りんぐすらいど

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【PCM2019】CCCチームで「20勝」を目指す Part.6 ツアー・ダウンアンダー第6ステージ

自転車ロードレースシミュレーションゲーム「ProCyclingManager2019」で、今年「20勝」を目指しながら6勝しか果たせなかったCCCチームのリベンジを狙って行く企画の第6弾。

 

前回のコークスクリューでは総合勢からは遅れることなくゴールできたパトリック・ベヴィン。

第5ステージ終了時点での総合成績は以下の通り。

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3秒差のエリア・ヴィヴィアーニは本日の「ウィランガ・ヒル」で生き残るとは考えづらいため、実質的なライバルはオマール・フライレの17秒やクウィアトコウスキー以下の23秒。とくにメインとなるライバルたちは23秒差と見てよいだろう。

 

もちろん、ベヴィンも本日の「ウィランガ・ヒル」決戦でステージ上位に入れるとは思っていない。ステージ優勝を奪い取るトップクライマーたちに何秒か奪われることは想定したうえで、この23秒差をいかにして守ることができるか、がこの日のポイントである。

 

ステージ優勝者にボーナスタイム10秒を奪われることを想定し、許されるのはそれを差し引いた「13秒」。

ベヴィンは果たして、この「13秒」を守り切ることができるか。

 

※このゲームでは、Youtubeでも数多くの動画を配信しているBenjiNaesen氏の手掛けたMOD「WorldDB 2019」を使用しております。記事中には実際のレースと変わらないチーム名・選手名・レース名・バイクサプライヤー名・スポンサーなどが登場しますが、いずれもMODによるものが多く、実際の何もいれていない状態でのゲームとは異なる場合があることをご了承ください。

  

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第6ステージ マクラーレン・ヴェイル~ウィランガ・ヒル 151km(丘陵)

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序盤は海沿いの市街地を周回する平坦レイアウト。後半で郊外のウィランガ・ヒル(登坂距離3.1km、平均勾配8%)を2回登る。

基本的には最後の(2回目の)ウィランガ・ヒルですべてが決まる。1回目のウィランガ・ヒルでしっかりと足を残し、最後のウィランガ・ヒルでクライマーたちに守られながら、13秒を守り切るのがこの日の目標だ。

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ベヴィンのコンディションはやや悪い。なんとか耐え抜いてくれればよいが・・。

 

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逃げは6名。第2ステージでも逃げていたスラフテルや第4ステージでも逃げていたカミングス、また来年はEFエデュケーション・ファーストに移籍が決まっているネイルソン・ポーレスなど。

 

メイン集団はCCCチームとしてもコントロールすることなく、海沿いの美しい街並みを駆け抜けていく。

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正直、CCCチームとしては、逃げ切ってボーナスタイムを潰してもらったほうが嬉しい。

ただ、バーレーン・メリダやドゥクーニンク・クイックステップなどが中心となって集団を牽引。少しずつタイム差は縮んでいく。

 

 

やがて、残り25kmを切って、1回目のウィランガ・ヒルに突入。

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セルジュ・パウェルスにきっちりとアシストされながら、ベヴィンもしっかりと集団の先頭付近でクリア。

 

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逃げ集団ではウィランガ・ヒルの頂上手前でカミングスがアタック。

 

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山頂自体はカルロス・バルベロに奪われたものの、そのあとにアタック。

得意の独走を開始する。

 

 

そしていよいよ、残り3km。

プロトンが最後のウィランガ・ヒルに突入。

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残り2.4kmで、攻撃の端緒を切ったのはEFエデュケーション・ファーストのマイケル・ウッズ。
ここに、新人賞ジャージを着るイバン・ガルシアが追随する。

ベヴィンはデラパルテ、パウェルスの2人にしっかりと守られながら、遅れることのないようペースを上げていく。

 

 

残り1km。ウッズたちをかわし、エガン・ベルナルがアタック。

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目の前に逃げていたカミングスも迫り、捕らえられるのは時間の問題となった。

 

 

そして残り600mでトム・デュムランがアタック。

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パウェルスに守られていたベヴィンも、その状態のまま足をどんどん失って行く。

出力を下げてできる限り持ちこたえようとするも、厳しい。

 

そして・・・

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残り400mで脱落。

同時にカミングスがデュムランに捕らえられた。

 

 

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そのまま抜け出ていくデュムラン。ウッズによって発射されたサイモン・クラークがこれを追いかけるが・・・

 

 

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最後はデュムランがそのまま爆走。

2019年のウィランガ・ヒルを2017年ジロ王者が制することとなった。

直前までマイケル・マシューズが献身的な牽引を見せていた結果でもあった。

 

 

さらに、エガン・ベルナルも終盤にもう一度抜け出し、3位ゴール。

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これでボーナスタイムを獲得し、遅れたイバン・ガルシアから新人賞を奪うこととなった。

 

 

ベヴィンもなんとかこの位置でゴール。

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繋がってはいるように見えるし、なんとかなるか・・・?と思ったものの・・・

 

 

 

 

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なんと、デュムランとクラークと3位以降集団との間には15秒もの差が生まれていた。

 

 

 冒頭で述べたように、総合首位を守るために許されるベヴィンのタイム差は13秒。

 

すなわち・・・

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わずか2秒差で、総合逆転。
ツアー・ダウンアンダーらしいといえばそれまでだが・・・かなり、悔しい結果となってしまった。

 

これならば、途中のスプリントステージなどでも、もうちょっと頑張っておくべきだったのかもしれない。

 

 

ただ、やれるだけのことはやった。

勝利にはならなかったのは残念だが、十分に大きな成果を残したと言えるだろう。

 

 

 

ポイント賞ランキングは以下の通り。

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ここでも2位。悔しい。こここそ、第5ステージでもう少し粘るべきだった。 

 

 

続いて山岳賞ランキング。こちらも、最後にデュムランが奪い取った。

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新人賞ランキングでは、最終日までベルナル、ガルシア、ゴデュの同タイム首位という状態だった中で、最後にベルナルが抜け出した。これで2年連続新人賞。

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チームランキングではチェルニーが総合6位に入ったこともあり、CCCチームが首位に。1位が一つもないのはさみしいので、これは嬉しい。

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以上で、シーズン最初のビッグレース、ツアー・ダウンアンダーが終了した。

 

最大の目標は残念ながら達成できなかったが、それでも最初のレースとしては結構うまく立ち回れたとは思う。

 

 

目標の20勝中、現時点で3勝。

残り17勝。なんとか、目標達成を目指したい。

 

 

次回はカデルエヴァンス・グレートオーシャンロードレース。

今回のダウンアンダーと同じメンバーで、悔しさを晴らす雪辱戦に挑む。

www.ringsride.work

 

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