ProCyclingManager2019 EFエデュケーション・ファーストプレイ。
今回は平坦ステージの第7ステージと、激しいアップダウンが繰り広げられる第8ステージをプレイしていく。
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第7ステージ ベルフォール〜シャロン=シュル=ソーヌ 230㎞(平坦)
第7ステージは、序盤はアップダウンがあるものの後半は完全なフラットステージとなっており、集団スプリント以外の可能性を有しないステージ。
実際のレースでもたった2人の逃げだけが生まれ、何の捻りもなく集団スプリントが巻き起こったこのステージ。見所がないということで、結果だけを表示させる「クイックシミュレーション」を使用した。
結果は以下の通り。
この世界ではユアンがとにかく強い。リードアウトトレインもボーラと共に機能している様子が見受けられる。
マイヨ・ヴェール争いも、一時期サガンに奪われていた首位を取り戻したユアン。このあとの山岳ステージでサガンがどれだけ稼ぎ取るかによってここは変わってくるだろう。
我らがEFエデュケーション・ファーストの面々も、セバスティアン・ランゲフェルトとローソン・クラドックの2人が40秒ほど遅れていたくらいで、あとは同タイムゴールと何の問題もなし。
第8ステージ マコン〜サンテティエンヌ 200㎞(丘陵)
※ゲームと実際のレースとでは距離や山岳ポイントの位置に若干の差異があります。
いよいよ問題のアップダウンステージ。山岳ポイントは7つ。ただしカテゴリのついていない厳しい登りはもっとあり、総獲得標高は第6ステージに匹敵する。
ゲームが提示する優勝予想もサガンやマシューズを加えつつも総合系のクライマーたちも名を連ねている。パンチャーが勝つか、クライマーが勝つか、判断の難しいステージだ。
実際には逃げ切りの可能性も濃厚、と踏む。
そこで、このステージの目標は2つだ。
- ベッティオルの山岳賞奪還
- マイケル・ウッズによる逃げ切り勝利を狙う
ウッズは第6ステージの落車によりタイムも失っているので丁度いいのではないか、との見立てである。
スタートから20kmほど、アタック合戦を繰り返してようやく26名もの大規模逃げ集団が確定する。タイム差も4分近く開き、しばらくはこの集団のままゴールを目指すこととなるだろう。
予定通り逃げ集団に入り込むことのできたベッティオルとウッズのほかは、カチューシャ・アルペシンがマルコ・ハラー、ダニエル・ナバーロ、イェンス・デブシェール、サイモン・スピラック、イェンス・ビエルマンス、エンリーコ・バッタリンの6名も入れてくるというなかなか見ない体制。
しかし今年、解散の噂が漂っており、このツールでも結果を出せなさそうな面子を連れてきている彼らにとっては、これくらい思い切った動きが必要なのかもしれない。ただ目立つだけでも。
ほかにもグルパマFDJのルディ・モラールやCCCチームのアレッサンドロ・デマルキ、トタル・ディレクトエネルジーのリリアン・カルメジャーヌ、アルケア・サムシックのエーリ・ジェスベールなど、実際のレースにも出場していてそこでも活躍を期待したい山岳逃げスペシャリストたちが揃っている。
これは本当に逃げ切りも考えられるかもしれない。
残り147km地点の最初の2級山岳(実際のレースでは残り149km地点の2番目の2級山岳)クロワ・モンマン(登坂距離6.1km、平均勾配7%)で、残り1kmを切ってからモラールとカルメジャーヌがアタック。
ウッズがベッティオルを牽き上げながらこれを追走する。
残り800mでウッズの背中から飛び出したベッティオルが、そのまま先行していたモラールを追い抜く。
これにて最初の2級山岳を先頭通過。
山岳ポイントも、首位のアスグリーンに1ポイント差にまで迫る。
続く2級山岳クロワ・ド・テル(実際のレースでは残り129km、登坂距離4.1km、平均勾配8%)でも、ウッズによるアシストを受けてウッズ、ベッティオルでワンツー通過。
これで再びベッティオルが山岳賞首位に返り咲いた。
そして3つ目の2級山岳――実際のレースではカテゴリのついていない登り――クロワ・パケ(登坂距離1.9km、平均勾配9.8%)でも、ベッティオルが先頭通過。
モラールとウッズが肩を並べながら2番手通過を争った背後で、カルメジャーヌが4番手通過する。
実際のレースでも、(位置は微妙に違えど)この前半の2級山岳3連戦では激しい山岳賞争いが繰り広げられることだろう。
有力選手は山岳賞首位のティム・ウェレンスと、同3位のクサンドロ・ムーリッセ、あるいはナトナエル・ベルハネあたりか。2位につけているジュリオ・チッコーネも本来はそこに加わりたいところだろうが、さすがにマイヨ・ジョーヌを着た選手を逃がすほど集団も甘くない・・・はず(昨年のファンアーフェルマートは逃がされたけれども)。
あとは、思いもかけぬ新たな挑戦者が入り込んでくるか。個人的にはゲーム中でも積極的に動いているカルメジャーヌに期待したい。
残り70km前後から始まる2級山岳クロワ・ド・パル(登坂距離4.9km、平均勾配7%)の登り辺りから逃げも集団もペースアップがかかり、逃げ集団からはベッティオルが脱落。以後はウッズが1人で山岳ポイントの収集と逃げ切りを狙って行くことに。
メイン集団でもランゲフェルトやフィニーといった平坦アシストたちが脱落し、いよいよ本格的な山岳勝負へと突入していく。
そして残り50km台の2級山岳コート・ダヴェーズ(登坂距離5.2km、平均勾配6.4%)の登りでは続いてローソン・クラドック、さらにはダニエル・マルティネスなども遅れ、プロトンの数自体も30名ほどに絞り込まれた。
逃げ集団もカルメジャーヌ、デマルキとウッズの3人のみに。
すでにメイン集団とのタイム差は1分40秒。
これは・・・さすがに逃げ切りは厳しそうだ。
最後の3級山岳(実際のレースでは残り12.5km、ボーナスクライムポイント)もウッズが先頭通過。
これにより、この日終了時点の山岳賞ランキングは以下の通りに。
さて、そんなこんなで先頭グループのウッズの操作にかまけていると、メイン集団で大きな動きが。
この3級山岳の登りで有力選手が次々とアタック。
オート操作で集団後方に位置付けていたティージェイ・ヴァンガーデレンらはこの動きに反応できず、分断された集団の後ろの方に取り残されてしまったのだ。
チーム総出で慌てて追いかける。
最後にはなんとか追いつき、タイム差なしでゴールすることがギリギリできたものの、肝を冷やしたし無駄に体力を消耗してしまったように思える。
これはすべて、第3ステージの悲劇の再演である。
結局、逃げ切りも難しいし、この先の本格山岳ステージでベッティオルの山岳賞ジャージを守ることも正直、難しい(今日も途中で脱落したし)。
となれば、この先も変に欲をかいて逃げ切りや山岳賞を狙うのは悪手と考えた方がよいだろう。
前待ちのための逃げは打つとして、基本的にはヴァンガーデレンの操作に集中し、彼の総合を守ることを第一優先、その他の選手も足を貯めることとする。
ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユの好走により、無謀とも思えてきた総合表彰台獲得も十分見えてきている今回の企画。
絶対に成功させるために、全力を尽くす。
ちなみにこの日のゴールだが・・・
勝った!と確信したバウケ・モレマ、早めに両手を挙げる。
が、まだゴールまで距離があった。
一気に加速してきたマイヨ・ジョーヌを着るクリス・フルームが、手を下ろしかけたモレマを追い抜いてわずかの差でゴールラインを切った。
あまりにも美しいやっちまったガッツポーズ。
でもさすがに実際のレースではあの状況で早めのガッツポーズはないでしょ・・・このあたりもうちょっとゲームの設定、考えてほしい(面白かったけど)
次回は第9ステージ。革命記念日の丘陵ステージだ。
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