自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager 2019」を使用して、ブエルタ・ア・エスパーニャの展開を予想していく企画の第13弾。
本日は第2週最終日。
総合争いではミゲルアンヘル・ロペスが頭2つ3つ飛び抜けておりほぼ総合優勝を決めたようなものとなっているが、山岳賞争いではミッチェルトン・スコットのニック・シュルツがギリギリで逃げている状況。
前回もラストの超級山岳をロペスが獲ったことで、そのポイント差は10ポイントにまで迫られてしまった。
今日も1級山岳を含む山岳ポイントが連続する日。
前日はチームとしても疲弊が重なり苦戦したミッチェルトン・スコットだが、挽回はできるか。
↓第2週のコースプレビューはこちら↓
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第16ステージ プラビア~アルト・デラ・クビーリャ 144.4km(山岳)
アストゥリアス山脈2連戦の2戦目。
ここでも前日同様に、実際のレースとゲームとで違いがある。
ゲームでは序盤に3級山岳が2つあり、最後の山岳も超級ではなく1級になっている。
さて、本日の各選手のコンディションだが・・・
シュルツのコンディションは+2。
今やチーム最強の山岳アシストとなったダミアン・ホーゾンも+2と頼もしい限り。
ロス・マチュコス、および前回のステージでの反省を踏まえ、逃げに乗せる選手は3名くらいにしておく。
シュルツとホーゾン、そして能力値からニエベを乗せることに決め、アタック合戦の末、スタートから13kmを消化して11名の逃げが確定する。
ミッチェルトン・スコットはニエベとホーゾンとシュルツ。
チーム・ユンボ・ヴィズマからはロベルト・ヘーシンクとジョージ・ベネット。
EFエデュケーション・ファーストからはダニエル・マルティネスとティージェイ・ヴァンガーデレン。
バーレーン・メリダからはディラン・トゥーンスとマーク・パドゥン。
そしてロット・スーダルからトーマス・デヘント、CCCチームからはビクトル・デラパルテと、いつものメンバーといったところが揃っている。
またのちほど、コフィディスのヘスス・エラダとカハルラルのヨナタン・ラストラも追い付いてくる。
17km地点にこの日最初の3級山岳(実際のレースでは存在せず)。
この日の山岳賞争いにおいて重要なのは2つの1級山岳。
この3級山岳に関しては無理をせず取らせようと決め、抜け出したデラパルテとデヘントは追わずに行かせる。
と思ったけれど、ここから先の接戦の予感を思うと、3級の3ポイントも逃すのは勿体ないと思い返す。
続く3級山岳(41km地点。こちらも実際のレースでは存在せず)はシュルツが山頂直前でアタックして先頭通過。
合計山岳ポイントを63ポイントに伸ばす。
残り94km地点から始まる最初の1級山岳プエルト・デ・サン・ロレンツォ(登坂距離10km、平均勾配8.5%)。
この登りでニエベが早くも脱落。ラストラと共に引き離されていく。
勝負の1級山岳はホーゾンとシュルツのみで戦うことに。
さて、ここまで何度か山岳賞争いをしていくうちに、戦い方というのが分かってきた感はある。
スプリントもそうだが、大体において「1人1km」という配分で考えると丁度良さそう。
今回のようにアシストが1枚のときは、勝負を仕掛けるのは「残り2km」から。それまでは集団の前方の、先頭ではないところで待機して、いつでも予想外の動きに対応できるようにしつつ足を休ませておく。
そして、山頂まで残り2kmを切ってホーゾンにプロテクト指示を与えながら出力を高めてEffort Crusor指示で先行させる。
そして残り1kmを切って、ホーゾンの足が売り切れた頃にシュルツにアタックさせる。
これらの動きをライバルたちが先に行ったあとにやろうとすると前回のようにずるずると落ちていってしまうが、ライバルたちが本格的に動き始めるより少し早く、先手を取るように動き始めれば、能力値的に劣っていても有利を取れる。
そして、問題なくサン・ロレンツォを先頭通過。
これで本日の獲得山岳賞ポイントは合計13ポイント。
上記画像を見てわかるように、この日は大雨。
そして雨の下りというのは、ゲーム中でも落車が頻発してしまう・・。
さらにこの中でリタイア者も・・・。
なお、実際のレースでは、この1つ目というよりは次の2つ目の1級山岳コベルトリアの下りが急勾配かつテクニカルなモノとなっており、危険だという。
ゲーム中ではそれでもまだリタイア者が1人で済んではいるものの、実際のレースではもっと大ごとになりかねない。
波乱が起きないことを祈る・・・。
そして、1級山岳アルト・デ・ラ・コベルトリア(登坂距離8.3km、平均勾配8.2%)へ。
さきほどと同じように残り1.7kmからホーゾンにペースアップを指示。
このまま残り1kmを切ったあたりでアタックをしようと考える。
が、(実際のレースとはちょっと違って)山頂付近に用意された9~10%勾配区間で想定以上に足が削られ、山頂まで400mを残して足が売り切れ。
先頭はパドゥンが爆走。
これをデラパルテがEFエデュケーション・ファーストの2名が追いかけるも、シュルツはそれをただ見送るしかなかった。
このまま前日と同様に、早めの脱落をきたしてしまうのか・・・。
と思ったが、アタックゲージが0の状態のままでも、意外と他の選手たちについていけている。
多分、他の選手たちもみんな足が売り切れてるんだと思う。
全員ヘトヘトの中、かろうじて山頂4位通過で2ポイントは獲得。
この日の合計獲得ポイントが15ポイントとなった。
さらにこの頃、プロトンと逃げ集団とのタイム差が10分を超える。
前日はまさかのプロトン追い付きからのロペス勝利だったが、今日は再び逃げ切りを狙えるか?
逃げ切りがほぼ確定した先頭集団の中からはアタックが頻発。
とくにチームメートのいない選手は積極的に攻撃を仕掛けないと勝ち目がない。残り21km地点でビクトル・デラパルテが抜け出した。
前回のロス・マチュコスのときはチームメートと共に逃げられていたのがミッチェルトン・スコットだけだったため、追走の責任を担わされていた。
が、今回はEFもバーレーンも2人入っているので、ミッチェルトンがとくに何もしなくても追い付いてくれる。
シュルツとホーゾンは集団の後ろで、先ほどのダメージからの回復に徹しよう。
そしていよいよ最後の登り。
1級山岳(実際のレースでは超級山岳)アルト・デラ・クビーリャ(登坂距離17.8km、平均勾配6.2%)。
非常に長いが、勾配はかなり緩やか。ゲーム中で1級山岳扱いされるのも納得である。
すでに先ほどの登りで途中で足を失ったこと、ロス・マチュコスのときと違って他チームもアシストがいるなど、ミッチェルトン・スコットにとってはやや不利な状況にはあるものの、この登りのレベルであれば、なんとか最後まで残ることは可能そうだ。
残り5.8kmでデヘントがアタック。
さすがにこれを逃がすのは危険なので、ホーゾンに命令してペースアップ。捕まえにかかる。
勾配がきつくないため、これによるアタックゲージの減少はさほどでもない。
このタイミングでプロトンでも動きが。
マイカがアタックし、バルベルデがこれに追随。ロペスはこれを見送る。
このときタイム差は8分弱。普通に考えれば追い付くのは不可能だが、ゲームの中ではまだ安心はできない。
それでも焦らず。
しっかりと集団の中で、足を保ちながら、少しずつゴールに近づいていく。
残り2kmで、バルベルデと先頭集団とのタイム差は3分近くにまで迫る。
4kmで5分縮まった。ありえないスピードだ。
それでもなんとか残り1kmに到達。
右下のMAPでバルベルデ(緑ジャージ)が2分差にまで迫ってきているが、これはさすがに・・・
残り800mからシュルツ、スプリントを開始。
スプリント力の高いトゥーンスも迫ってくるが・・・
あと100m。右からはパドゥン、左からはトゥーンスと、バーレーン・メリダの2人に挟まれながら、シュルツはまだ先頭。
そして・・・
逃げ切った!
ニック・シュルツ、見事な2勝目。
バーレーンの2人を振り切って、1級山岳の先頭を手に入れた。
というかバーレーンはなんで2人ともスプリントしてるんだ?
スプリント力高いトゥーンスのためにパドゥンが発射台した方が良かったんじゃ・・?
今日のリザルトは以下の通り。
プロトンの方は結局最後はロペスが先行していたみたいだ。
本当に強すぎだな今回のロペス・・・。
そして山岳賞争いではこの日だけで25ポイントを獲得したシュルツがロペスにも大差をつけることに成功。
第3週は山頂フィニッシュが1回だけ。しかも3級山岳なので、これはほぼ山岳賞は確定させられたと言えるのではないだろうか・・・?
残る危険なステージは第18ステージ(1級山岳が4つ。合計40ポイント)と、第20ステージ(6つの山岳ポイント。合計36ポイント)。
オスカル・ロドリゲスやトーマス・デヘントがこのあたりでポイントをほぼ独占していかない限り逆転されることはなさそう。
あと一歩。
いよいよ第3週に突入。
次回は平坦ステージ。メスゲッツでの勝利も狙いたい。
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