Class:ワールドツアー
Country:スペイン
Region:カタルーニャ州
First edition:1911年
Editions:100回
Date:3/22(月)~3/28(日)
3月初頭のストラーデビアンケに続き、「Jsports初登場」となるボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ。
日本語では「カタルーニャ1周」と呼ばれることもあるこのレースは、かつてはバスク1周と並び、重要なワールドツアーステージレースながら日本で見ることができない状態が長く続いていた。
しかしその後「黒船」DAZNがやってきてこれを放映。
ご存知の通りDAZNはすでに撤退してしまったものの、こうしてJsportsがこのレースの日本語実況解説付き生中継を行ってくれるようになったのは、全く影響がないとは言いきれないだろう。
今回はその喜びを胸に抱きつつ、もしかしたら生で見るのは初めてという人も多いかもしれないこのスペインのステージレースを詳細にプレビューしていく。
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コースについて
ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ、通称「カタルーニャ1周」は、その名の通りスペイン北東部カタルーニャ州を舞台にした7日間のステージレースである。
初開催は1911年。今年はなんと記念すべき第100回記念大会ということで、その歴史はブエルタ・ア・エスパーニャ(1935年初開催)よりずっと古い。
ピレネー山脈にもほど近いこのカタルーニャのレースは実に「山岳テイスト」の強いレースである。
ただ、今年は例年と違って、第2ステージに18.5㎞とそれなりの距離の個人TTが用意されている。
例年以上に多種多様なライダーたちによる激しいバトルが繰り広げられそうなステージ構成となっている。
第1ステージ カレーリャ〜カレーリャ 178.5㎞(中級山岳)
2012年以来、カタルーニャ1周レースの定番となっているカレーリャ発着ステージ。ただし細かなルートは年によって異なっており、昨年はトーマス・デヘントがプロトンを3分近く引き離した上で逃げ切っているが、今年はそれよりもより緩やか。
最高標高の1級山岳山頂は1,270mに達するが、ゴールはそこから56.1㎞先。
一応ゴール前17.1㎞地点に3級山岳が用意されているものの、登坂距離1.4km・平均勾配5.6%とそこまで強烈ではない。
こんなレイアウトにも関わらず過去スプリントによる決着が多く続いているのがカタルーニャの不思議。
同じようなレイアウトだった2017年にはダヴィデ・チモライがナセル・ブアニとクリスティアン・ズバラーリを打ち倒して勝利。2016年にはナセル・ブアニがベン・スウィフトとダリル・インピーを倒して勝利している。
今年はミラノ~サンレモで復活を感じさせる4位を記録したペテル・サガンが、ノケレ・コールス4位とすでにエース級の足を見せているジョルディ・メーウスのリードアウトを受けながら勝利するか、それとも2016年3位のダリル・インピーが今大会数少ないスプリンターの1人としてチームに勝利をもたらすか。
あるいは個人的には、今年のツール・ド・ラ・プロヴァンス第1ステージで4位に入っているクレマン・ヴァントゥリーニあたりが、そろそろワールドツアー初勝利を達成してみてもいいんじゃないかな?と思っている。
第2ステージ バニョラス~バニョラス 18.5㎞(個人TT)
ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャにおいては、実に11年ぶりとなる個人タイムトライアルである。その11年前の2010年の個人タイムトライアルはわずか3.6kmの短いTTであったため、総合に大きな影響をもたらす中距離以上の個人TTとしては2007年以来となる(なお2017年には41㎞のチームタイムトライアルがこの同じバニョラスを舞台として開催されてはいる)。
元世界王者のローハン・デニスはもちろん優勝候補の1人だが、先日のパリ~ニースで開催された個人タイムトライアルでは、このデニスをフランス王者のレミ・カヴァニャや若きアメリカ人オールラウンダー、ブランドン・マクナルティが破っている。
さらに言えばティレーノ~アドリアティコでも安定感抜群のTT能力を発揮したジョアン・アルメイダも注目すべき選手。
彼らオールラウンダー系のTT巧者たちに対し、ヨセフ・チェルニーやチャド・ハガといった純粋なTTスペシャリストたちがどこまで食い下がれるかに期待だ。
また、昨年のブエルタ・ア・エスパーニャで驚異のTT能力を見せつけたヒュー・カーシーが、この日も力を見せてくれるかも? ただちょっとカーシーにとってはさすがに平坦すぎるか・・・。
第3ステージ カタルーニャのオリンピック運河~ヴァルテ2000 203.5㎞(山岳)
1992年バルセロナオリンピックのカヌー競技用に作られたカステイダフェルスの「オリンピック運河」をスタート。
そのフィニッシュ地点はカタルーニャ1周ではお馴染みのスキー場「ヴァルテ2000」の山頂フィニッシュである。
登坂距離11km、平均勾配7.6%の本格山頂フィニッシュは2013年にナイロ・キンタナが、2014年にティージェイ・ヴァンガーデレンが優勝しており、2年前の前回大会においてはアダム・イェーツが勝利している。
きっかけを作ったのはイネオス(当時はスカイ)トレイン。
ジョナタン・ナルバエス、セバスティアン・エナオ、パヴェル・シヴァコフ、イバン・ソーサの順に作られたこの強力な山岳列車によって残り6㎞の時点で先頭集団が12~3名に。アレハンドロ・バルベルデもこのタイミングで脱落してしまう。
そして残り5.4㎞にエガン・ベルナルが強烈なアタックで抜け出し、キンタナがそこにすかさず食らいつく。しかしキンタナはバルベルデが後方にいることを理由に前を牽こうとしないためペースダウン。
ここでアダム・イェーツが追いついてきて残り2.6㎞でミゲルアンヘル・ロペスとダニエル・マーティンも合流した。
最後は5名での小集団スプリント。先駆けしたダニエル・マーティンをかわし、パンチ力のあるアダム・イェーツがこれを制した。
今年はこのイネオス最強トレインをアダム・イェーツが自らのものとして挑むことに。
むしろチーム内ライバルが多く、本当にアダムがエースで走れるかどうかは不明だが、UAEツアー総合2位の素晴らしい走りを見せている彼には十分チャンスがあると言えるだろう。
もちろん、ドゥクーニンク・クイックステップのジョアン・アルメイダ、昨年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位のヒュー・カーシー、先日のティレーノ~アドリアティコのクイーンステージで唯一ポガチャルに食らいついていた男サイモン・イェーツ、そしてこちらもエースばかりで誰が行くのか予想が難しいユンボ・ヴィスマの中から・・・そろそろエースとしての活躍も期待したいセップ・クスなど、注目の選手はあまりにも多すぎる。
第4ステージ リポル~ポルト・アイネー 166.5㎞(山岳)
シンプルなレイアウトだった第3ステージと比べ、より激しい山岳ステージとなるのがこちらの第4ステージ。
スタート直後から1級山岳の登りを登らせ、レース後半には超級カント峠(登坂距離25.7km、平均勾配4%)と最後は超級ポルト・アイネー(登坂距離18.1km、平均勾配6.6%)が立て続けに登場する。
後半のレイアウトは2016年のボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ第4ステージと酷似しており、そのときは2つの超級の間にもう1つ1級山岳エンビニー峠が用意されていたがそれは今回取り除かれている。
2016年はトーマス・デヘントによる見事な逃げ切り勝利が決まっている。今年は当時よりもさらに逃げ向きとも言えるレイアウトのため、今回もまた、強力なクライマーが逃げ切り勝利を決めてくれるかもしれない。前日の第3ステージでタイムを失った総合系ライダーにとってはチャンスだ。
総合勢ではアルベルト・コンタドールとナイロ・キンタナ、リッチー・ポートによる激しいバトルが繰り広げられ、最後位はキンタナがコンタドールを振り切って区間2位。その年の総合優勝に王手をかける形となった。
あれから5年。随分と周りを取り囲む状況は変化したが、キンタナは今年もエースとしてこのカタルーニャに臨むことができている。
今年ここまでの調子は決して万全ではないものの、2010年代を代表する存在であった彼の、「第2章」を輝かせることができるか。
第5ステージ ラ・ポブラ・デ・セグール~マンレザ 201.5㎞(中級山岳)
2012年ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャの第5ステージでも使用されたマンレザのフィニッシュ。そのときと終盤のレイアウトはほとんど変わらないようだ。
すなわち、ゴール前26.5km地点に用意されたモンセラート(セラト山)。その中腹に位置する峠へと向かう登坂距離7.6km・平均勾配5.5%の登り。その山頂を越えたあとも少し登ったりはするものの、その後は20㎞弱の長いダウンヒルを経てのフィニッシュとなる。
2012年当時は総合勢を含む30名弱の中規模集団でのフィニッシュ。勝ったのは当時ソール・ソジャサンに所属していたジュリアン・シモン。現在はチーム・トタルディレクトエネルジーで走る彼は、今回のスタートリストの中にはチームごと含まれていない。
序盤から登りが多く、ラストも山頂フィニッシュではないということで、非常に逃げ向きのステージ。デヘントはもちろんだが、総合を狙わないのであればマルク・ヒルシやルイスレオン・サンチェス、ジャンルーカ・ブランビッラなども注目すべき選手と言えそうだ。
個人的にはグルパマFDJのアッティラ・ヴァルターにも注目したい。昨年はCCCチームに所属していたネオプロ2年目のハンガリー人。2019年のツール・ド・ラヴニールでは区間1勝しており、昨年は地元ツール・ド・ハンガリーで総合優勝のほか、ジロ・デ・イタリアでも総合27位と悪くない(セストリエーレ峠のステージでも区間9位)。
2年目というのは覚醒するのにちょうどいいタイミング。期待しても良いのではないだろうか。
第6ステージ タラゴナ~マタロ 194㎞(丘陵)
マタロの街の名前は、過去4年のボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャのいずれにおいても登場してきてはいたが、いずれもスタート地点としてである。フィニッシュ地点として選ばれるのは実に39年ぶりだという。
当時の勝者はカタルーニャで計8回ステージ優勝を経験している男、ヨハン・ファンデルヴェルデ。ツールとジロでもそれぞれ3回ずつ区間優勝し、ジロのポイント賞を3回。そのうえでこの1982年にはツール・ド・フランスで総合3位に入っているとか・・・なんという男だ。
見た目だけでは非常に山岳にまみれているように見えるが、実際標高だけ見てみるとそこまで厳しいレイアウトではないことはわかる。「中級山岳」ではなく「丘陵」カテゴリであるのはそういうわけで、これくらいのレイアウトならば、カタルーニャに来るようなスプリンターたちは普通に集団スプリントで決着をつけそうではある。
とりあえず第1ステージで好成績を出した選手に注目をしておくべきか。ジョアン・アルメイダとかがその中で普通にスプリントに参加して、ボーナスタイムを得てしまいそうではあるけれども。
第7ステージ バルセロナ~バルセロナ 133㎞(中級山岳)
毎年恒例の「モンジュイックの丘」周回コースで繰り広げられるカオスなステージ。前回大会の2019年においてはアルデンヌ・マスターのダヴィデ・フォルモロが逃げ切り勝利。
一方のメイン集団では総合12位のサイモン・イェーツが2度に渡るアタックを経て抜け出し、そこに総合2位のアダム・イェーツが後から合流。
世界で一番危険なデュオによるタンデムエスケープが開始された。
残り20㎞で先頭独走中のフォルモロとのタイム差は1分に迫り、総合リーダーのミゲルアンヘル・ロペスを含む集団とこの「グループ・イェーツ」のタイム差は30秒以上に広がった。
結果、バーチャルでアダム・イェーツが総合逆転。
しかし、残り2周(残り14㎞)を過ぎてついにサイモンが脱落。メイン集団にも一度脱落していたアスタナのチームメートたちが復帰し、全力牽引。
そこからはロペスが自らアタックし、集団から抜け出すことはできなかったものの、牽制することなくひたすらペースアップを繰り返し続けていた。
その結果、タイム差は再び30秒以内に。
最終的にはラスト4㎞での総合3位エガン・ベルナルのアタックをきっかけに抜け出したロペス、キンタナ、エンリク・マスがついにアダムを捕まえ、のちにマスは飛び出して区間2位。それ以外のメンバーは一塊のままフィニッシュを迎えた。
前日までのタイム差次第では十分に総合逆転劇も演じられうるポテンシャルを秘めたこの最終ステージ。白熱の戦いは十分に期待できるだろう。
ただし、このステージは落車も多く深刻な怪我を負う事例も過去に何度か起きている。2018年には当時総合2位だったエガン・ベルナルが落車し、リタイア。2019年には総合8位のロマン・バルデや総合10位マルク・ソレルなどがレースを去ることとなった。
今年も落車には十分気を付けてもらいたい。とくにこの先のクラシックシーズンやジロ・デ・イタリアに影響を及ぼすような事態には決してなってほしくはないものだ。
注目チーム・選手
イネオス・グレナディアーズ
A 💯 lineup for #VoltaCatalunya100 pic.twitter.com/p37qOxINRp
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) March 19, 2021
2019年大会の総合2位アダム・イェーツは、今年もUAEツアー総合2位と絶好調。しかも、2019年大会の総合優勝者ミゲルアンヘル・ロペスも、UAEツアー総合優勝者タデイ・ポガチャルも不在。となれば、アダムのチャンスは大きいはずだ。
問題となるのは、2019年大会にはなかった個人TTの存在。アダムも決して「苦手」とまでは言わないだろうが、TTを武器にできる選手ではない。
その意味では、アダムよりも適性のある昨年ブエルタ総合2位リチャル・カラパスやゲラント・トーマス、そしてパリ~ニースでは第1ステージで落車リタイアしてしまった昨年ツール総合3位リッチー・ポートの方が向いている気がする。
しかし本当にこのチーム、一体誰がエースとして走るのか・・・? 元々「誰もがエース」というチームではあったが、今年はどのエース級も決定的な実力を発揮できておらず、非常に不透明である。
というより、今年のイネオスのロースター戦略を見ていると、なんだか「レースの状況を見ながらグランツールのエースを最終確定する」という方針のように思えてくる。
個人的には、アダム・イェーツにも頑張ってほしいものの、現状安定感という意味ではリチャル・カラパスに軍配が上がるような気がする。しかし彼も今回のカタルーニャが今シーズン初レースのため、未知数なのが否めない。
ちなみにアシストもローハン・デニス、ジョナタン・カストロビエホ、ルーク・ロウと究極的に豪華。
だが、それにもかかわらず、なんだか不安を感じてしまう・・・それがシーズンここまでの走りを見てきた中での、このチームに対する正直な感想である。
チーム・ユンボ・ヴィスマ
“All three of our leaders will be able to go for their chances and try to achieve the best possible result in the general classification”💪🏼
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) March 21, 2021
Read more🗞 https://t.co/ZL2XORU6Pi
このチームも「エース乱立」である。一応エースナンバーはジョージ・ベネットであり、今年ニュージーランドチャンピオンジャージを着る彼は確かに調子は悪くないとは思われる。
しかしTTも含めた安定感という意味では今年のパリ~ニースでセカンドエースの立場でありながら第7ステージ終了時点で総合8位だったステフェン・クライスヴァイクは捨てがたいし、山岳での爆発力においてはUAEツアーでも強さを見せていたセップ・クスが最強であるとも感じられる。
プリモシュ・ログリッチという絶対のエースがいない以上、この3人は正直立場的には対等だと思われる。果たして、誰がいく?
ジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
上記2チームが「誰がエースかわからない」という状況の中で、一番安心して予想できるのがドゥクーニンクの絶対エース、ジョアン・アルメイダである。
昨年のジロ15日間マリア・ローザ着用だけじゃない。今年もUAEツアーでタデイ・ポガチャル、アダム・イェーツに続く総合3位に、ティレーノ~アドリアティコ総合6位。個人TTでもポガチャルに匹敵するほどの安定感を誇り、今大会でもその点で有利に進めてくれることだろう。
チームとしても、スプリントにリソースを割かなくてよいレースだけに、かなり本気の体制でアルメイダをアシストする。すなわち、昨年ジロ総合9位で今年のUAEツアー総合10位のセカンドエース、ファウスト・マスナダに、昨年ジロ・デ・イタリア総合14位に今年のトロフェオ・ライグエーリア7位のジェームス・ノックス、そして「アラフィリップの右腕」ことドリス・デヴェナインス。
平坦アシスト要員としてもレミ・カヴァニャ、ヨセフ・チェルニー、ピーター・セリーと盤石の構え。
「船頭多し」なイネオスとユンボよりも、もしかしたらチーム総合力は上かもしれない。アルメイダの初のステージレース総合優勝も・・・決して夢ではない(というか彼、実はステージ優勝もまだ経験していないのか・・・!)
ブランドン・マクナルティ(UAEチーム・エミレーツ)
現在覚醒中のアメリカ人オールラウンダー、ブランドン・マクナルティ。TT能力も含めた総合力でいうと、もしかしたらセップ・クス以上の逸材かもしれない。
パリ~ニースでは第5ステージ終了時点では総合3位。そのままクイーンステージでどこまで走れるのか、期待していたところだっただけに残念。
その総合3位の秘訣となったのが第3ステージの個人TTであり、14.4㎞とそれなりの距離ながら、プリモシュ・ログリッチに対して3秒遅れの区間4位という素晴らしい成績を叩き出した。このときクライスヴァイクには11秒、ジェイ・ヒンドレーには53秒差をつけている。
もちろん、山岳ステージでの能力はまだまだ未知数なところがある。山岳ステージの厳しさが今シーズンここまでで最も高いと思われるこのカタルーニャで、TT能力だけで乗り切るにはさすがに厳しいところはあるだろう。
それでも可能性を信じてみたい。
マルク・ヒルシ(UAEチーム・エミレーツ)
昨年最も目立った活躍した男の1人。年始の突然のチーム変更は大きな話題を呼んだが、その後、UAEツアーやパリ~ニースで初レースを走るという噂が出ながらも結局はこのカタルーニャでの初レースとなった。
そこに何か不穏なものを感じなくもないが・・・大丈夫だろうか?
とはいえ、彼に期待したいのは総合ではない。得意のパンチ力を生かした山岳逃げやアルデンヌ系ステージでの勝利。
となれば、第4ステージや第5ステージでの逃げ、あるいは前回大会で同じくアルデンヌ系の一流ライダーであるフォルモロが勝った「モンジュイックの丘」最終ステージでの勝利などに期待したい。
ある意味、ここからが重要。極限にまで高まった期待と注目とに、しっかりと応えられる走りがどこまでできるのか。見届けていこう。
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