自転車ロードレースシミュレーションゲーム「ProCyclingManager2019」を使用してツール・ド・フランス2019のコースを予習しつつティージェイ・ヴァンガーデレンで総合表彰台を目指す無謀なプレイ。
いよいよ第3週。アルプス3連戦を含めた最後の決戦の舞台へと突入する。
第2週終了時点での総合成績は以下の通り。
前回のプラット・ダルビ決戦にて油断からダニエル・マーティンとティボー・ピノの先行を許してしまった結果、総合3位から5位に転落したヴァンガーデレン。
果たして、この第3週でこれをしっかりと再逆転することができるか。
今日はまだアルプス本格突入の前段階。
南仏ニームから「アルプスの玄関口」ギャップへと向かう、移動ステージだ。
(※第16ステージは平坦ステージとなったため省略しております)
↓第3週のコース詳細はこちらから↓
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第17ステージ ポン・デュ・ガール〜ギャップ 200㎞(丘陵)
世界遺産ポン・デュ・ガール(ローマ時代の水道橋)の上からスタートするという、なんと豪華なステージ。
ゲーム内でもこれをしっかりと再現。実際の映像でもぜひ見ておきたい瞬間である(ただし日本語放送ではスタートはLIVEでは映らず、LIVEで見るならオンデマンド限定の英語放送を見るしかない)。
逃げは12名。
トニー・ガロパン、アダム・イェーツ、ジュリオ・チッコーネ、ヴァランタン・マドゥアス、リリアン・カルメジャーヌ、アレクサンドル・ジェニエ、ルディ・モラール、エンリーコ・バッタリン、マルコ・ハラー、ジェローム・クザン、サイモン・スピラック、ニコラ・エデという、実力派クライマーから逃げスペシャリストまで揃ったバランスの取れた逃げである。
実際のレースでは、逃げ切りも十分に考えられるステージ。
ただ、ゲームでは中々逃げは許してくれない。
残り20kmを切って、この逃げの全てを吸収。
残り13.7kmから始まる3級山岳コル・ドゥ・ラ・センチネッレ(登坂距離5.2㎞、平均勾配5.4%)の登りがいよいよ近づいてきていた。
本来であれば、総合争いが生まれるような余地のない小さな丘。
しかし、この日のヴァンガーデレンは、これまでと比較しても非常に調子がよかった。
しかも、狙っているのはEFエデュケーション・ファーストだけではなかった。
山頂の2km手前、9%の勾配が続く厳しいポイントで、セルヒオルイス・エナオの牽引に導かれながら、ダニエル・マーティンがアタックを仕掛けた。
これを、ウランと共に追いかけるヴァンガーデレン。
マーティンが山頂を先頭通過。
そしてそれに追随するヴァンガーデレン、ウランが先行し、フルサング以下メイン集団はそこから引き離されてしまった。
そのまま曲がりくねったダウンヒルを3人で全力疾走。
残り5kmを切って平坦が始まると、43秒後方のプロトンの先頭をサガンが牽引しながら死に物狂いで追走してくる。
最後は3人並んでのスプリント。
が、結局、ヴァンガーデレンは常にスプリントが弱い。
2人がかりでもマーティンに敵うことはなかった。
それでも、2位入賞。
そして、メイン集団を30秒引き離してのフィニッシュ。
獲得した合計の35秒で、デュムランも抜いて総合2位となったであろう。
って、あれ?
確かにゴールの瞬間では30秒の差がついていたはずなのに・・・全員同タイムゴール?
確かにこのゲーム、スプリントにおいてはある程度の秒差はなかったことにされる仕様ではあるが、その幅ってそこまで広いの? それとも力を使い果たして遅れかけていたウランが下がりすぎていた?
結果、総合成績でも総合3位デュムランとのタイム差をボーナスタイム分の6秒しか縮められず、総合4位に終わる。
残念だが、まあ、仕方ない。
ところで、ピノがさりげなくタイム失っているんだけどどうした? まさか最後の3級山岳で遅れた??
ということで、ゴール前残り9km地点にある小さな3級山岳で、意外と総合勢の動きも起こりうるステージ。
また、その先のゴールにおいて、このゲームではサガンとユアンが生き残って集団先頭を獲得。
実際のレースではユアンはそこまで丘陵適性を今ツールでは持っていないようなので難しいだろうが、サガンやマシューズ、ファンアーフェルマート、トレンティン、そしてコルブレッリあたりが、上位を争うステージとなりそうなシミュレーションとなった。
果たして彼ら登れるスプリンターたちが生き残り勝利を奪い合うか、それとも総合系クライマーたちが勝負を仕掛けるか、はたまた逃げ切りが決まってしまうか。
様々な可能性が残されたステージ、それがこのギャップである。
次回はいよいよ、アルプス3連戦の始まり。
200km、獲得標高5,000m超の際難関ステージが待ち受ける。
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