自転車ロードレースシミュレーションゲーム「ProCyclingManager2019」を使用してツール・ド・フランス2019のコースを予習しつつティージェイ・ヴァンガーデレンで総合表彰台を目指す無謀なプレイ。
総合争いは前日の第20ステージまでで決着。
最終的には以下の総合順位となった。
総合表彰台を夢見てやってきたヴァンガーデレン。しかし、そこにはあと一歩、ほんの少しだけ、届かなかった。
最終日となるこの第21ステージは、恒例のパリ・シャンゼリゼでの集団スプリント決着となる。
EFエデュケーション・ファーストにとっては勝負に絡むことのないステージではあるが、このゲームの中での「最強」スプリンター決定戦を、実際のレースの予習も兼ねて、行っていこう。
↓第3週のコース詳細はこちらから↓
スポンサーリンク
第21ステージ ランブイエ~パリ・シャンゼリゼ 128km(平坦)
ツール・ド・フランス最終日は恒例のパリ・シャンゼリゼ周回コース。
凱旋門をぐるりと回るコースや、高架の下をくぐってジャンヌダルク像にこんにちわするレイアウトなどもこのゲームではしっかりと再現されている。
実際のレースでは最後の直線が石畳のやや登り基調となっているところが微妙に再現されていないようにも思えるが、ほぼほぼ同じようなものだと思ってよいだろう。
序盤の何度かのアタック合戦の末、最終的に形成された、エンリーコ・バッタリン、ブノワ・コズネフロワ、マチュー・ラダニュの3名の逃げ。
タイム差は1分ちょっとといつ捕まえられてもおかしくはないものしか許されず、そのままパリ市内の周回コースへ。
この逃げも残り1周(7km)となる頃には捕まえられ、直後にマルコ・ハラーがカウンターアタックで飛び出したものの、もはやプロトンは最後のスプリントに向けて臨戦態勢。
凱旋門に向かう1kmのストレートにて、集団の先頭はサガンのためのボドナールが鬼牽き。 その後ろにはマッカーシー、カンペナールツ、アスグリーン、モルコフ、ユンゲルス、そしてクルーゲなど各チームの牽引役・発射台役などが一列を形成している。
凱旋門の周りをぐるりと回りながら、ブッフマン、サム・ベネットに牽かれてマイヨ・ヴェールを着るペテル・サガンも上がってくる。デンマークチャンピオンのモルコフもしっかりとヴィヴィアーニを従えて前の方に。
ロット・スーダルのヴィクトール・カンペナールツを先頭に、残り2kmを過ぎたところにある高架下を潜っていくプロトン。
高架下を登り、目の前にジャンヌダルク像が。ゲーム上では7%近くある登りによって手段先頭は一度ごちゃっと塊に。ここで左折すると最後のコンコルド広場に。
コンコルド広場に入って2つの直角コーナーを曲がるといよいよフラム・ルージュ。
集団の先頭にはアスグリーンに導かれたヴィヴィアーニ。その後ろにモルコフがいて、その右側からマシューズが上がってくる。マシューズの後ろにはガビリアがサム・ベネット。ベネットの後ろにトレンティン、サガン。
その右側からは、デブイストにリードアウトされたユアンが上がってくる。
さあ、最後のストレート。アスグリーンのリードアウトが終了し、最終発射台のモルコフがヴィヴィアーニを牽引。
その後ろにマシューズ、グライペル。ユアンを率いているデブイストはこの後ろにきっちりと入り込み、その左手にクリストフ、トレンティン。
サガンの姿はここにはない。
モルコフが離れてヴィヴィアーニがスプリントを開始すると同時に、デブイストも一気にアタック。
しかしそこにユアンが反応するよりも前に、後方からサガンが飛び出してきた。
少し遅れて飛び出したユアンはサガンの背中を追ってスプリントを開始。
最も良いポジションから飛び出すことのできたヴィヴィアーニだが、少し早すぎたのかやや失速気味。勢いは、サガンの方が上だ。
最後はクリストフやトレンティンが迫ってくるが、そのままサガンが逃げ切り。
今大会5勝目。実際のツール・ド・フランスではこれまでにないほどに混沌としたスプリント争いだったが、ゲーム中ではカレブ・ユアンとほぼ分け合う形となった。
今回のゲームにおける各ステージの優勝者は次の通り。
やや勝利者が偏る傾向にあるのがゲームらしいところかもしれない。
最後に、各ポディウムを見ていこう。
まずはマイヨ・ジョーヌのクリス・フルーム。
ダニエル・マーティンの総合2位が意外な結果に。それ以外はある程度妥当な結果に。
バルデやリッチー・ポートの不調がしっかりと反映されているあたり面白い。
続いて山岳賞。
序盤のベッティオルは後半のピレネー・アルプスではまったくポイントを獲れなかったので上位には入れず。ピレネーで積極的に逃げたバルギルが一時山岳賞ジャージを身に纏うが、第3週のアルプスでユンゲルスと共に逃げに乗り続けたトニー・ガロパンが、バルギルを一気に逆転してチームに結果をもたらした。
現実のレースでもバルデが山岳賞を獲得。ちょっとしたリンクである。
ポイント賞は当然この人。
今回のゲームでは5勝もしているのだから圧倒的である。
次に3勝しているユアンが迫っていたが、それ以外のスプリンターは勝てずじまいだったため、3位以下は総合系の選手が占めている。
新人賞はベルナル・・・ではなく、ミゲルアンヘル・ロペス。
ベルナルが弱かったわけではない。第3週にも、最強のアシストとして、トーマス以上にフルームを強力にサポートし、彼の逆転総合優勝を支えた。
代わりに自らの総合成績は犠牲にし、新人賞を逃すこととなった。現実のツールでも、フルームが参加していた場合はもしかしたら同じようなことになっていたかもしれない。
最後にチーム総合成績。
上位にフルーム、ベルナル、トーマスを入れているイネオスが1位。
EFエデュケーション・ファーストも、ピレネーくらいまではヴァンガーデレン、ウラン、ウッズの3名が上位に入っていたことで首位を走っていたが、アルプスに入ってさすがにウッズも沈んでしまったため、この結果に。
以上、今回のゲームプレイにおける各ポディウムおよびリザルトとなった。
あくまでもゲームはゲーム。ただ、豊富なデータベースにより割とリアルに感じられる結果もところどころに。
あとはスタートリストを現実のものと一緒にできれば、より面白いシミュレーションが作れるのかもしれない。
なお、スタートリストを再現する方法は分かったため、次回ブエルタなどをもしやる場合には、再現した状態でやれそうだ。
以上、なんとか3週間完走できたツール・ド・フランスPCM2019プレイ。
ティージェイ・ヴァンガーデレンの総合表彰台という大目標は達成できず仕舞いだったが、正直思っていたよりもうまくいっていたので、次こそはリベンジしていきたい。
今後ももし、こういったプレイを、という要望などがあれば遠慮なくコメントしてもらえると幸い。
スポンサーリンク