ついに開幕した、2017シーズン最初のワールドツアーレース、ツアー・ダウンアンダー。 オーストラリア・アデレード州を舞台にして繰り広げられる、クリテリウム1戦+ラインレース6戦の全7戦をレビューしていく。 今回はその第1弾。UCI非公認レースである「ピ…
シーズン最初のワールドツアーレースである「ツアー・ダウンアンダー」。 「南半球レース」を意味するこのレースは、オーストラリアの南オーストラリア州アデレード近郊で行われる、6日間+クリテリウム1日の計7日間にわたるレースである。 北半球のライダー…
注意:完全に独断と偏見と趣味である。 一般的にはパリ~ルーベあたりは鉄板だろうけれどそれも入っていない。 また、原則としてjsportsで視聴できるレースに限定されています。 第4位 ツアー・ダウンアンダー 第5ステージ シーズン開幕とほぼ同時にオースト…
第21位~第11まではこちら。 第10位(昨年39位)エステバン・チャベス(26歳、コロンビア) 昨年のブエルタで開花し大暴れした若きコロンビア人クライマー。今年はジロ区間1勝と総合2位、そしてブエルタ総合3位と結果も叩き出し、一流クライマーたちと互角に渡り…
ベスト21と中途半端なのはピノを入れたかったから。イル・ロンバルディア前まではピノがちょうど20位だったんだけどなぁ。 10位~1位はこちら。 www.ringsride.work 第21位(昨年10位)ティボー・ピノ(26歳、フランス) FDJ所属。2018年まで契約を延長すること…
■アラフィリップとモズコン、2人の若手 モンレアル(モントリオール)と比べ、最高標高が低い代わりに、10%超えの激坂区間を複数抱えるケベック。熱い戦いもその激坂ポイントで繰り広げられた。 まず最初に見所となったのが、残り40kmを切った辺り。 単独で逃…
■Movistar Team ★★★★★ 間違いなく今大会最強チーム。序盤でルーベン・フェルナンデスがマイヨ・ロホを着たほか、中盤では総合上位に3名入り込む力を見せつけた。最終的にはキンタナの総合優勝と、ダニエル・モレーノ総合8位。 とくに良い働きをしたのがアレ…
ジャンニ・メールスマン 30歳ベルギー人スプリンター。エティックス・クイックステップに所属。 メールスマンと聞いて思い浮かべるのは、2014年のパリ~ニース。第1・第2ステージでスプリントポイントのボーナスタイムをしっかり獲得し、バーチャルでマイヨ…
ナイロ・キンタナが復活を遂げた。 今年のツール・ド・フランスで、誰からも期待され、その勝利を信じられていた男。 総合3位という、決して簡単ではない結果に対しても、「期待外れだ」という評価を下されてしまった男。 悔しさと意地が、この日のステージ…
総合について 下り、平坦、登り、TTのすべてにおいてライバルに差をつけ、文句ない形でのマイヨ・ジョーヌを勝ち取ったクリス・フルーム。これで3度目、2年連続の総合優勝となる。今後は「5勝クラブ」への仲間入りを目指していくこととなるだろう。 今年の…
東京都シンボルプロムナードで行われた、1周800m、計40周のクリテリウム。 予選にて8人全員を決勝に進出させたチームUKYOが終始レースをコントロール。他チームの逃げを1度も許さないまま名スプリンターのジョン・アベラストゥリ・イザガが勝利を掴んだ。 そ…
第11ステージ 残り12㎞からのサガン、勇気あるアタック。そしてそこにすかさず乗り込んだフルームの勝負勘の強さと、それに即座に反応したゲラント・トーマスのアシスト力の高さ。 サガン、4年ぶりの「ツール複数回ステージ勝利」を成し遂げる。カヴェンディ…
雨のアンドラ・アルカリスで「傘をさしながら」ゴールしたことで話題になったIAMサイクリングのハリンソン・パンタノ。そんな彼が今日のステージでは、圧倒的な「下り力」を発揮してゴールを奪った。 ツール・ド・フランスでは初勝利の27歳。同じコロンビ…
エスカルダス・アンゴルダニからルヴェルにかけての197km。スタート直後に1級山岳を登り、そこから長い下り坂。ゴール7km手前に3級山岳を控える、大逃げか平坦か予想しづらいステージ。 構成としては去年のツール第15ステージと似たようなステージだ、という…
第10ステージ(中級山岳、197km) 序盤の1級山岳で大規模な逃げ集団が生まれるがラスト数十㎞で吸収。カヴェンディッシュやキッテルらピュアスプリンターは早々にグルペット入りする。 ラストの3級山岳を超えてスプリント勝負を挑むのはグライペル、コカール、…