自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager 2019」を使用して、ブエルタ・ア・エスパーニャの展開を予想していく企画の第9弾。
今回は「ミッチェルトン・スコット」を使用してプレイしているものの、エースのエステバン・チャベスもセカンドエースのミケル・ニエベも大きくタイムを失いつつある。
現時点での総合上位は以下の通り。
現実のレースでは個人TTを経て圧倒的なタイム差で首位に立ったログリッチェが、ここでは失速気味。逆にミゲルアンヘル・ロペスがTTでもタイムを失わずに、2位以下に差をつけて総合首位に立っている。
彼ら総合勢の動きを気にしつつ、なんとかミッチェルトン・スコットの面々での勝利も狙って行きたい。
今日はバスクの激坂丘陵ステージ。
↓第2週のコースプレビューはこちら↓
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第12ステージ ナバラ・サーキット~ビルバオ 171.4 km(丘陵)
2年前には個人TTの舞台にもなった「ナバラ・サーキット」をスタート。
ゲーム中でもこれを再現。とはいえ、サーキットを走るわけでもなくそのままサーキット外にでて普通にレーススタート。
このあたり、現実のレースでは実際にサーキットを1周してみてほしいな、と思いつつ、国際映像ではどうせ見られないだろうからいいか。
この日も山岳賞カールフレドリク・ハーゲン(ロット・スーダル)がファーストアタック。
そこに次々と逃げ巧者たちが合流。
37kmを消化した時点で、集団先頭には20名の逃げ集団。
そこにはベンジャミン・キング(ディメンションデータ) 、サンデル・アルメ(ロット・スーダル)、トマシュ・マルチンスキー(ロット・スーダル)、アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH)など、ブエルタ逃げ切り勝利経験のある実力者たちも入り込んだ。
最初の3級山岳はホセ・エラダ、そしてニコラ・エデのコフィディスコンビがワンツー。ハーゲンはこれについていけない。
プロトンは美しい湖畔をゆったりとサイクリング。
この日は美しい風景が多く、実際のレースでもしっかりと晴れて、綺麗な空撮が見られることを楽しみにしたい。
残り39.2kmでいよいよ「激坂3連戦」の1つ目ウルズティメンディを登り始める。
登坂距離2.5km、平均勾配9.2%、最大勾配20%。
山頂はベンジャミン・キングが抜け出して先頭通過。
ここではハーゲンはなんとか3位に入り込み、1ポイントだけだが山岳ポイントを上乗せする。
残り30.9kmからは2つ目の山岳ビベロ。
登坂距離4.3km、平均勾配7.7%、最大勾配16%。
1つ目の登りよりも長いが、その分全体的にはマイルド。
ただし、最初のウルズティメンディで遅れかけたニエベを、この登りでもなんとか引っ張り上げながら先頭を追いかける状態に。
この登りの山頂もキングが獲得。その後ろにダニエル・ナバーロが喰らいついて2位通過するが、ここもまたハーゲンが3位で通過する。
そして最後の激坂、残り9.8kmから始まるアライズ。
登坂距離2.2km、平均勾配12.2%、最大勾配20%。
かなりがっつりとした登りだ。
ここでニエベが完全に千切れる。
もう、彼の総合も諦めざるをえないようだ。
そして逃げ集団の中でも、この登りで動きが。
カールフレドリク・ハーゲンが山頂まで残り400mでアタック。ここに、後続がついていけない。
最後の3級山岳はついにハーゲンが先頭通過。
そのまま抜け出したハーゲン、サンデル・アルメ、ヨナタン・ラストラの3名が、プロトンからの30秒を保ったまま下った先のゴールへ。
ここまで山岳賞首位を走り続け、そしてこの日もきっちりとポイントを収集する強さを見せつけたハーゲン。
最後もまた、彼が最強であることを示した。
山岳王の証を着て迎えた逃げ切り勝利。
ロット・スーダルの「ネオプロ」カールフレドリク・ハーゲン。
現実のレースでも、彼の活躍に期待していきたい。
本日のTOP10。バルベルデを先頭にメイン集団も9位以下に連なっている。
山岳賞もしっかりと稼いだハーゲンは合計36ポイントに。
さて、ここまでやってきて、結局、総合争いに絡むことができずにいるミッチェルトン・スコット。
ルカ・メスゲッツのスプリントは良いリザルトを残してはいるので、このあとのわずかな平坦ステージに期待を持つことはできなくはないが、それ以外では完全なる方針転換をせざるを得ない。
次回は、「痛みの山」ロス・マチュコスの山頂フィニッシュ。
このステージで、ミッチェルトン・スコットは「反撃」を行う。
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