「ガッツポーズ選手権2021 結果発表 - りんぐすらいど」に続き、投票と共に記入していただいたその他アンケート項目について触れていきます。
今年1年で最も印象に残った選手「パーソン・オブ・ザ・イヤー」も選んでいただいたので、そのランキングも発表していきたいと思います。
必須項目ではなかったなかで、しっかりと長文も含め記入していただき本当にありがとうございます。
すべてを紹介できるわけではないですが、そのすべてが今後の自分のモチベーションにつながっているため、非常に有難いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
ガッツポーズ選手権本編の結果はこちらから
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１．男女比率
こちらは大体例年通り。
２．年齢構成
昨年との違い
- 10代（+0.7%）
- 20代（-6%）
- 30代（-4.3％）
- 40代（+9.1%）
例年は20代＞30代＞40代＞10代の順で多かったのですが、今年は少し変化が。40代の方の割合が増えました。
３．パーソン・オブ・ザ・イヤー
今年1年間最も印象的な走りをした選手を1人だけ上げてもらう「パーソン・オブ・ザ・イヤー」。
今年も多くの投票を頂き、以下、ベスト5を紹介していきます（2票以下の選手たちはコメントだけ紹介していきます）
5位 ジュリアン・アラフィリップ（5票）
- 期待をこめてアラフィリップ。世界選手権でのアタックはそれ自体もそのトライも凄まじかった。ツール総合狙ってくれないでしょうか（40代男性）
- データ全盛の時代にあって、彼のエモーショナルなレースは勝っても負けても心を打つ物がありました。
世界選手権でも感じましたが、本能に従い勝利を求める思いの強さが、人間臭く、そして魅力溢れる彼の素晴らしさ、強さであると感じました。（40代男性） - マチューかワウトのどちらか？だった世界選手権を最後にもっていったアラフィリップの意思と運の強さを感じました。（40代女性）
5位 ソンニ・コルブレッリ（5票）
- イタリア選手権、ヨーロッパ選手権からまさかのパリ・ルーベ勝利！スプリントだけでなく登りもこなせ間違いなく今年1番活躍しと思うから。（10代男性）
- 去年まではスプリンターとして活躍していたが、成績がいまひとつだった。しかし今年は、登りで素晴らしい走りを見せてくれた。彼の脚質が分からない。ヨーロッパチャンピオンとして相応しい活躍をみせてくれた。来シーズンも期待してるぞ！ALLEZ！Sonny！（10代男性）
5位は同じ得票数での同着となる2名。どちらも、ガッツポーズ選手権でも上位に入っているが、この2人はそのガッツポーズ写真のレース（世界選手権とパリ～ルーベ）だけじゃなくとにかく年間を通して活躍して強さを見せた印象。
だが、そんな2人が5位になるくらい、今年も激戦状態。
3位 マーク・カヴェンディッシュ（6票）
- 文句なしの完全復活だった（20代男性）
- マーク・カヴェンディッシュの復活劇（30代男性）
- 昨年のシーズンエンドの涙から、今シーズンの復活劇を予想した人は世界にどのくらいいるのでしょうか。（40代女性）
見事今年のガッツポーズ選手権1位となったカヴェンディッシュ。彼も間違いなく今年の「顔」。若手の台頭もテンションが上がるが、やはりベテランの「復活」も、とくに長年見ている人にとっては感慨深いものがあるのだろう。
しかし、今年最も得票数を集めた「パーソン・オブ・ザ・イヤー」は、やはり若手2名。
いずれも7票を獲得したために同着1位として発表します。
1位 ワウト・ファンアールト（7票）
- ツールで集団スプリント、TT、超級山岳、と異なるカテゴリーでステージ勝利をして次元が違うなと思ったからです（10代男性）
- 全盛期のフースホフトを思わせるような八面六臂の活躍は見ていて楽しかったです。（40代女性）
- 本当の「オールラウンダー」とは何なのかを見せつけてくれました。本当に「ワウトに勝つため方法？…とりあえずマチューぶつけとけ」になりそうで。（40代男性）
- 山岳勝って、TT勝って、スプリントも勝つ。ポガチャルよりも要所で勝った分印象深い。（30代男性）
- 活躍したというよりかは印象に残ったという選手。
ツール・ド・フランスのスプリントで2位に入った翌日の超級山岳逃げ切り勝利は見ていて意味が分からなかった。あの日は確かヴィンゲゴーが総合で抜け出しかけていたと記憶しているが、追走をかけていたモレマたちの後ろへ下がりヴィンゲゴーをアシストした上で勝利出来たのではないかとまで思った。
オリンピックのロードレースといい、世界選手権といい勝ちきれない印象がつき始めている気がする。勝ちきれない要因はロードレースへと順応しすぎてしまったことではないか。積極性が欠けているとは言わないが、先頭の押し付けあいをするファンアールトは見たくない。
来年は更なる活躍をすることを期待しています。（20代男性） - レースの勝ち方のバリエーションが異次元で、来年以降さらに楽しみなので（50代男性）
1位 タデイ・ポガチャル（7票）
- 「活躍した」ならポガチャル一択です。
もちろん、マチュー、ワウト、ログリッチなども素晴らしかったですが、ツール2連覇にリェージュとロンバルディア優勝と、シーズン序盤から終盤まで満遍なく頂点にいるのは凄すぎます。
東京オリンピック以外は「狙ったもの」を全て獲ったと言っていいのではないでしょうか。（30代男性） - 強すぎて向こう10年勝てる選手いないんしゃないかと思いました、、、。（30代男性）
- 途中からしか見てなくても、やっぱりポガチャルしかいない？ ワウトって言いたいところだけど、、、まぁベルギーらしいというか、サッカーと一緒だし。（50代女性）
- リエージュ、ツール、ロンバルディアを制し、その記録の際に引用されるのがエディー・メルクス！ツールの際立った強さだけでなく、ワンデーでも常に最善の選択をし、時に集団を完全に掌握してるかのような走り方も非常に印象的だった。（40代男性）
- ツール勝って、リエージュ～バストーニュ～リエージュ勝って、イル・ロンバルディア勝った選手にかける言葉は「バケモンかお前は」以外にあるでしょうか?（20代男性）
まずは誰よりも真の意味で「オールラウンダー」な異次元の走りを見せ続けていたワウト・ファンアールト。そしてツール・ド・フランスで圧倒的過ぎる強さとさらに同時にリエージュ～バストーニュ～リエージュとイル・ロンバルディアを制するというこれもまた異次元ぶりを見せつけたタデイ・ポガチャル。
強さという意味では間違いなく突き抜けていたこの2人が、今年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」1位を獲得。この2人は今年のUCIワールドランキングでも1位2位なので納得以外の何物でもない。
それでは上記5名以外に票を集めた選手たちとコメントを紹介していきます。
（コメントがない選手もおります）
マチュー・ファンデルプール（2票）
ヨナス・ヴィンゲゴー（2票）
- ヘイターやパデュン、メーダーなどの台頭が印象に残っていますが、1人選ぶならツールでサブエースの役割を完璧に遂行したヴィンゲゴー。（40代女性）
- 昨ツールでの雪辱を果たすべく、再びログリッチをエースに据え臨んだ2021年。
エース落車リタイアで意気消沈だったユンボを救ったのは間違いなくこの漢。
魚市場で働きながら走っていたというエピソードも加味して、今年最も印象に残った選手と感じました。（30代男性）
プリモシュ・ログリッチ（1票）
- オリンピックのTT勝利を現地で見て、その喜びが本当に印象的だったので。（40代女性）
リチャル・カラパス（1票）
- ツールに続く東京オリンピックでの金メダル獲得は、素晴らしいです。（40代男性）
ミケル・モルコフ（1票）
- ロードではスプリントのリードアウト役として有名ですが、そのリードアウトでキャベンディッシュの勝利に大きく貢献したので。あと、トラックのマディソンはオリンピックでも先日の世界選手権でもめちゃくちゃ強かったので。
ティム・デクレルク（1票）
- アシストを行っている選手を見るのが好きなのですが、特に彼があらゆるレースでプロトンの先頭に出て献身的に引き続ける姿が好きです。今年は特にツールでずっと平地を引いていたのが印象的でした。（30代男性）
トム・デュムラン（1票）
- 休止宣言と復活（40代女性）
皆さん本当に投票ありがとうございました！
４．特に面白かった記事
- UCIポイントでみるグランツールの成績発表が面白いです。客観的に振り返ることができなるほど感があります。また勝利をしていなくても実はポイントを稼いでチームに貢献している選手がわかるのも良いです。（40代女性）
- 「UCIポイントランキングで見る」シリーズがおもしろかったです。あまり触れられることの少ないように思えるUCIポイントを用いたランキングが、自分の思っていた選手の活躍した度合いと違っていて興味深いです。UCIポイントという「客観」と、自分がレースを観て感じた「主観」がずいぶんと異なる事が多くあって色々と気づくことがあります。（40代男性）
- グランツールのチーム別順位詳細（30代男性）
- チーム別&個人別UCIポインランキング。とても参考になります。（40代女性）
コメントなしの人も含め、多くの人がこの「獲得UCIポイントで見る」シリーズを挙げてくれました。作成には結構手間がかかるのですが、自分でも多くの気づきがあるこのシリーズ。
もしまだ見たことがない人がおられたらぜひ。
その他、個別のレース記事を挙げてくださった方も！ 非常に励みになります！
- ブノワ・コヌフロワ——「チーム・クイックステップ」を打ち破った、フランスの新たなる英雄（ブルターニュ・クラシック2021）（30代男性）
- 2021年のミラノサンレモは、読んでいてレースの感動がよみがえりました。（40代男性）
- ログリッチ三連覇への軌跡（40代女性）
- 世界選手権は距離が長いため勝利どころだけ見ようと思っていた自分には、珠洲さんの記事はとてもありがたかったです。あの記事があって初めてアラフィリップ含めたフランスチームの頑張りが伝わりました。（20代男性）
- 「注目選手」コーナー（20代女性）
- 毎回楽しく拝見してます。ありがとうございます。（50代男性）
- レースの分析（50代男性）
- 毎度レースのプレビュー記事の充実度に圧倒されています。（40代女性）
これからもよろしくお願いします！
５．各メディアの視聴閲覧状況
ブログでの企画ゆえにブログ読者が一番多いのはもちろんですが、今年から本格始動したnoteを結構読んでいただいていて恐縮です。
以下のようなお言葉も。
- レースレポートをアップするタイミングが早くて、それでいてかなり丁寧に書いてあるので毎回驚いています（30代男性）
- 楽しみにしていますが、グランツール毎ステージ更新は大変そうだなーと思いつつ拝見させてもらっていました。無理せず、続けていただきたいです。（30代男性）
- グランツールの裏で開催されているような小さな（？）レースの内容をフォローしてくださるので大変助かっています。（40代女性）
- どのレース記事も面白かったです。（50代女性）
- シクロクロスの記事を翌朝読んでいます。ロードレースよりマイナーなシクロクロスの記事が数時間後に上がっていて、プロ野球のナイトゲームを観てまた翌日にスポーツ紙でもう一度楽しんでいる日本のプロ野球ファンと同じような楽しみ方ができて感動しています。（40代男性）
- 毎度レースの詳細な分析有難うございます。（40代女性）
- 全レースを追いかけるには時間が少ない中でレースレポートはとても役立っています。生視聴していたレースも振り返りに使わせていただいています。（20代男性）
元々ブログだとできるだけ中途半端だったり簡素過ぎるものは避けようとする意識が働いてしまうのが良くないと思い、気軽に書けるものを、と思って始めてます。
それでステージレースとかも途中でステージを飛ばしたり最後まで書ききらないこととかもあって適当にやっていますしクオリティも気にしないようにしてますので、気軽に見てもらえたらと思います！
それでも結構喜んでもらえているコメントがあるのはとても嬉しいし励みになります。
りんぐすらいどれでぃおの方も、マイペースに続けていきたいと思います。ツールの予想回とかも評判が良かったのでそれは続けていきたいと思っていますし、こちらでもまた違った企画など考えていけたらと思います。
YouTubeも本当に自分が楽しむことがメインでやっていますが、いつもコメント下さる方とかもいて励みになっております！
なかなか更新が少なくて申し訳ないですが、また気ままにやっていきたいと思います。
６．フリーメッセージ
- 今シーズンは今までと違う意味でもお世話になり、本当にありがとうございました。
珠洲さんの素敵なコンテンツ、来シーズンも楽しみにしています。（30代男性） - ほぼ毎日、チェックしています。今後も、よろしくお願いします。（50代男性）
- 今シーズンもありがとうございました！ かれこれ僕がロードレースを見始めて3,4年は拝見させていただいていますが、こうしてアンケートに答えるのはこれが初めてです。
国内でこれほど質の高い情報を上げてくださる方もいないので、感謝しております。ロードレースファンの規模的にもなかなか収益という面では難しいところもあるかと思いますが、（完全なお節介ですみません）これからも楽しみにさせていただきます。（30代男性） - いつも良い記事を書いて頂きありがとうございます。選手を紹介する記事はどれも熱い感じが伝わってきて、またレースを見るのが楽しみになります。特にコヌフロアの記事はお気に入りで、読んでからはすっかり彼を応援するようになりました。これからも一読者として楽しく記事を拝見させて頂きます。（30代男性）
- 私も珠洲さんくらい魅力的な記事が書いてみたいですね。
特にガッツポーズ選手権は続けてほしいです。
来年はハンドル叩き選手権もお願いします。
（言っては見たものの、1位の選手じゃないうえ、ハンドル叩きはゴール映像から判断するしかなく、ノミネート自体が難しいですね・・・多分ほとんどスプリンターだろうし）これからも無理せず頑張ってください。（40代男性）" - いつも楽しみに見てます〜
来シーズンも待ちきれないですね！！（20代男性） - いつも楽しみに拝見しています。今年もお疲れさまでした！（40代女性）
- 2021年を振り返る記事でツール・ド・ラヴニールを取り上げてくださってありがとうございました。レースの展開としては今年いちばん熱かったので解説が読めて嬉しかったです（見ていて胃に穴が開きそうでしたが…）。（40代女性）
- もう少し頻繁に更新してもらえると嬉しいなぁ。いえ、無理は言いません。。。
（コスヌフロワがわりと贔屓されて嬉しいかも？）（50代女性） - 20年の春ごろウェブメディア、「サイクリスト」でのポッドキャスト特集で始めて「りんぐすらいどれでぃお」を知りました。アヤフィリップさんが出演されていた回を聴いたのですが、こんなに面白いものを発信している人がいるのか！と強く印象に残りました。それまではモニュメントとグランツールぐらいしか観戦していなかったのですが、「りんぐすらいどれでぃお」を聴き始めてからレース熱がモーレツに上がり、レースに関する情報を収集し始め、8月にレースが再開されるとほぼ毎日のようにレース観戦をしていました。11月にブエルタでレースが突如終わると急にさみしくなり、その年の第10ステージでファンになったワウトを追いかけてシクロクロスにも手を出しました。今年はほぼ例年通りのスケジュールで開催されたロードレースをシーズン当初から観戦する初めての年となりました。シーズンを通して観戦することで選手個々のストーリが繋がっていて本当にレースをより楽しめました。
さらに私にとって今年の大きなトピックがPCS game でした。シーズン当初は「こんなにたくさん予想できないなあ」と思っていましたが、初めてみるとのめり込んでしまい、毎日スマホでチェックしながらほぼ最後までやり切ってしまいました。初めて観るレースもたくさんあり、まったく予想が当たらないことだらけでしたが、ロードレースをさらに楽しむきっかけになっていました。 こういった事を経験できたのもロードレースの魅力を伝えてくれるりんぐすらいどのおかげです！！珠洲さん本当にありがとうございます！！今後もさまざまな情報発信楽しみにしています！！（40代男性） - これからもロードレースブログ界に燦然と輝く大エースでいらして下さい！
（アウトプットの多さと質にいつ寝ているか不思議になります。実は5人くらいいらっしゃるとか？）（40代女性） - いつも素敵な記事を、ありがとうございます。
これからも楽しみにしております。来シーズンもよろしくお願い致します！（30代男性） - いつもレースを詳細にかつ冷静な視点で分析して書かれた記事を興味深く読ませて頂いています。自分が見ていて感じたことが言語化される爽快感を感じます。一方、とても個人的な感情が溢れ出ている記事も大好きですので、思い切り好みに走った記事も期待しております！（40代女性）
- チーム別に戦略や監督を分析する記事を書いていただけるとさらに嬉しいです。（50代男性）
皆さん本当に温かいメッセージありがとうございます！
とくに最近ロードレースを見始めたっていう人が結構おり、その人たちの助けになっているところも色々あるということを知れるのは凄く嬉しいです。
自分も今から6年前、このロードレースについて興味をもったとき、とあるブログが凄く面白くて、それを参考に始めたのがこのりんぐすらいどでした（今はもうそのブログはサッカーとかが中心になってしまってはいますが・・）
今も、ロードレースに興味をもち始めた人にとって頼りになるブログである、というのは忘れないようにしたいと思っているポイントでもあります。
2022年も、その志を改めて念頭に置きつつ、より進化していきたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します。
それではまた、別の記事で！
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