りんぐすらいど

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【YouTube実況動画】幻のジャパンカップ2020を実況 コース解説&出場選手紹介!

 

新型コロナウイルス流行の影響によって、ついに中止となってしまった、今年のジャパンカップ・サイクルロードレース。

ならばバーチャルで再現・・・ということで、公式も「デジタルジャパンカップ」を実施するようだが、りんぐすらいどでも自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager 2020」を使用してYouTubeにて実況プレイ動画を公開する。

公開は現実のジャパンカップ2020のスタート予定時間だった「10/18(日) 10:00~」。「プレミア公開」機能を使用して公開するので、開幕前から下記URLで待つことが可能。

youtu.be

 

 

今回は、その公開に先駆けて、コースの確認や出場選手の紹介を行っていく。

 

 

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コース解説

Pro Cycling Manager 2020は海外のゲームだが、ジャパンカップのコースも結構忠実に再現されている。

全体図は以下の通り。

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これを見て分かる人は分かると思うが、実はこのコース、1996年~2014年まで使われていた下野萩の道~鶴カントリークラブの登りを含んだ1周14.1kmの周回コースである。

 

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http://japancup.gr.jp/2013/roadrace-course

 

2015年の台風被害による緊急の措置として萩の道~鶴C.C.コースをカットして以降、現在のジャパンカップは上記画像の「最終周回コース」を使用した1周10.3kmの短縮コースのみを使用している。

萩の道~鶴C.C.は現在Jプロツアーの宇都宮ロードレースでしか使用されておらず、しかもそこでも第1回以外はこのジャパンカップ使用時とは「逆方向」に使用しているため、今回のゲーム上で再現されるコースは懐かしく感じる人もいるかもしれない。

 

もちろん、最終周回のみ短縮された10.1kmを使用する点も再現している。

 

 

断面図は以下の通り(最終周回のみ、萩の道入口から1㎞先にフィニッシュ)。

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http://japancup.gr.jp/2013/roadrace-course


以下、ゲーム画像を参考にコースを紹介していく(画像はテストプレイ時のもの)。

まずはスタートから2㎞にわたって登り続ける名物「古賀志林道の登り」。

最終周回においては残り10㎞から8㎞にかけて。アタック所となりやすい最後から2回目の登りは残り24㎞から22㎞にかけて登っていく。

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勾配7%から10%近い登りが続く、正真正銘の勝負所。

昨年の「本物の」ジャパンカップでも、残り2周のこの古賀志の登りでバウケ・モレマがアタックし、マイケル・ウッズのみがこれに追随する形となった。

www.ringsride.work

 

その後はレイクランドC.C.のテクニカルな下りを経て、 県道へと接続する交差点で残り5㎞のバナーをくぐる。

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現実のレースではここからの2㎞の平坦区間を利用した手に汗握る追走劇が開始される。

ただ、古賀志林道もそうだが、ゲームのスケールは現実よりもどうしても縮小されてしまうため、2㎞程度だと一瞬で消化してしまうのがちょっと残念。

 

 

残り3㎞を切ってセブンイレブンでお馴染みの田野町交差点。ここから森林公園通りの厳しい登りが始まり、残り2周くらいからはまさに熾烈な最終セレクションの舞台となる。

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しかし現実でもこれくらい観客が詰めかけると嬉しいのにねぇ、となる。

(逆にゲームだと古賀志林道に人いなさすぎだけど)

 

 

このあとの「萩の道」の細かなアップダウンとフィニッシュゲート直前の鶴C.C.横に配置された「鶴の壁」も完全再現。9%近い激坂がプロトンに打撃を与える。

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ただ、最終周回に使用され、「萩の道周回よりも厳しい」と言われることもある最終周回専用コースはそこまで厳しい登りでなくなってしまっており、ラスト1㎞からは割と単純なスプリントになりそうなレイアウト。

よって、登りに強いクライマーよりかは、よりラストのスプリントに強いパンチャータイプに有利なコースとなっている。

少なくとも、最後の古賀志林道を超えたメンバーが最後にもう一度セレクションがかけられるということはあまりなさそうなのがちょっと残念。

 

 

いずれにせよ、非常にリアルに再現されたこのジャパンカップのコースで、今年のジャパンカップ覇者を決める戦いを繰り広げていきたい。

次節では、今回のジャパンカップ出場全20チーム120人の選手たちを紹介していく。

 

 

出場選手紹介

今年はなんとワールドツアーチームが6チームも参戦!

いつもの面子に加え、入部選手の所属するNTTプロサイクリングも参戦を決めてくれた。

注目選手は昨年2位のマイケル・ウッズのほか、今年ツール・ド・フランス総合3位のリッチー・ポートなど。

果たして、今年のジャパンカップを制するのは誰なのか。

 

※年齢はすべて2020/12/31時点のものとします。

※スタートリストのチームの順番やNo.は勝手につけられてしまうものなのでご了承ください。

※同時期に開催されているジロ・デ・イタリアや直近で開幕される北のクラシック、ブエルタ・ア・エスパーニャに出場しているメンバーは極力除外しております(ただし新城幸也はやっぱり出したいのでジロに出ているけど選びました)。

 

1~.EFプロサイクリング

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昨年の優勝者バウケ・モレマが出場していないため、昨年2位のウッズがエースナンバー。ライバル不在の中、今年こそ優勝を狙う。2週間前のラ・フレーシュ・ワロンヌなどでも好調だっただけに、今大会の優勝候補の1人だ。

ただ、あまりガチガチなメンバーは連れてきていない印象。その中で注目は、ツール・ド・フランスでの逃げでも活躍していた若きアメリカ人クライマー、ニールソン・ポーレスの存在。

また、今年の8月からチーム入りしているシュテファン・ビッセガーは、昨年のスイスU23TT王者でかつ、ツール・ド・ランやツール・ド・ラヴニールでも勝っているスプリント能力もある男だ。ラヴニールでは登った先にあるスプリントでカデン・グローブスと競り勝っている。TTも出来て、山も登れて、スプリント力もある。多様な才能を感じさせる、今後注目の選手の1人である。

 

11~.チーム・ユンボ・ヴィズマ

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結構主力メンバーがジロ・ブエルタ・北のクラシックに出張っている結果、昨年と比べると少し総合力が劣る印象のある今回のユンボ・ヴィズマ。それでも、今年のイル・ロンバルディア2位のベネットがエースとして参画してくれたことで、当然彼も優勝候補の1人である。

オラフ・クーイとハイス・レームライズは正確にはユンボ・ヴィズマの育成チーム(ユンボ・ヴィズマ・ディヴェロップメントチーム)所属の選手。今年の新ルールとして育成チームの選手もトップカテゴリに参戦させられることになったため、その制度を適用して参戦。ただ、クーイはすでに今年セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリで優勝していたり、レームライズはロンド・ド・リザールで総合5位など、実力は申し分ない。そして2人ともすでに、来年のユンボ・ヴィズマ入りが確定している。

新時代を象徴するメンバーでどこまでの活躍を見せられるか。

 

21~.バーレーン・マクラーレン

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本来であればジロ・デ・イタリアに出場している新城幸也だが、やっぱりいないと寂しいということで特別に出場。2015年3位の彼が、久方ぶりの日本人ジャパンカップ制覇を今度こそ成し遂げられるか。

と期待したいところだが、やっぱり本命は今年のツール・ド・フランス総合10位のダミアーノ・カルーゾ。あとは割とスプリンター系の選手が多めのため、山岳総合力は他ワールドツアーに比べるとやや劣るかも? 展開で集団スプリントになったときには強いかも。

 

31~.ミッチェルトン・スコット

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昨年3位のディオン・スミスは今年コッパ・サバティーニで優勝していたりと調子は悪くない。パンチャーとしての実力は申し分なく、ジャパンカップのコースとの相性は抜群だ。

そして、このチームのもう1つの注目ポイントは、今年引退を決めているアルバジーニの出場。先日のリエージュ~バストーニュ~リエージュが引退レースのはずだったが、本来ジャパンカップが開催されていればきっとこのジャパンカップを現役最後のプロレースとしてくれるはず・・・! という願望を込めて、これまでもサイモン・ゲランスやマシュー・ヘイマンなど、愛すべきベテラン選手たちを送り出してきたこのジャパンカップで、今年も一つの別れを描いていくことになるだろう。

 

41~.NTTプロサイクリング

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ディメンションデータ系列のこのチームはこれまでジャパンカップ出場実績はないものの、入部選手の所属とNTTがスポンサーということで、今年初参戦を決めた・・・という設定(ただし来年はNTTがスポンサーから抜けてしまうけれども・・・)。

ただ、そこまで力を入れたメンバーを用意してはこないかな、という予想のもと、迷ったがベンジャミン・キングやロマン・クロイツィゲルなどの主力は出場させず、アジアのレースなどの出場実績をもとに選手を選んだ。

注目はアムステルゴールドレース2勝のエンリコ・ガスパロット。あるいはツール・ド・ランカウイ総合優勝経験のあるダイボールか。

2年前のツール・ド・ラヴニールで2勝しているジーノ・マーダーは期待枠。

 

51~.トレック・セガフレード

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ディフェンディングチャンピオンのバウケ・モレマが出場予定だったものの、ツール・ド・フランスでの落車骨折により残念ながら欠場。代わりにサプライズでツール総合3位のリッチー・ポートが再来日!(きっとさいたまクリテリウムも来てくれる) 今年の盟友ケニー・エリッソンドも共にきて、ちょっと強すぎ?と思わなくもないが、昨年のトレックも結構なガチメンバーだったので許容範囲としよう。

また、ネオプロのチャーリー・クオーターマンと今年のトレーニーのアントニオ・ティベッリも参戦。ティベッリは昨年のジュニア世界選手権TT覇者であり、今後注目すべき若手ライダーの一人。2年前のジャパンカップには今年のツール覇者ポガチャルも来ていたこともあり、結構「青田買い」の現場でもあるので、その走りには注目すべきだろう。

 

 

61~.チーム右京

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昨年のツアー・オブ・ジャパン総合2位、2017年ジャパンカップ2位のプラデスをエースに、「出戻り」となった2017年ツアー・オブ・ジャパン総合2位のネイサン・アール、そして2年前のジャパンカップ10位のロビー・ハッカーなど、外国勢も非常に強力。

ただ、海外勢だけではない。日本人も強い選手が揃っているのがこのチーム。2017年全日本王者の畑中勇介は過去にジャパンカップ3位の経験をもち、小石祐馬は今年のJプロツアーでかなり積極的な走りを見せ続けている。

日本コンチネンタルチームでも間違いなくトップクラスの実力をもつこのチームがレースをいかにコントロールしていけるか。

 

71~.チーム・サプラ・サイクリング

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 昨年も出場していたマレーシアの強豪チーム。今年も現時点でUCIアジアツアーランキング1位である。

昨年も参加しているマレーシア人たちに加え、今年このチームに移籍してきたチェラーノとツヴェトコフはアジアのレースでも実績の多い実力者たち。とくにチェラーノは今年のツール・ド・ランカウイで総合優勝しており、油断できない男だ。

 

81~.トレンガヌInc.TSGサイクリング・チーム

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現在アジアツアー2位のマレーシア籍チーム。マレーシア人中心のサプラに比べ、こちらはより国際的なメンバー。とくにオヴェチキンは2年前のツール・ド・ランカウイ総合優勝者で、今年も総合3位と登りもいける名選手。

一方で、2年前にこのチームがジャパンカップに出場した際の最高順位はエリトリアのイヨブ。昨年のツアー・オブ・ジャパン富士山ステージで2位にも入っているこの男の成長も楽しみにしていたい。

 

91~.ジョッチ・ヴィクトリア

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小林海が所属するルーマニアのチーム。海は最近マトリックスパワータグの一員としてJプロツアーで走っていたりするが、今回は元チーム所属での参戦とする。

その他のメンバーでも、たとえばグアルディーニはツール・ド・ランカウイで計24回もの勝利を重ねている名スプリンターだし、ズルロは昨年のツアー・オブ・ジャパン南信州ステージで勝利、東京ステージでも2位でポイント賞を獲得しているパワースプリンターだ。ツール・ド・熊野でも優勝している。ただ、実力は十分ながら、さすがにジャパンカップで彼らスプリンターが上位に入るのは、少し難しいかもしれない。

 

101~.キナンサイクリングチーム

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ツアー・オブ・ジャパン総合優勝経験者トマ・ルバは今年のJプロツアーでも圧倒的な強さを発揮している。宇都宮ロードレースでは小石祐馬と石原悠希と共に抜け出したあと、残り2㎞からのカウンターアタックの勢いはレベルの違うものを感じた。東日本ロードクラシック群馬大会Day-3では4分以上に開いていたタイム差をルバの超牽引で25秒にまで縮めるという、マトリックスの外国勢にも引けを取らない超人ぶりを発揮している。

そして、もちろん元日本王者山本元喜と、そのときの彼の勝利を支えた新城雄大に加え、今年Jプロツアーで1勝を勝ち取った元喜の弟・大貴(まさき)にも注目。今年の西日本ロードクラシック広島大会Day-1ではルバと兄との見事なコンビネーションで独走勝利を遂げるに至った。ツアー・オブ・ジャパン総合優勝のときも感じたが、このチームのこの雰囲気の良さも大きな武器になるだろう。

 

111~.マトリックスパワータグ

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昨年のJプロツアーを席巻した国内最強チームの一角。今年も前半戦こそやや影が薄いところがあったが、後半にマンセボが合流して以来、無敵の力をまた発揮し始めた。去年強かったオールイス・アウラールの代わりに、そのアウラールと同じベネズエラ人のレオネル・キンテロが今年からチーム入りしたが、その実力はやはり本物で、先日の広島森林公園ロードレースでも優勝している。

日本勢では監督の息子安原大貴が、ただの七光りではない強さ・根性を見せている。過去にはスペインのUCIレースでも果敢な逃げを見せていた彼が、縁の下の力持ちとしての動きを見せられるか。

 

121~.チーム・ノボノルディスク

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世界初の全員が1型糖尿病患者で構成されたプロサイクリングチーム、ノボノルディスク。ジャパンカップには2014年に初参戦して以来、5年連続で出場しており、今年も当然、参戦させることに。

ただ、時期的にパリ~ツールに近いこともあって、1週ずれているとはいえ念のためパリ~ツール出場選手たちは原則除外した。唯一、通算6回もジャパンカップに出場してくれているエースのシャルル・プラネは、パリ~ツール帰りに参戦してもらうことに。昨年16位。

そして彼に続いて昨年17位となったダヴィ・ロサーノも、ここ3年連続でジャパンカップに出場しているベテラン。この2人の活躍に期待していきたい。

 

131~.NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス

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当然のごとく日本人選手4名は勢揃い。とくに中根英登は昨年6位のため、今大会もエースとして走る。東京オリンピック出場枠獲得に向けても重要なレースとなることは間違いないだろう。

サイモン・カーとレミ・ロシャスは昨年デルコマルセイユ・プロヴァンスのメンバーとしてこのジャパンカップに参戦している選手たち。とくにカーは中根も出場した直近のヴォルタ・ア・ポルトガルで新人賞を獲得するなど、状態は悪くない。注目の選手の1人である。

 

141~.愛三工業レーシング

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アジアでも活躍する名チームだが、ジャパンカップではここ数年出場できておらず。チームランキングが原因のようだが、詳しい仕組みはわからないものの、今年の現時点でのUCIアジアツアーチームランキングでは、日本勢の中で宇都宮ブリッツェンに次ぐ2位となっているため、参戦資格は得ていると考えてよいだろう。多分。

ベテランのモニエや元NIPPOの伊藤の走りに注目。岡本や草場も成績を残しているスプリンターだが、ジャパンカップという舞台ではやや力を発揮しきれない、か。

 

151~.リュブリャナグスト・サンティック

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2017年に3位に入っている元宇都宮ブリッツェン雨澤毅明が所属するスロベニアのチーム。2年前はタデイ・ポガチャルがこの一員として参戦してきていた。

昨年も参加してくれたティモシー・ガイやロック・コローシェツ、ポン・ユエンタンらに加え、オーストラリアの若手ディラン・ホプキンスなどを揃え、ポガチャルのときのような才能の活躍を見せられるか。

 

161~.宇都宮ブリッツェン

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日本人だけで構成されたチームとしては国内随一の実力者チーム。地元の応援も背に受けながら、今年はJプロツアーでも勝ちを量産している。

そして何よりも、エースの増田成幸にとっては、東京オリンピック出場枠を賭けて、何としてでもNIPPOの中根より上位に入らないといけない。果たしてバーチャルの世界では、この対決の行方はどうなるのか。

 

171~.那須ブラーゼン

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宇都宮ブリッツェンと並び栃木の地元チーム。Jプロツアーでもアグレッシブな走りを見せるこのチームは他の出場国内チームと比べると一歩劣るとは思うが、その中で存在感を示す走りに期待したい。

ヴィクトワール広島から今年移籍してきた谷順成は過去に同じくクライマー向けの南魚沼ロードレースで7位。また、同じ宇都宮を舞台にした宇都宮ロードレースで12位の経験がある柴田雅之あたりに注目。

 

181~.チーム・ブリヂストンサイクリング

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トレックレースを含めれば日本でも随一の成績を残しているチーム。Jプロツアーでは若手の今村駿介がかなり積極的な走りで上位入賞や逃げで目立っている。あとはチーム右京から昨年移籍してきている平塚吉光の走りに期待したいが、全体的にはトラック主体でスプリント・TT能力はあるが登りは絶対的ではない印象だ。

 

191~.シマノレーシング

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今年のJプロツアーはチーム方針で前半戦はすべて欠場。そのため例年よりも影が薄い印象はあるが、昨年の全日本選手権王者としての意地を見せた走りが見られるか。

とくに湊は昨年の全日本選手権で入部をアシストしながら自らも4位。2年前のジャパンカップでも入部とほぼ同じ34位でのフィニッシュをしており、今年の体制で最も注目すべき存在だと思われる。

 

 

 

なお、ゲーム上での優勝候補は下記の通り。

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昨年2位のウッズが最有力。リッチー・ポートにとってはやや短すぎる登りという評価か。

 

レース前のインタビューではディオン・スミスが取り上げられている。

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――あなたはどんな目標をもってこのレースに来ていますか?

このレースはシーズンにおける僕の大きな目標の1つなんだ。僕はこのレースのためにここ数か月準備をしてきた。表彰台に上がらないわけにはいかないよ。

――あなたが最大のライバルだと思うのは誰ですか?

マーダー(※)が高いコンディションを維持するために準備してきたことを知っている。彼と最後に勝負することになってもきっと驚かないと思う。

 

マーダーはNTTプロサイクリング所属の若手。実力は高いが今大会の優勝候補というわけではなさそうな彼の名を上げるのは結構面白い。同世代、というわけではないはずだけど。

 

 

そしてジャーナリストの注目選手はリッチー・ポート。辻さんかな?

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「このレースのために何週間も準備してきた」というようなことは多分なさそうだけど、3年前に完全にオフな状態で来たときよりはコンディションが良いことを願う。

 

 

 

 

さて、こんな感じで細かいところまでいろいろ作られているこのPro Cycling Manager。

これまでもいろんなレースを実況プレイしてきているので、もし良かったら以下のリンクから覗いてみてほしい。

 

 

【幻のツール・ド・フランス2020を実況】

今年のツール・ド・フランスを「本来予定されていたスタートリスト」で再現実況!

フルーム&トーマス&ベルナルのイネオスはログリッチ&デュムラン&クライスヴァイクのユンボ・ヴィズマを今度こそ倒せるか?

www.ringsride.work

 

【ジロ・デ・イタリア2019 逆襲のデュムラン】

今年の本来のジロ開催期間を使って、昨年のジロ・デ・イタリアをトム・デュムランを操作して総合優勝を目指すシリーズ。

他のシリーズと違って実際に「プレイ」しているのでゲームとしての面白さを確認するうえでぜひ参考にしていただければ。

www.ringsride.work

 

【幻の春のクラシック2020を実況】

ストラーデビアンケ、ミラノ~サンレモ、ロンド・ファン・フラーンデレン、パリ~ルーベ、アムステルゴールドレース、フレーシュ・ワロンヌ、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、そしてイル・ロンバルディアの各レースを実況。

とくにパリ~ルーベやアムステルゴールドレースは結局今年は完全に中止になってしまったので、この動画で「今年の優勝者」を確認しておこう。

www.ringsride.work

 

 

各動画とも、気に入ったらチャンネル登録&グッドボタンをよろしくお願いいたします!

 

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