前回に引き続き、ProCyclingManager2019 EFエデュケーション・ファーストプレイを続けていく。
前回はチームTT。今日はアップダウンの激しい丘陵ステージとなる。
意外にも総合でも動きが巻き起こったこの日。もしかしたら少しは、現実のレースの予習になるかもしれない。
※スタートリストは実際のレースとは全く異なっております。
↓前回はこちらから↓
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第3ステージ バンシュ〜エペルネー 215㎞(丘陵)
終盤にいくつかの山岳ポイントが用意された丘陵コース。
カテゴリはないが前半も結構ギザギザしているのは、実際にゲームで走ってみて痛感した。
優勝予想の3位に我らがマイケル・ウッズが。
ということで、この日のチームの目標は
- ベッティオルには山岳賞ジャージを守らせるため逃げに乗せる
- ステージ優勝をウッズに狙わせる
の2本立てで行う。
ファーストアタックから逃げに乗るが、やはり山岳ポイントも多く、場合によっては逃げ切りも狙える可能性のあるこのステージ。
次々と集団から逃げにジョインしようとする選手たちが現れ、最終的に逃げは以下の10名に。
- アルベルト・ベッティオル(EFエデュケーション・ファースト)
- エンリーコ・ガスパロット(バーレーン・メリダ)
- エーリ・ジェスベール(アルケア・サムシック)
- エンリーコ・バッタリン(カチューシャ・アルペシン)
- トーマス・マルチンスキー(ロット・スーダル)
- ジェローム・クザン(トタル・ディレクトエネルジー)
- ホセホアキン・ロハス(モビスター・チーム)
- ジーコ・ワイテンス(コフィディス・ソルシオンクレディ)
- ケヴィン・ルダノワ(アルケア・サムシック)
- トム・レーゼル(ユンボ・ヴィズマ)
パンチャー、クライマーたちが勢揃いで、やはり終盤の山岳賞ポイント、もしくは逃げ切りを狙っている選手たちであることが明らか。
実際のレースでも、それなりの大きさの逃げ集団が作られそうだ。
人数が多いこともあり、タイム差も最大で5分程度までしかつかない。
途中、6%程度の登りなどもいくつも現れ、そのたびに集団もペースダウン。足もごりごり削られていく。
やはり結構アップダウン激しいステージである。
残り65.8km地点に中間スプリントポイント。ここは現実のレースとは違っている(現実のレースでは残り113km地点)。
メイン集団では先頭をまたもカレブ・ユアンが通過し、次いでアンドレ・グライペルが通過。
このPCM上ではグライペルが非常に元気。
現実のレースでもそういう姿を見せてほしいものだが。
後半の山岳ポイントが近づいてきた残り58.5km。逃げ集団からホセホアキン・ロハスがアタック。
レースが動き始める。
このアタックは最初の山岳ポイントが来る前に捕まえるも、逃げ集団からはルダノワが脱落。
最初の4級山岳では自らアタックし先頭通過。
この登りでジェスベール、マルチンスキー以外のメンバーがすべて集団に吸収されてしまい、残ったメンバーも集団まで1分にまで迫られてしまった。
そして、続く3級山岳(残り28.7km地点)。
このゲームでは登坂距離1.5km、平均勾配7%の登り。現実では登坂距離900m、平均勾配10.5%の厳しい登り。
ここでも、プロトンから30秒差にまで迫られた逃げ集団を捨て単独アタック。
山頂を先頭通過し、山岳賞ポイントを6ポイントにまで伸ばした。
ここで、ベッティオル吸収。
ゴールまで26km以上残した早めの吸収。
ここから激しいステージ優勝争いが巻き起こる。
勝負所の1つ、ゴール前15kmの3級コート・ド・ミュテニー。ゲーム上では登坂距離1km、平均勾配11.8%。現実では登坂距離900m、平均勾配12.2%の激坂だ。
ゲーム上の表記では17%を超える区間も。
現実のレースではこの頂上に今大会初導入の「ボーナスクライムポイント」も設置されており、白熱しそうな登りであるが、ゲームでは再現されていないため、とりあえず大きな動きは起こらずに通過。
しかし、動きが起こったのはその先、ゴール前4kmに位置するカテゴリのない登り。
ここでロマン・バルデ、そしてナイロ・キンタナが動いた。
アタックしたバルデに、アマドールに牽かれていたキンタナが喰らいつく。
その後ろにはデュムランやフルームなどの総合勢が数珠つなぎに追随していくが、油断していたヴァンガーデレンとウランは後方に。
結果として、この登りの頂上を抜けて先頭は以下の10名に。
- マイケル・ウッズ(EFエデュケーション・ファースト)
- ヤコブ・フルサング(アスタナ・プロチーム)
- ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ)
- バウケ・モレマ(トレック・セガフレード)
- ロマン・バルデ(AG2Rラモンディアル)
- トム・デュムラン(チーム・サンウェブ)
- ティボー・ピノ(グルパマFDJ)
- ナイロ・キンタナ(モビスター・チーム)
- クリス・フルーム(チーム・イネオス)
- ミケル・ランダ(モビスター・チーム)
完全なる総合勢の集団。
ここにヴァンガーデレンたちを乗せられなかったのは大きな痛手である。
こうなったらせめてステージは。
ということでゴール前でウッズにアタックさせる。
が、早すぎて失速。
最後は後方から一気にペースアップしてきたダニエル・マーティンに抜かれ、勝利を奪われてしまう。
ウッズ、8位。
ヴァンガーデレンたちを犠牲にしたのにこの結果は酷い。
あと、キンタナをアシストしたランダはともかく、最後の10名に入っていたはずなのに遅れてしまうピノさん。。
今回の結果を受けて、マイヨ・ジョーヌは早くもクリス・フルームの手に。
ウッズは総合5位に入ったものの、ヴァンガーデレンとウランは総合で1分以上遅れてしまう結果に。
今回は痛い勉強料だった。
と、いうことで、あくまでゲームとはいえ、思いがけず総合の動いた今ステージ。
しかも、厳しい3級山岳の方ではなく、最後のカテゴリのない登りで。
現実のラスト5kmのレイアウトは以下の通り。
実際のレースでも、激しいバトルが展開されるのだろうか。
実に楽しみなステージだ。
次回は平坦ステージ。
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