11月3日付の記事「ガッツポーズ選手権 写真で振り返る2018年シーズン(前編) - りんぐすらいど」「ガッツポーズ選手権 写真で振り返る2018年シーズン(後編) - りんぐすらいど」にて投票していただいた全54票を集計しました。
多くの皆様の投票、本当にありがとうございました!
今回は1位~3位まで選んでいただき、それぞれ3~1ポイントが入る仕組みとなっておりました。
その合計ポイントを集計し、上位5つのガッツポーズを発表したいと思います。
果たして、今年最も多くの感動を集めたガッツポーズは・・・!?
(その他アンケート項目については次の記事で扱います)
結果発表(コメント付)
第5位 ペテル・サガン(パリ~ルーベ)
- 感情が爆発してる感じがいい(20代男性)
- 珍しいサガンの雄叫びがとても印象的(30代女性)
- 今までの不運を吹き飛ばすような気持ちのこもったガッツポーズだったから(20代男性)
- サガンらしからぬサガンらしさが全面に現れている(20代男性)
- 記事にも書かれていましたが、いつものサガンとは違って雄叫びを上げるような、心底嬉しさを爆発させたガッツポーズに、生で見ていて鳥肌が立ちました。やっぱりサガンはかっこいい!(30代男性)
- 「サガンはクラシックでは勝てない」と言われ続けてきた重圧を跳ね返した勝利だったから。こんな感情を爆発させるサガンを初めて見たから。(20代男性)
- サガンが好きだから‥‥彼らしくない本能的なガッツポーズだから。(30代男性)
合計:27pt
1位:5票(15pt) 2位:4票(8pt) 3位:4票(4pt)
やはり感情の爆発を理由に挙げるコメントが多かった。 実際、フランドルの勝利ですら余裕に満ち溢れた姿を見せていたサガンが、これほどの表情を見せるなんて・・・それだけ、これまでのルーベでの悔しい思いが積み重なっていたのだろうし、またディリエの存在が驚異でもあったのだろう。
毎年常に違った驚きを僕たちに与えてくれるサガン。来年は一体、どんなサプライズを提供してくれるんだろうか。
第4位 ゲラント・トーマス(ツール・ド・フランス 第20ステージ)
- 大会中ずっとフルームとの関係ばかり気にされていたなか、ゴール時に感情が大爆発していたのがずっと印象に残ってます。一瞬スリップしかけたシーンも忘れられない。表彰台のスピーチは見てて泣きました。(20代男性)
- 大きなプレッシャーの中で懸命に走ってきたとこが感じられたから(20代男性)
- トーマスの感情爆発のガッツポーズ、大好きです。特にアルプデュエズのフィニッシュシーンが(20代男性)
- トーマスの今までが報われたガッツポーズだから(10代男性)
- ずっとクールに走ってきたGが、最後の最後貯めに貯めてきた感情を爆発させたTTでのガッツポーズ。すごかった。(30代男性)
- マイヨジョーヌを決めた瞬間、今まで溜まっていた感情が爆発した瞬間だから。今思い出しても鳥肌が立ちます。(30代男性)
- ここ数年のトーマスの境遇、ブレイブフォードの問題や去年のジロを知っているのでこのガッツポーズは我が身のように嬉しい(20代男性)
- マイヨジョーヌをほぼ確定させた喜びを爆発させた姿に感動(30代女性)
- リアルタイムで観ていましたが、今まで抑えに抑えていた感情が抑えきれなくなって溢れ出た感じが出ていて私も感慨深かったです。この時、既に無線で勝利を確信していて、感情の昂りを抑えて追い込まないように走っていたという記事を見て、なるほどそれであのようなガッツポーズが出たのだと納得しました。(30代男性)
- 普段はシニカルな発言が魅力のトーマス。この時ばかりは勝利を目指してきた男の心の奥からの感情があふれ出た。彼の素の瞬間が垣間見れてこちらも感動した。(50代女性)
- TTバイクでバランスを崩すことなく両手を離すのは難しいので、芸術点が高いですね(20代男性)
- 今年の1位はこれしかないでしょう。アルプスで連勝したときのものも最強の証明として印象的ですが、その強さの裏に込められた苦しみや辛さなど、このツールを通してGの中に溜め込まれた感情が全て詰まったような渾身のガッツポーズ。今年を振り返ったとき真っ先に思い浮かぶ光景です。(20代男性)
合計:31pt
1位:5票(15pt) 2位:6票(12pt) 3位:4票(4pt)
昨年も人気だったトーマスのガッツポーズ。彼はその気持ちの出し方が見ていて気持ちいのだ。あとは苦労人的な境遇が・・・。また、普段のシニカルさとは裏腹というのもポイントが高かっただろう。
コメントにもあるが、ラルプ・デュエズや第11ステージでの勝利など、他のステージでのガッツポーズも捨てきれず、このTTのガッツポーズにするかどうかは最後まで迷った。
そんな感想が溢れる中、「バランス崩すことなく両手を話すのは難しいので、芸術点が高いですね」というコメントの冷静さ(笑) でも、確かに・・・!
第3位 ヴィンツェンツォ・ニバリ(ミラノ~サンレモ)
- 誰もが集団スプリントを予想する中、鮮やかな逃げ切りで勝利を収めたことが印象的でした(20代男性)
- ガッツポーズと言われて、最初に思い出したポーズはこれでした!あの冷静沈着なニバリが、感情を爆発させたガッツポーズを繰り出したこと、綺麗なY字で飛型点も高いです。(30代男性)
- このゴールシーンは色んな角度から映されていて、ニバリの背後から映した映像でギャラリーも歓喜に沸いていたのが凄く心に残っています。イタリア中が祝福したガッツポーズでしょう。(40代男性)
- 写真から滲み出る圧倒的「勝者」感。背景になってしまった一流スプリンター達の足掻きがより一層ニーバリを引き立ててますね!(20代男性)
- イタリア人感激!って感じが好き(40代男性)
- スプリンター達が追い迫る中、逃げ切るシーンが好きです。ワライスと悩んだけど、単騎逃げに持ち込んだのと、モニュメントであるミラノ・サンレモで逃げ切ったニバリに1票。(40代男性)
- 追いすがる後続集団を背景に、勝利の喜びと、全力を出し切った疲労感がこもったポーズ(30代男性)
- 後ろから迫り来る時の逃げ切りはかっこいい(30代男性)
- ニバリの10年越しの歓喜が現れているから(10代男性)
- 0秒差の劇的な逃げ切りポーズが美しい(20代男性)
- ロードレースの美しさを体現したような勝利でした。ほんの僅か後方に迫る集団。他の偉大な王者たちと比べても、何が突出しているということもなく時に軽んじられることもあるニバリですが、時折こういう奇跡のような勝利を見せてくれる。このゴールシーン、後ろから撮られた絵がお気に入りです。(女性)
- サガンが好きだから‥‥彼らしくない本能的なガッツポーズだから。(30代男性)
- オシであることと、ドキドキハラハラの後の夕日に照らされた姿が素敵です。(30歳女性)
合計:32pt
1位:4票(12pt) 2位:8票(16pt) 3位:4票(4pt)
なんとトーマスとはわずか1ポイント差! ギリギリの戦いを制して3位となった。
追いすがる後続集団との組み合わせ、夕日との組み合わせがポイントを高くしたようだ。「後ろから撮られた絵」の方を評価する人も多かった。
ニバリはイタリア人ファンからの愛が大きいのも特徴的。ロンバルディア、サンレモ、そしてジロ・デ・イタリアという、イタリア人にとって最も価値の高い3つのレースでしっかりと勝っている最強のイタリア人であることに加え、その人柄にもあるのだろう。
もういい加減いい年になるけれど、来年もまた、沢山でなくても良いから、感動的な勝利を期待しているよ。
第2位 アレハンドロ・バルベルデ(UCI世界選手権 エリート男子ロードレース)
- ありとあらゆるレースの中で唯一勝てなかったビッグタイトルの世界選手権を手に入れた勝負強さ。これも選ばない訳にはいきませんでした。(20代男性)
- 初のアルカンシェルでとても驚いた表情をしていたのが印象的だから。(10代男性)
- 2009年からのバルベルデのファンです。やっと掴んだタイトル!(20代男性)
- バ師匠がアルカンシェルを着る日が来るとは予想外!(20代女性)
- 実はバルベルデと同い年(38歳)の私。この年で世界チャンピオンという偉業に心から祝福を。ガッツポーズもさることながら、ゴールあとの彼の姿にうるっときた。(30代男性)
- ニバリ・デゲンコルブと相当悩みましたが、やはり一番印象深いのはバ師匠でしょう。同い年の私は感動の涙を流さざるを得なかった。アラフォーの星です。(30代男性)
- 今年はやっぱりこれかと(40代女性)
- トーマスとものすごく迷ったんですけど、勝った瞬間の刹那を切り取るならばこちらかな、ということで。ベテラン選手というものは時として「若い才能に負けるのが最後の仕事」なんて言われたりもするもので、それは真実でもあるのですが、ベテラン当人にそういう心構えでいてほしくない。最後のその瞬間まで若いのを叩きのめす気概を持っていてほしい。そのあたりのバランスが最高ですね、この人は。(女性)
- この日をずっと待っていたような気がするから(50代男性)
- バルベルデがここまで感情を爆発させたところは見たことがないですね(20代男性)
合計:34pt
1位:4票(12pt) 2位:7票(14pt) 3位:8票(8pt)
2位~4位は実に激戦だった。そもそも、3位ニバリには、1位投票+2位投票の合計数では負けている。ただ、ニバリの2倍の3位得票数を獲得したことで、この位置につけることができた。この、1位は取れないけれど2位と3位は沢山取って最終的な順位で上に行くというのは、現実のバルベルデの勝ち方にも近い気がする・・・。
これも普段の彼からは意外なくらいな感情の爆発に好感をもった人は複数名いた。また、幾度となく挑戦し続けてやっと手に入れた世界王者、というストーリーへの感動も多かったようだ。年齢が近い人たちからの共感の声も多かったのが他の選手にはない特徴。実際、38歳とは思えない活躍だったよね、今年も。
本人も40歳、東京オリンピックの年まで本気で頑張ることを宣言している。来年もまだまだ、現役バリバリの走りを見せてくれるはずだ。
第1位 ジョン・デゲンコルプ(ツール・ド・フランス 第9ステージ)
- デゲンコルプという男の物語が詰まった一枚。(20代男性)
- 「実質」パリ~ルーベ2勝目。プロ選手としての絶頂期に掴んだ栄光街道を大事故によって絶たれ、長い困難の果てに掴んだ勝利。選ばないわけにはいきませんでした。(20代男性)
- 両手を上に突き上げるデゲンコスタイルのガッツポーズが好きです(20代男性)
- やはり怪我からの復帰を決定付けた勝利だったかと。しかもそれがほぼパリ~ルーベと言うべきコース。渾身のガッツポーズ。泥だらけの勝利に戦う漢の姿を見ました!(40代男性)
- このステージでは序盤にポートが落車リタイアの憂き目を見たこともあってGVAを応援していたので、正直デゲンコルプの復活を心からは喜べなかったのですが、あの大怪我からの復活に対して自分なりに敬意を払おうとこの順位に選びました。(20代男性)
- 喜びがひしひしと感じられるガッツポーズ、好きです。(20代男性)
- 溜まっていた感情が爆発したような表情から、それまでの苦労がしのばれる(30代男性)
- これぞ勝利の雄叫びってところです(40代男性)
- 勝利の瞬間叫びました。感動的だった。(30代女性)
- 苦しい時期を長く過ごした末の大きな勝利だということがひしひしと伝わってくるシーンだったから。(40代男性)
- 不運な事故による大怪我以降、あれだけ勝ててたクラシックで納得できる成績が挙げられていなかったので、感極まるものがあったのだと感じました。(30代男性)
- 交通事故後の涙の復活が、TDFでのルーベステージだなんて‼︎(40代男性)
- この選択肢しかなかった。彼を知っている人であれば誰もが嬉しい勝利ではなかろうか。彼のガッツポーズを見たとき思わず拳を握りしめていた。おかえり!ジョン!(30代男性)
- 辛い時期が長かった分、心惹かれるものがあったから。(30代男性)
- "ひどい落車などで見るのが辛くなることの多かった今年のツールで最も感動したステージでした。長い長いトンネルの末の大きな勝利。これは選ばざるを得ないです。(女性)
- あの事故がなけれは、サガンなどとバトバチのバトルが繰り広げられていたんだろうな〜と思っていた所でのこの勝利。表彰式での姿も含め記憶に残るガッポーズだと思います。(30代女性)
合計:50pt
1位:11票(33pt) 2位:7票(14pt) 3位:3票(3pt)
ただ一人、2桁の1位得票数を誇り、圧倒的な大差で1位を獲得した。
それも納得。とくに、2015年までの破竹の勢いと、そして2016年初頭の事故を知っている人であれば(また、さいたまクリテリウムにやってきた彼を目の前で見ていた人たちならば)、このガッツポーズに込められた思いへの共感は計り知れないものがあっただろう。情熱のこもったコメントが非常に多かった。なかには、ヴァンアーヴェルマートを応援していたのに敬意をこめて投票してくれた人も。すごい。
この勝利を「復活」と期待したくなる気持ちもあるものの、そう簡単にはいかないだろうことは予想がつく。それでも、この日、ヴァンアーヴェルマートとランパールトという2人の強力なベルギー人を相手取り決して前を譲らなかった力強いデゲンコルプのスプリントは、これからもずっと彼を応援し続けたくなる気持ちにさせてくれた。
だから、コメントの中の言葉を僕も使わせてもらう。
「おかえり! ジョン!」またその強さを僕たちに見せてくれ。
「その他」で投票されたガッツポーズたち
クリス・フルーム(ジロ・デ・イタリア 第19ステージ)
- あの衝撃的なレース内容からのガッツポーズなので感慨深い(40代男性)
- 今年はやっぱりこれかと(40代女性)
やはり今年最も衝撃的なレースだったといえるこの日、勝ち取ったこの笑顔のガッツポーズは印象に残った人は多かったようだ。
そもそもフルームのガッツポーズはいつも魅力的だ。普段は冷静で紳士的な表情の多い彼が、勝利の瞬間だけは無邪気な青年に戻るように見える。両手を目一杯広げ、歓喜を全て取り込もうとするかのようなその姿は、最も純粋なガッツポーズの原型に近いようにも思える。
マッテオ・トレンティン(ヨーロッパ大陸選手権 男子エリートロードレース)
- シーズン前半あまり良い結果を出していなかった中での優勝だったので、とても感動的だったから。(10代男性)
昨年ブエルタ4勝を挙げ、パリ~ツールも2勝目を飾ったことで、トップスプリンターの一員となっていたトレンティン。しかし移籍直後、総合系を目指すチームの中で、なかなか勝利どころかTOP5にも入れない状態が続いていた。
その中での、ヨーロッパ王者という栄光を掴み取ることのできたトレンティン。結果として年間勝利数は2に留まったものの、このビッグタイトルと特別ジャージは彼に自信をつけさせることは十分にできただろう。
しかし・・・この絵は凄いな。広げた両腕の下に収まるようにして、マチュ―・ファンデルポールとワウト・ヴァンアールト。シクロクロスの2大巨頭。次の時代を感じさせる1枚である。
ジャスパー・ストゥイヴェン(ビンクバンクツアー 第4ステージ)
- ガッツポーズ自体というより勝ち方が印象に。ペデルセンの絶妙なアシストからストゥイヴェンのロングスパート。最強でなくても勝てる美しい勝利。(30代男性)
ストゥイヴェンも、なかなか「最強」になり切れない男である。しかし、こうやって仲間と協力し合うことができれば、ユワンやスティバールといった強豪を下し、勝利を手に入れることができる。実にロードレースらしい勝ち方だった。「最強でなくても勝てる美しい勝利」は、自分も好きなシーンの1つだ。
トレックはシーズン終盤にもモレマとスクインシュのチームワークを見せていたりと、そういった勝ち方が得意なチームと言えるかもしれない。割と地味な選手が多く、「最強」は少ないかもしれないチームだが、コンビネーションによって勝利を掴む「美しい勝利」を、来年も沢山、期待したい。
ジュリアン・アラフィリップ(ツール・ド・フランス 第10ステージ)
- 今年のクイックステップ勝利量産の一角を担ったアラフィリップのツール初勝利。ゴール前3kmで勝利を確信して調子に乗りまくっていた姿が微笑ましかったです。感極まったようなガッツポーズの後、スタッフさんに抱きついて泣いていた姿も印象的でした。去年は故障で出場できなかったツール、フランス人にとってこのレースでの勝利は特別な意味を持つのでしょう。最終的に山岳賞まで獲るとは思っておらず、嬉しいサプライズでした!(30代女性)
ひたすら強かったクイックステップ。その中でも、この男は本当に今年、強かった。でも、そんな彼も実はツール初勝利。2年前も強かったけれど、運が巡ってこなかったこともあり。。だからこそ今回の勝利は彼にとって感極まるものだったのだろうし、「調子に乗りまくっていた」のも仕方がないかな(笑)
そして、その勢いのままもう1勝、そして山岳賞まで獲ってしまうのだからこの男の底知れなさは凄い。ちょっと頑張り過ぎて、世界選手権は逃してしまったが、来年はより彼向きのレイアウトなので、ぜひリベンジを!
ボブ・ユンゲルス(リエージュ~バストーニュ~リエージュ)
- ワロンヌを勝ったアラフィリップを勝たせる作戦のはずが、残り19kmで独走体制に入ったユンゲルスが勝利。「ウルフパック」をスローガンに掲げるクイックステップらしい勝ち方でした。振り返らずフィニッシュに向かう長い直線坂を駆け抜け、渾身のガッツポーズで少しよろめきながらフィニッシュに飛び込んだユンゲルス、アラフィリップより先にモニュメントを勝つとは…驚き。アラフィリップがいいアシストをして、ゴール後2人で喜びいっぱいの抱擁を見せてくれたのも爽やかでよかったです。(30代女性)
そう、モニュメントを一つ制覇したにも関わらず、他の勝利が国内選手権以外になく、またクイックステップ自体今年絶好調過ぎたため、あまり目立った印象のなかった今年のユンゲルス。
しかしガビリアやアラフィリップのスプリントの前のアシストなどではしっかりと仕事をこなし、チームに無くてはならない存在であったのは確か。そんな、アシストに徹していた男の、そのアシストとしての働きからの勝利! 以前、同じように挑んだフレッシュ・ワロンヌでは残念ながら捕まえられてしまったものの、今回はより大きな舞台でリベンジを果たした。
来年以降、彼はどんな道を進むのだろうか。総合系ライダーとしての成長を目指すのか、デニスのように個人TTに集中した走りを見せるのか。彼もまた目が離せないライダーの1人だ。
アンドレ・グライペル(ツアー・ダウンアンダー 第6ステージ)
- 初めての海外生観戦でのゴールシーンが、昨年の不調、年末の不幸からの会心のスプリント勝利のゴリラ!ロードレースを見始めて、初めて名前を覚えた選手がグライペルだったので感激しました。(40代男性)
本当にこのときのグライペルの2勝は凄まじかった。そして、そんな勝利を初の海外生観戦というタイミングで見られたのだから、それは印象に残るのも無理もない。
実際、自分が最初にツール・ド・フランスを見たのも2015年で、キッテルのこともよく知らない中で「最強スプリンター」といえばこの筋肉質の巨大ゴリラ、という印象があったので、彼がなかなか勝てない現状、そして来年はプロコンチネンタルチームに移籍してしまう、ということは少し悲しかったりします。
しかし、まだまだ暴れ回ってくれるはず! 来年も彼を応援していきましょう。
マチュ―・ファンデルポール(オランダ国内選手権 男子エリートロードレース)
Mathieu van der Poel is op de Brabantse Wal Nederlands kampioen op de weg geworden. De Brabander bleef Danny van Poppel (tweede) en uittredend kampioen Ramon Sinkeldam (derde) voor op de Scheldeweg in Hoogerheide: https://t.co/fnE19ExW8T #NK2018 pic.twitter.com/nPbEUENMsm
— KNWU (@KNWU) July 1, 2018
- 自転車強国オランダでシクロクロス、MTBXCに続いて国内三冠を達成したことがまず凄くてニュースを知ったときにとても驚きました。異種目を全て最強クラスのレベルで戦えることは、ある意味グランツール制覇よりも困難と思われますが、それをやってのける努力と才能には恐ろしさすら感じます。(おそらくガッツポーズがgettyimagesにないと思われるので、ノーカウントでもいいです)(30代男性)
大丈夫です! Gettyimagesになければ、Twitterから拾ってきます!(笑)
本当に化け物じみた強さをほこるマチュ―・ファンデルポール。これで今年まだ23歳なのだから、実に末恐ろしい・・・。
そもそもこのロードレースでの勝ち方も圧倒的で、先行していたダニー・ファンポッペルによって塞がれたせっまい隙間に体を滑り込ませ、右手でそっとやさしくファンポッペルの身体を押しのけて道をつくり、そのまま一気にスプリントで突き放すという・・・ファンポッペルだってもちろん、弱い選手ではない。ブエルタでの勝利経験もある、一流選手の一人である。それをまるで、子供のように抑え込む、この男の底知れなさよ。
来年はチームがプロコンチネンタルチームに昇格し、北のクラシックへの本格参戦に意気込んでいるという噂。どんな風にロードレース界をかき回してくれるのか、今から楽しみでしょうがない。
その他の投票されたガッツポーズとコメント(一部)
6位(24pt) トーマス・デヘント(ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ 第3ステージ)
- 世界一の逃げ屋による「The Final Breakaway」ならぬ、2018シーズンの「The First Breakaway Winning」。昨今のプロトンはどんどん逃げ切りが難しくなっていくのにも関わらず、ひたすら逃げに挑戦し続けてしっかりと結果を残せること。ジロで総合3位になったり、ツールで1000km以上逃げたり、ブエルタで山岳賞獲得したり、「逃げ」だけでこれだけの成績を残せるのはデヘントだけ。その輝き続ける職人魂に惚れました。(20代男性)
- ビジュアル枠です(笑) なんか聖書の1ページにそういう光景ありそうなんですよね。マラソンの起源となった古代ギリシャの話とかをつい思い出しました。『王者の凱旋』ってタイトル付けて飾りたい。(20代男性)
- すべてがデヘントの狙い通りに進んだ完璧な勝利だったから。光の演出も完璧すぎ。(20代男性)
- 今年初頭のレースでしたが早くもガッツポーズ選手権に選出しようと思っていたシーンでした!今年は3位まであって良かった(笑)単純に写真的な美しさ、そして勝ったのがデヘントと言うシチュエーション。こんなかっこいいデヘント先輩は他にないです!(40代男性)
- 純粋に美しい(20代男性)
- こんな美しいゴールシーンは見たことない(20代男性)
- 報われなくても常に逃げに徹するプロとしての魅力は知っていた。更に今回ウェレンスとの帰郷旅で垣間見た別の表情。珍道中みたいでほんとに自転車乗るのが好きなんだと十分伝わってきた。今までクールなイメージだったが親近感がわいて印象が変わった。(50代女性)
- アートとしても通用するような瞬間ですよね 壁紙にしてました(30代女性)
7位(23pt) レムコ・イヴェネプール(UCI世界選手権 ジュニア男子ロードレース)
- サッカーで挫折を経験し、自転車レースに転向したイヴェネプールが初めてレースに出場した日に、ロードバイクを持ち上げながらフィニッシュしたのがロンドで勝ったジルベールでした。そして、来年はそのジルベールのチームメイトとなり、プロとしてのキャリアを歩み始めるイヴェネプール!リスペクトの詰まったこのポーズは忘れられません!(30代男性)
- いずれベルギーチャンピオンジャージを着て同じガッツポーズをしてくれることに期待して1票。(20代男性)
- レースを始めから最後まで観ていたので最も感慨深い(20代男性)
- 勝ち方が好きだしこれからに期待している。特にジルベール好きなので同じガッツポーズには推さないといけない。(20代男性)
- 自身がジルベール好きなのもありますが、ジュニアにもかかわらず2分差を覆しさらに圧勝劇だからこそファンに認められたこのポーズ。一足飛びでプロに上がるわけですが、まだ若々しい小カニバルのこれからの活躍をリアルタイムで共有できると想像しただけで胸が熱くなります!(30代男性)
- 単純にこんなに興奮したレースはない。それまで知らなかった選手ですがスーパーヒーローの誕生の瞬間を目の当たりにしたと思った。(50代女性)
- ジルベールスタイルを世界選手権でやったのがとてもかっこよく、印象に残っているから。(10代男性)
8位(20pt) エステバン・チャベス&サイモン・イェーツ(ジロ・デ・イタリア 第6ステージ)
- グランツールで余裕のワンツーはクールすぎる。(20代男性)
- これもユニゾンの妙で。1番2番と指で示してるのも高得点。1位と比べるとその後の失速のせいでほろ苦くなってしまうので3位に。(40代男性)
- とにかく勝ち方がカッコよくて、ゴールの瞬間涙が勝手にこぼれたので。(30代女性)
- ジロ序盤勝負どころのステージでミッチェルトンスコットがワンツーフィニッシュ。こっそり逃げに乗ったチャベスの力走、そして追走から飛び出してあっという間にチャベスと合流したサイモンのキレのあるアタック、ゴールした後喜び合う2人の姿、マリアアッズーラとマリアローザの2人とチームメイトのチーム表彰ポディウムと、文句なしのステージでした! チャベスに追いついたサイモンが「さあ行こう!今日はお前が勝つんだ!」と声をかけたというエピソードも爽やかで大好きです。(30代女性)
- ミッチェルトンスコットの時代が来る。そう思わせる光景だったから。(40代男性)
- 2人の姿が尊い!その一言に尽きます!(20代女性)
9位(19pt) エンリク・マス(ブエルタ・ア・エスパーニャ 第20ステージ)
- アシスト無しでの勝利、最高でした(20代男性)
- 応援してるチームであり、勝ち方が強かった。そして、あの顔(30代男性)
- でかい口が印象深かった(40代男性)
- 若さのすべてが表れていたから。(10代男性)
- ヴィヴィアーニシフトの中にあってアシストもこなしながら表彰台をもぎ取り、さらにフィジカルと頭脳を総動員してのステージ勝利。去年のコンタドールと同じ20ステージでの勝利。色々な努力の結果や感慨深さが伝わってくるポーズです。「僕は僕。エンリク・マスだ。」彼がどうしても伝えたかったメッセージ。どうしてもコンタドールと重ねて見ていた我々の見る目を変革させたでしょう。(30代男性)
10位(9pt) クリストファー・ユールイェンセン(ツール・ド・スイス 第4ステージ)
- 雨の中ラスト10キロ時点で20秒差くらいだったのに最後まで逃げ切ったのは圧巻でした。勝ちを確信してからの落ち着いたパフォーマンスから吠えガッツポーズのギャップも良かった。(20代男性)
- MTSが好きで、彼が素晴らしいアシストをしてくれる選手だからこそ、うれしい勝利だった。(30代女性)
- 勝利までの長い長いインターバル。どこまで踏めばゴールに辿り着く?と言った果てしない道のりの飛行場フィニッシュはまるでユールイェンセンの心象風景のようでした。雨がまた良い演出になってました。(40代男性)
- 本当に感情を爆発させていて一番いい写真だと思ったから(30代男性)
- 直前のジロで、映像には映らないところでめちゃくちゃ頑張っていたから。MTSファン全員涙腺崩壊の勝利。(20代男性)
本当にたくさんの情熱的なコメント、有難う御座いました。
全てを紹介できないのが残念ですが、来年以降もぜひ、よろしくお願いいたします。