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ロンド・ファン・フラーンデレン2022 「その結末」へと至るラスト100㎞を振り返る

 

 

それは、ある意味衝撃的なラストであった。

 

繰り返すこと4度。タデイ・ポガチャルの、強烈なアタックによってあらゆるライバルが千切られ、それでも耐え抜いて食らいついていったマチュー・ファンデルプール。

そのラストは、ここ2年繰り返されてきた光景。

そのすべてにおいて同伴者であったマチューは3度目も同じ舞台に立ち、そして、一昨年は勝ち、昨年は敗北したこの「マッチスプリント」に挑む、はずだった。

 

だが、最後はまさかの展開。

牽制の末、ギリギリで追い付いてくる後続のライダーたち。

その中で、冷静に先頭でスプリントを開始したマチュー・ファンデルプールは、ディラン・ファンバーレの猛追を躱し、2度目の王冠を手に入れた。

そして、この日最強の石畳登坂力を見せていた衝撃の男タデイ・ポガチャルは、まさかの表彰台喪失という結末を迎えることとなる。

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果たして、何がこの結末を生んだのか。

 

残り100㎞のモーレンベルクでのユンボ・ヴィズマの動きから、残り60㎞の2回目オウデクワレモントでのポガチャルの最初のアタック。

残り45㎞でのポガチャルのさらなる決定的な攻撃と、最後のパテルベルクでのマチュー・ファンデルプールの抵抗。

そして、最後のスプリントに至るまで。

 

すべての重要なポイントの流れを振り返り、最後の「あの一瞬」へと至るドラマを紐解いていこう。

 

コースの詳細についてはこちらから

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目次

 

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残り100㎞ 先に動くユンボ・ヴィズマ

今シーズンのここまでの北のクラシックは、常にユンボ・ヴィズマが「最強」であり続けてきた。

「開幕戦」オンループ・ヘットニュースブラッドでのティシュ・ベノートとワウト・ファンアールトの巧みなコンビネーション。

そして「ミニ・ロンド」E3サクソバンク・クラシックでのクリストフ・ラポルトとのワンツーフィニッシュ。

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エースのワウト・ファンアールトはもちろん、チームとしても最強な状態でここまできていたユンボ・ヴィズマ。

だが、そのエースのファンアールトが、直前で新型コロナウィルスに罹患。

まさかの、ロンド本番での欠場となってしまった。

 

 

だが、それでもなお強力な布陣を連れてきていることも、確かであった。

マチュー・ファンデルプール、タデイ・ポガチャル、そしてクイックステップといったライバルたちに対し、エース不在の中でも有利にことを運ぶために、なおも最強のチーム力を誇るユンボ・ヴィズマは、早い段階で先手を打つことに決めた。

 

それが、残り101.8㎞。モーレンベルク(登坂距離463m/平均7%/最大14.2%)の登りでの、ネイサン・ファンフーイドンクのアタックであった。

 

 

いつもは、それこそクイックステップのアルデンヌ・クラシックにおけるドリス・デヴェナインスのように、勝負所のアタックの「発射台役」となることの多いファンフーイドンク。

今年もオンループ・ヘットニュースブラッドでの残り35㎞からのレベルグ、あるいはパリ~ニース第1ステージの残り5㎞の登り、そしてE3サクソバンク・クラシックの残り80㎞のターイエンベルクなど・・・勝負所でのエースのアタックのときには常に彼が発射台役として機能していた。

 

だが、今回はそのエースがいない。すなわち、戦えるカードの枚数が少ない。となれば、エースに次ぐ実力をもつ彼が、発射台役ではなく自ら戦いに出る必要があった。

 

 

抜け出したファンフーイドンクは、先行してアタックしていたボーラ・ハンスグローエのヨナス・コッホと合流。先頭逃げ集団に次ぐ第2集団を形成した2人は、あっという間にプロトンと30秒差を作る。

 

さらに、残り93.8㎞地点のベレンドリース(登坂距離940m/平均7%/最大12.3%)で、イバン・ガルシア(モビスター・チーム)が加速し、ここにすぐさまゼネク・スティバル(クイックステップ・アルファヴィニル)が食らいついた。

 

ここで生まれた小集団には、クイックステップからもう1名、ヤニック・シュタイムレ。

そしてこの抜け出した小集団の最後尾には、ユンボ・ヴィズマがもう1名、しっかりと食らいついていた。

 

 

間もなく、ファンフーイドンクらと合流し、13名の「第2集団」を形成。

さらに残り70.5㎞地点のカナリーベルフ(登坂距離1,000m/平均7.7%/最大14.0%)でティム・ウェレンスやケヴィン・ゲニッツら3名も集団から抜け出して合流し、「第2集団」は総勢16名のやや危険な逃げを形成することとなった。

 

  • ヤニック・シュタイムレ(クイックステップ・アルファヴィニル)
  • ゼネク・スティバル(クイックステップ・アルファヴィニル)
  • ミック・ファンダイケ(チーム・ユンボ・ヴィズマ)
  • ネイサン・ファンフーイドンク(チーム・ユンボ・ヴィズマ)
  • ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)
  • アルベルト・ベッティオル(EFエデュケーション・イージーポスト)
  • マッス・ピーダスン(トレック・セガフレード)
  • アレックス・キルシュ(トレック・セガフレード)
  • ジャンニ・フェルメールシュ(アルペシン・フェニックス)
  • ベン・ターナー(イネオス・グレナディアーズ)
  • ヨナス・コッホ(ボーラ・ハンスグローエ)
  • マルコ・ハラー(ボーラ・ハンスグローエ)
  • ケヴィン・ゲニッツ(グルパマFDJ)
  • オリヴィエ・ルガック(グルパマFDJ)
  • イバン・ガルシア(モビスター・チーム)
  • コナー・スウィフト(アルケア・サムシック)

 

クイックステップとユンボ・ヴィズマが2名ずつ。イネオスもグルパマFDJもトレック・セガフレードも複数名入れている状況の中、主力チームで乗せられなかったのはアントニー・テュルジス率いるトタルエナジーズと、グレッグ・ファンアーヴェルマート率いるAG2Rシトロエン・チームと、そしてタデイ・ポガチャルのUAEチーム・エミレーツくらいであった。

 

当然、メイン集団ではこの3チームが中心となって牽引。

今年、台風の目となると期待されていたタデイ・ポガチャルは、早速後手を踏むこととなってしまった。

 

 

だが、そのUAEチーム・エミレーツもアシストが全力を尽くし、この第2集団とのタイム差を1分弱にキープ。

アレクサンデル・クリストフの右腕でもあったヴェガールステイク・ラエンゲンや、本来であればエースを張るだけの実績をもつマッテオ・トレンティンすらも積極的に前を牽き、ロンド初出場のエースのためにすべてを使い切る勢いで足を回し続けていた。

 

 

実際、彼らの仕事は間もなく終わる。

残り55㎞。過去、2017年のフィリップ・ジルベールが独走を開始したポイントであり、2019年も昨年もレースが動き始める舞台であった、「2回目オウデクワレモント」。

 

タデイ・ポガチャルは最初から、ここで勝負をすると決めていたようだ。

 

 

残り55㎞ ポガチャルの猛攻

2回目オウデクワレモント。

登坂距離2,200m、平均勾配4%、最大勾配11.6%。長距離と石畳の粗さ、そして勾配とがバランスよく高いレベルをもつ、大会最高難易度の石畳急坂。

ポガチャルは試走のときから、ここで勝負を決めると決めていたようだ。

 

そして彼はその狙い通り、この2回目オウデクワレモントでレースの展開を一気に崩壊させた。

 

オウデクワレモント直前の、狭く曲がりくねった道を行く残り56㎞。ここで集団の先頭牽くのはマッテオ・トレンティン。

本来であればシングルリザルトも狙えるだけのスペシャリストの全力牽引で、危険な第2集団とのタイム差も20秒近くにまで縮まり、そして残り55㎞。

ついに「オウデクワレモント」へと突入する。

 

と、同時に、トレンティンの背中についていたタデイ・ポガチャルが一気に加速。

前回覇者カスパー・アスグリーンもすぐさまこれに貼りつくが、お構いなしに加速を続けるポガチャルは、そのままあっという間に「第2集団」を追い抜いていき、さらに先頭で逃げ続けていた逃げ残りの2名も吸収してしまった。

 

これで完全に抜け出すことまではさすがにできず、マチュー・ファンデルプールやシュテファン・クンら有力選手たちも遅ればせながらポガチャルらに合流。

しかし、彼の一撃によって全ての展開は無に帰し、たった30名程度の「先頭集団」だけが残ることとなった。

 

 

後手から始まった、ポガチャルのロンド・ファン・フラーンデレン。

それを彼は、チームの力と自らの驚異的なパワーによって、一瞬にしてひっくり返してしまったのである。

 

 

 

さらに、彼は止まらない。

もう一度、今度こそ主導権を完全に握るべく。

次の勝負所、残り45㎞のコッペンベルフにて、彼はこの日2度目のアタックを繰り出す。

 

 

 

残り45㎞ 決定的な一撃

コッペンベルフ。

登坂距離600m、平均勾配11.6%、最大勾配22%。

距離は短いが、ロンドで最も厳しい登りとも呼ばれる壁のような超激坂。

それでいて石畳のため、プロの選手でも足をつきかねない、凶悪な登りである。

 

2020年大会もジュリアン・アラフィリップの攻撃をきっかけにやがて彼とマチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトの3名が抜け出す端緒となる。

2021年大会でもマチュー・ファンデルプールが強烈な足を見せて一度カスパー・アスグリーンを突き放しているポイントでもある。

 

それでもフィニッシュまで距離があることもあり、ここ単体では決定的な分断を生むことは少ないセクションではあるのだが、今年のポガチャルはここで――先ほどの2回目オウデクワレモントではそこまでできなかったがゆえか――その、「決定的な分断」を生み出した。

 

 

ディラン・ファンバーレとフレッド・ライトの2名に先行を許し、約30名でコッペンベルフへと突入する「第2集団」。

石畳の少ない両脇の細い舗装路で1列ずつ形成されるいつもの光景が生まれるが、左端の先頭を行くのがゼネク・スティバル。そして右端の先頭に立ったのが、ポガチャルであった。

 

やがて両脇の舗装路がなくなり、中央の荒れた石畳を行くしかないタイミングで、誰よりも先に先頭に飛び出たのがポガチャルだった。

シッティングのまま、後続をあっという間に突き放し、単独で先頭に立つポガチャル。

これを追いかけてヴァロンタン・マデュアス、そしてマチュー・ファンデルプールが食らいつく。マッス・ピーダスンも4番手で追いかけるが、やや辛そう。

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カスパー・アスグリーンは、ここでメカトラブルが発生。ただ、その前からすでに、ついていけていなかった。

さらにはクリストフ・ラポルトも、残り80㎞地点での落車の悪影響が残っていたのか――ティシュ・ベノートと共に、まったく歯が立たない様子を見せていた。

トム・ピドコックも、マテイ・モホリッチも、シュテファン・クンも、この瞬間に、勝負の舞台から突き落とされてしまった。

 

 

あまりにも無残であった。

錚々たる顔ぶれ、いずれも、このクラシックの王様に君臨してもおかしくない猛者たちが、このポガチャルのたった一撃によって、一瞬して葬り去られてしまったのである。

 

唯一生き残ったのは先行していたディラン・ファンバーレとフレッド・ライト、そしてマチュー・ファンデルプールと、これも驚くべきことにここに食らいついていったヴァロンタン・マデュアスの4名だけ。

 

ここにポガチャルを加えたわずか5名で、いよいよ最後の勝負所「3回目オウデクワレモント」「2回目パテルベルク」へと突入していく。

 

 

残り17㎞ 耐え抜いた男

2019年のアルベルト・ベッティオルが抜け出し、2021年のマチュー・ファンデルプールがワウト・ファンアールトを突き放したセクションがこの、「3回目オウデクワレモント」。

プロフィールは1回目、2回目と同じではあるが、残り17㎞というクライマックスにおいて出現したこの長く厳しい石畳の登りは、最終決戦の舞台としても相応しい。

 

当然、タデイ・ポガチャルにとっても、最後の勝負所であった。

 

彼は迷わず先頭に躍り出て、シッティングのまま淡々と加速。

ただそれだけで、ディラン・ファンバーレも、フレッド・ライトも、そしてヴァロンタン・マデュアスも、成す術もなく遅れていった。

ただ一人、マチュー・ファンデルプールだけが、かろうじてその後輪を捉え続けていた。

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だが、勝負所はもう1つある。

距離は360mと短いものの、平均勾配は12.9%、最大勾配は20.3%という、より凶悪な登り。

2016年大会ではペテル・サガンがセップ・ファンマルクを突き放し、独走を開始した最後の登り。

 

残り13㎞に登場する最終決戦場で、ポガチャルはこの日4度目のアタックを繰り出した。

 

 

ほぼぶれのない走りで、淡々と一定ペースを刻みながらポガチャルは静かに加速していく。

一方のマチュー・ファンデルプールは、道の端の石畳のないところに寄り道をしたり、上半身を左右に激しく揺らしてしまったりと、余裕のない様子を見せていた。

一瞬、ポガチャルとのギャップもわずかに開いてしまう瞬間も。

終始、ポガチャルはファンデルプールに対して有利な状況を維持し続けていた。

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が、それでもファンデルプールは離れない。

やがてポガチャルも上半身に力を込め、もう一段階加速しようともがきはじめる。

 

それでも、離れないファンデルプール。

そしてポガチャルは後ろを振り返り、彼が離れていないことを確認したのちに、最後の勝負所の頂上を迎えることとなった。

 

 

この時点で、勝負がついた、と語る者もいる。

ここで彼を引き離せなかったことが、ポガチャルの敗因だと。

 

だが、そう簡単な話ではない。

 

ロンド・ファン・フラーンデレンの270㎞の長い道のりの果てに来る最後のスプリントで何が起こるかわからないという事実は、ここ2年の結末を見ていても明らかなことである。

 

ましてや、昨年のリエージュ~バストーニュ~リエージュでジュリアン・アラフィリップを差しているタデイ・ポガチャル。

最後のスプリントでマチュー・ファンデルプールとどちらが有利かということは、そう簡単な話ではなかった。

 

 

 

だからこそ、あの結末は衝撃的であった。

 

 

残り1㎞ ファンデルプールはなぜ勝てたのか

ラスト1㎞。

マチュー・ファンデルプールが先頭に立つ。

後続のファンバーレとマデュアスとのタイム差は20秒。

 

ファンデルプールはポガチャルに前を譲ろうとするが、ポガチャルはそれを拒否。

ここから、仁義なき牽制合戦が開幕する。

 

ファンデルプールはスタンディングの姿勢で常に背後を見やりながら、ほぼ立ち止まったような姿勢でゆっくりと残り距離を消化していく。

これをポガチャルはシッティングのまま睨み続け、ひたすらファンデルプールの動きを窺っていた。

 

 

昨年はここから、残り230mでファンデルプールが先に発進し、これを追いかけたカスパー・アスグリーンが最後ファンデルプールを追い抜いて勝利。

 

今年も、ポガチャルはそれを狙っていたに違いない。

が、問題は、背後から迫るヴァロンタン・マデュアスとディラン・ファンバーレの存在。

 

 

残り250mで、その距離はわずか10mほどにまで近づく。

 

と、同時にファンデルプールが発進。すぐさまポガチャルも反応。

 

だがここでポイントとなったのは、ファンデルプールがこのとき、なおも後ろを振り返り、決して全力でスプリントをしていなかったこと

以下の動画で、ベンジ・ナーセン氏も「昨年の半分のスピードだった」と解説している。

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結果、ポガチャルもその初速に大きなビハインドを抱え、すでに先行して後方で加速し始めていたマデュアスとファンバーレにあっという間に追い抜かれることとなる。

 

そして彼は右側のマデュアスのスリップストリームに入り込むが、その結果空いたファンデルプールの後輪にファンバーレが入り込んだことで行く手を阻まれ、もう、どうしようもなかった。

 

 

それでも、彼に足が残っていれば、そこからさらにファンバーレの左に飛び出してもう一段階加速することもできていただろうが、さすがの彼も、この270㎞超の「クラシックの王様」のフィナーレにおいて、ガス欠の状態に陥っていたようだ。

彼にできたのはただ両手を天に掲げ、この結末を招いた自分自身への怒りを爆発させるしかなかった。

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だが、今回はあまりにもファンデルプールが強すぎた。

あのラスト500mからは、何をしたところでポガチャルに勝ち目はなかったように思われる。

結局最後、マデュアスとファンバーレがポガチャルを包み込んだことを確認したのち、ファンデルプールは残していた足をすべて解放して加速し、ファンバーレたちを突き放してもいる。

ポガチャルが打てる手があったとすれば、残り1㎞から完全に牽制状態に陥ることなく、彼らしいある種の空気の読めなさでもって、残り500mまでは自らも前を牽くくらいの姿勢を見せるべきだったのかもしれない。

それで勝てたかどうかはともかく。

 

 

その意味で、ファンデルプールは「大人になった」ように思う。

かつて、2019年のアムステルゴールドレースでは、残り3㎞から追走集団の先頭をひたすら牽き続け、1分差ついていた先頭のジュリアン・アラフィリップとヤコブ・フルサンとミハウ・クフィアトコフスキを最後の最後で追い抜き、そのままスプリントして勝ちきってしまうという、ありえない走りを披露していたファンデルプール。

だがその後、彼は幾度となく悔しい敗北を重ね、ロードレースの何たるかというのを叩きこまれ続け、そのうえでこの日、自分よりも明らかに実力で上回る相手に対し、彼は「賢く」立ち回り、勝利を掴んだ。

 

それは、マチュー・ファンデルプールという「怪物」が、新しいステージへと登った瞬間を意味していたように思う。

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フィニッシュ後、歓喜に打ちひしがれるファンデルプール。

だが彼は2年前のように倒れこむことはしなかった。

そこにあるのは喜びと、安心。

そして王者としての意地と、やるべきことをやったという、達成感。

 

彼はもはや王であり、そしてこれからも王であり続ける。

 

 

ゆえに、ポガチャルはまだまだ挑戦者である。

そして彼は、これまでにないような怒りと共にレースを終え、それは次なる彼の挑戦への大きな原動力となっていくだろう。

 

 

 

 

これは、実に衝撃的なラストであった。

 

だが、それは同時に、最も望ましい、未来へとつながる結末であったように思える。

 

物語はまだまだ続く。

 

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