したジロ・デ・イタリア2021。 その第1週も第8ステージまでが消化されていったが、そのうち比較的純粋な集団スプリントでの決着となったのが第2・第5・第7ステージ。 ティム・メルリールによるグランツール初勝利、そしてカレブ・ユアンの圧倒的な…