自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager 2020」を用いて、2020年シーズンのツール・ド・フランスを「本来の期間」で「本来のスタートリスト」を再現しながら実況する企画の第3週を振り返っていく。
意外な選手がマイヨ・ジョーヌを着て終えた第2週。
第3週は冒頭からアルプスの山岳ステージ3連戦。大会最難関ステージとなる第17ステージを中心に、最後の総合争いが巻き起こっていく。
そして実質的な最終日となる第20ステージは今大会の目玉「ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ山岳タイムトライアル」。
果たして、最強のクライマーの称号を得る選手は誰になるのか。
8/29から開催される現実のツール・ド・フランスの予習にもぜひどうぞ。
※動画へのリンクは各ステージのジャケット画像の下にあります。
- 第16ステージ ラ・トゥール=デュ=パン〜ヴィラール=ド=ラン 165.4㎞(山岳)
- 第17ステージ グルノーブル〜コル・ド・ラ・ローズ(メリベル) 170.6㎞(山岳)
- 第18ステージ メリベル〜ラ・ロシュ=シュル=フォロン 166.7㎞(山岳)
- 第19ステージ ブールカン=ブレス〜シャンパニョル 160.5㎞(平坦)
- 第20ステージ ルアー~ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユ 35.6㎞(個人TT)
- 第21ステージ マント=ラ=ジョリー~パリ・シャンゼリゼ 119.4㎞(平坦)
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↓第2週の振り返りはこちらから↓
↓第3週のコースプレビューはこちらから↓
第16ステージ ラ・トゥール=デュ=パン〜ヴィラール=ド=ラン 165.4㎞(山岳)
第3週の開幕山岳ステージ。
とはいえ、フィニッシュ付近のレイアウトはそこまで厳しくはなく、続く2ステージと比べると総合争いが巻き起こる可能性は少なそう。
一方で、山岳賞首位のリリアン・カルメジャーヌと、これを追うペリョ・ビルバオとのポイント差が3ポイントと、かなりの接戦。
この日は総合争い以上に、山岳賞争いがより白熱していきそうである。
第17ステージ グルノーブル〜コル・ド・ラ・ローズ(メリベル) 170.6㎞(山岳)
いよいよ今大会のクイーンステージ。
レイアウトはいたってシンプルだが、いずれも強力な超級山岳が2つ登場する。
1つ目はツールおなじみの「マドレーヌ峠」。
そして最後の山頂フィニッシュは、昨年のツール・ド・ラヴニールに登場し、ツール・ド・フランスでは初となる「ラ・ローズ」。
登坂距離23.9㎞、平均勾配7.4%、とくにラスト5㎞は常に10%前後の勾配が続き、最大で20%の激坂区間が存在する。
フィニッシュ地点の標高は今大会最高峰となる2,291m。
森林限界を超えた先にある開けたゴールゲートを最初に潜り抜けるのは果たして誰か。
そして、マイヨ・ジョーヌの運命は?
今大会の総合争いの趨勢がここで決まるといっても過言ではないステージである。
第18ステージ メリベル〜ラ・ロシュ=シュル=フォロン 166.7㎞(山岳)
超級山岳は登場せず、ラストも山頂フィニッシュではないものの、昨年の第20ステージにてキャンセルされた1級「ロズラン峠」をはじめとして、強力な登りがひたすら連続するジェットコースターステージ。
とくに注目すべきは、残り38㎞から登り始める1級山岳「プラトー・デ・グリエール(グリエール高原)」。
真っ赤な断面図からもわかる凶悪さ。
平均勾配12.5%は、実際に上ってみると5kmにわたり延々と10%以上の勾配が続く。
逆転を狙いたいチームにとっては、ここが最後にして最大の勝負所となるだろう。
とくに、総合連覇がかかるチーム・イネオスのエガン・ベルナルにとっては、ここが本当に最後のチャンスで――。
第19ステージ ブールカン=ブレス〜シャンパニョル 160.5㎞(平坦)
最後の山岳TT決戦を前にして、今大会最後の平坦ステージ。まあ、平坦という名の丘陵っぽいレイアウトなのはいつも通りだが・・・。
ただし、この「最終週の平坦ステージ」はグランツールにおいては決して予定調和で終わるものではない。前回のジロ・デ・イタリアがそうだったように・・・。
いずれにしても、勝者は全く予想ができない。果たして、ドラマは生まれるか?
第20ステージ ルアー~ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユ 35.6㎞(個人TT)
いよいよ! 今大会最大の目玉である「ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ山岳タイムトライアル決戦」。
第1中間計測地点、そして第2中間計測地点も一般的なタイムトライアルスペシャリスト向けのレイアウトと言えそうだが、最後の5.6kmが完璧な登りレイアウト。平均勾配8.9%である。
しかも、フィニッシュ直前が最も勾配が厳しく、17~18%の超急勾配が待ち構えている。ペース配分が非常に難しいレイアウトと言えそうだ。
よって、今大会も最終的な総合上位についているような、TTも得意なクライマーたちがこの日のステージ優勝争いを繰り広げられることになるだろう。それはとりもなおさず、総合優勝候補=ステージ優勝候補ということで、最後の瞬間まで逆転の可能性がある目を離せないステージだ。
そしてこの日、今大会の総合優勝、および山岳賞と新人賞とが確定する。
第21ステージ マント=ラ=ジョリー~パリ・シャンゼリゼ 119.4㎞(平坦)
闘いは終わった。最後、このシャンゼリゼで繰り広げられる、世界最高峰のスプリンターたちによる頂上決戦以外は。
ポイント賞でもまだ、逆転の可能性がないわけではない状態の中で、最初のシャンゼリゼ突入時のポイント賞争いも白熱する。
果たして勝つのは、今大会絶好調のサム・ベネットか、昨年のシャンゼリゼ覇者カレブ・ユアンか、それとも。
その他のYouTube実況動画についてはこちらから!
【春のクラシック2020編】
【ジロ・デ・イタリア2019編】
※「デュムランで総合優勝を目指す」ために、こちらは観戦モードではなく実際にチーム・サンウェブを操作してプレイしています。
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