新型コロナウィルス問題で先行き不透明なサイクルロードレース業界。
とりあえずUCIのお達しにより、4月いっぱいまではすべてのUCIレースは開催されないことになり、ジロ・デ・イタリアも延期が決まっている。
そんな中、見たいのに見られない名レースは数多く・・・ストラーデ・ビアンケ、ミラノ~サンレモ、ロンド・ファン・フラーンデレン、パリ~ルーベ、アルデンヌ・クラシックたち・・・
そこで、今回は、それらの各レースの「スタートリストを再現」して、自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager」上で「実況」していきたいと思う。
使用するソフトは「Pro Cycling Manager2019」。ただし、Benji Naesen氏が作成したMOD「World DB 2020」を使用することで、2020年シーズンのチーム、選手たちを再現できる。
そのうえで、中止が決まる直前まで作られていた各レースの暫定スタートリストを基に、昨年出場した選手などを加えてほぼ実際と変わらない精度のスタートリストを作成。
もちろん、ゲームはゲームではあるが、各レースとも、実際にありえそうな展開を再現することに成功した。
ぜひとも視聴&チャンネル登録&グッドボタンをどうぞよろしくお願い致します。
- ストラーデ・ビアンケ2020
- ミラノ~サンレモ2020
- ロンド・ファン・フラーンデレン2020
- パリ~ルーベ2020
- アムステルゴールドレース2020
- フレッシュ・ワロンヌ2020
- リエージュ~バストーニュ~リエージュ2020
- 5/9(土)~ 新企画予告編
- 過去のYoutube動画
↓イル・ロンバルディアも実況してみました!↓
↓中止となってしまった2020シーズンのジャパンカップも!↓
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ストラーデ・ビアンケ2020
イタリア・トスカーナ地方で行われる比較的新しい「クラシック」。
「白い道」を意味するそのレース名の通り、200㎞弱のコースの3分の1は白い未舗装路で覆われており、その意味で北のクラシックスペシャリストに有利なように見せかけて、実際にはトスカーナ特有の丘陵地帯を利用した激しいアップダウンを前にして、パンチャーやクライマーたちにも有利なレイアウトとなっている。
過去にはミハウ・クウィアトコウスキーやゲラント・トーマス、ジュリアン・アラフィリップなどが優勝し、トム・デュムランやアレハンドロ・バルベルデも上位に入っている。
今年はアラフィリップがパリ~ニースに出場するために、昨年2位でリエージュ~バストーニュ~リエージュ覇者のヤコブ・フルサンが最大の優勝候補。一方、オンループ・ヘットニュースブラッドをインフルエンザによって欠場したマチュー・ファンデルポールが、このレース初出場であると同時に今年のロードレース開幕戦となる。
昨年・一昨年3位のワウト・ファンアールトとともに、この「シクロクロス界からの刺客」が果たしてどんな走りを見せるのか、決して目を離すことはできない。
ミラノ~サンレモ2020
現存するレース中最長距離を誇る300㎞弱の行程は、そのすべてがラスト10㎞に集約されていると言っても過言ではない。
過去3年はすべて、このラスト10㎞のポッジョ・ディ・サンレモで抜け出した小集団もしくは独走した選手が逃げ切り勝利を果たしている。果たして今年は、4年連続となる小集団逃げ切りが決まるのか、それとも4年ぶりの集団スプリントで決着するのか。
ここでも初出場のマチュー・ファンデルポールや、全モニュメント制覇まで残すはこのミラノ~サンレモのみとなったフィリップ・ジルベールなどの活躍に注目だ。
ロンド・ファン・フラーンデレン2020
「クラシックの王様」とも称される世界最高峰のワンデーレース「ロンド・ファン・フラーンデレン/ツール・デ・フランドル」。
残り100㎞で登場する伝説の登りカペルミュールはまだほんの序の口。全部で3回登るオウデクワレモントにパテルベルク、平均勾配12%・最大勾配22%の「最難関の登り」コッペンベルフなど、全部で17の「急坂(ミュール)」の登場する正真正銘の「キング・オブ・クラシック」である。
昨年優勝のアルベルト・ベッティオル、昨年集団先頭を取ったアレクサンドル・クリストフや集団2位のマチュー・ファンデルポール、さらには古巣ロット・スーダルに移籍した2017年覇者フィリップ・ジルベールなどの活躍に期待。
とくに同じくロット・スーダルに移籍した2015年ルーベ覇者ジョン・デゲンコルプが、このジルベールのためにコッペンベルフを牽引して登っていく姿は必見。2020年でしか見られない、けれど2020年には見られなかった、激熱の展開をこの動画でチェックしよう!
ほかにもベノートのためのマシューズや、キュングのためのサローなど、各チームともにアシストの動きが輝いているので、そういった点も必見である。
パリ~ルーベ2020
「クラシックの女王」「北の地獄」とも称される、唯一無二の石畳レース。
50㎞前後に及ぶ石畳(パヴェ)区間では落車、パンクは当たり前。実力がなければ勝てないが、実力だけでも勝てない、そんなサバイバルレースで、最後まで生き残るのは一体誰だ?
昨年覇者フィリップ・ジルベールはここまでのクラシックレースでも常に存在感を示し続けており、今回もジョン・デゲンコルプと巧みなコンビネーションを見せて活躍している。
2018年の覇者ペテル・サガンも強烈なアタックを繰り出し、今年初出場となるマチュー・ファンデルポールも、「CCCチームで20勝を目指す」シリーズではE3とロンドを制しているクラシック王アレクサンドル・クリストフも、イヴ・ランパールト率いる最強軍団ドゥクーニンク・クイックステップも、舗装路・未舗装路関係なく次々とアタックを繰り出して戦場は混沌と化す。
また、2018年最後の完走者となったエヴァルダス・シシュケヴィチュスは、翌年には10位に入るという偉大なる結果を生み出している。
今回のこの2020年の最後のヴェロドローム到達者は――なんと、あの男。彼もまた、2021年に奇跡を起こすことが、できるのだろうか。
アムステルゴールドレース2020
「千のカーブ」とも形容されるアルデンヌ・クラシック3連戦の1戦目「アムステルゴールドレース」。
昨年、伝説を作ったマチュー・ファンデルポールに、昨年のアルデンヌ系レースで常に存在感を示してきたアラフィリップやフルサン、そして今年も絶好調のマキシミリアン・シャフマンなど、名うてのパンチャー/クライマーたちが集う。
勝負所は残り40㎞のクルイスベルグ&アイゼルボスウェグ、残り30㎞のクーテンベルグ、そして残り20㎞のカウベルグ!
果たしてどこで決定的な動きが巻き起こるのか・・・?
フレッシュ・ワロンヌ2020
アムステルゴールドレースとリエージュ~バストーニュ~リエージュに挟まれた水曜日に開催されることから「水曜日のクラシック」とも称される歴史あるワンデーレース。
一般的なクラシックに比べるとその距離は200㎞を下回るものの、その唯一無二の特徴はフィニッシュ地点に設けられた「ユイの壁」。
1.3kmの登坂距離に、平均勾配10%、最大勾配は20%近くに達するというこの超激坂一本勝負という、実に漢らしいレースである。
が、もちろん、その単調さを裏切る仕掛けも多く含まれており、とくにゴール前7㎞地点に設けられた「コート・ド・シュラーヴ」は、例年多くのレイトアタックを生み出す重要ポイント。
そして今年もここで、あの男が飛び出して――。
最後まで結末を予想できない実にクラシックらしい展開が待ち受ける、不変かつ常に新しいワンデーレースだ。
リエージュ~バストーニュ~リエージュ2020
19世紀から続く、「最古のクラシック」。
丘というより山といった方がいいレベルの登りが連続し、その総獲得標高は4,000m近くに達する。
出場する選手たちもクラシックハンターというよりはグランツールで活躍するようなクライマーたちが中心。
そんな、「春のクラシック最終戦」で、このシリーズも一旦の完結を迎える。
自分で言うのもなんだが、最終戦に相応しくかなり白熱した攻防戦となったように思う。
最後の瞬間まで誰が勝つかわからない激戦中の激戦。
最後、まさかの勝者が。
やればやるほど、現実のレースを見たかった・・・という思いに駆られる、そんなシリーズだったと思う。
5/9(土)~ 新企画予告編
5/9(土)から5/31(日)まで、2日間の休息日を挟んで全21日間毎日投稿していきます。
どうぞよろしくお願い致します。
過去のYoutube動画
その他、以前このブログでも連載していた「CCCチームで20勝を目指す」シリーズも、このYoutubeで継続しております。
現在はなんとか20勝を達成したCCCチーム。ただ、まだ北のクラシックで1勝もできておらず、いよいよ最後の北のクラシック、パリ~ルーベに挑む・・・ということで鋭意作成中です。
「CCCチームで20勝を目指す」シリーズのブログ連載分はこちらから。
ほか、昨年のツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャもそれぞれ、PCM2019を使用してブログで連載しておりました。
PCM2019ツール・ド・フランス編 カテゴリーの記事一覧 - りんぐすらいど
PCM2019ブエルタ・ア・エスパーニャ編 カテゴリーの記事一覧 - りんぐすらいど
もしよかったら、チャンネル登録などお願いいたします。
(とりあえず登録者数100を達成してオリジナルURLを作りたい・・!)
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