りんぐすらいど

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【PCM2019】ツール・ド・フランス第12ステージ――ピレネー4連戦のはじまり

自転車ロードレースシミュレーションゲーム「ProCyclingManager2019」を使用してツール・ド・フランス2019のコースを予習しつつティージェイ・ヴァンガーデレンで総合表彰台を目指す無謀なプレイ。

第11ステージ終了時点までの総合成績は以下の通り。

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総合表彰台まであと一歩。タイム差で言えばわずか4秒。

 

その状況で挑むこととなるピレネー4連戦。

果たして、今日は大きな動きが起こるか?

 

↓前回はこちらから↓:

www.ringsride.work

 

↓各ステージの詳細はこちら↓ 

www.ringsride.work

 

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第12ステージ  トゥールーズ〜バニエール=ド=ビゴール  209.5㎞(山岳)

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ピレネー4連戦の1日目。2つの1級山岳ペイルスルド峠(登坂距離13.2km、平均勾配7%)およびラ・ウルケット・ダンシザン(登坂距離9.9km、平均勾配7.5%)の2連発が待ち受けているものの、最後は下りフィニッシュ。

前半は平坦基調で総獲得標高も3,088mと(この後の山岳ステージと比べると)大したことはなく、大きな総合争いは起こらないとの見立ても。

我らがEFエデュケーション・ファーストも、とくに余計なことはせず集団の中で息を潜め、2つの1級に備えることとした。

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この日、生まれた逃げは21名。

山岳賞を狙うルディ・モラールやワレン・バルギルが連日の逃げを見せているほか、マルク・ソレルやサイモン・スピラック、アレッサンドロ・デマルキなどの実力者も含まれている強力な逃げだ。

 

 

そして最初の1級ペイルスルド峠(登坂距離13.2km、平均勾配7%)。

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ここで早速、EFエデュケーション・ファーストのアシストたちも崩れ落ちていき、集団にはもうヴァンガーデレン、ウラン、ウッズ、マルティネスの4名だけに。

マルティネスも間もなく脱落し、いつもの3名だけが残って頂上を通過した。

 

ブッフマンやヘーシンク、オーメン、サンチェスなども遅れ、プロトンの人数も30名程度にまで絞り込まれた。

 

ペイルスルド峠を越えて残っている34名

(BOH)コンラッド、マイカ

(INS)フルーム、ベルナル、プールス、トーマス

(AST)フルサング、ビルバオ、Gイサギレ、ロペス

(TJV)ログリッチェ

(SUN)デュムラン

(TBM)ニバリ、デニス、Dトゥーンス

(MOV)ランダ、アマドール、カラパス、キンタナ

(LTS)マルチンスキー

(UAD)Dマーティン

(DQT)アスグリーン

(MTS)Sイェーツ、Aイェーツ

(GFC)ピノ

(EF1)ウラン、ヴァンガーデレン、ウッズ

(TFS)モレマ、ブランビッラ、チッコーネ、ポート

(ALM)バルデ、ガロパン

 

こういうのみると、このゲームって妙にリアルだな、と感じるときがある。

メンバーは現実のものとは全然違うが、傾向として、実際のレースでもこういったメンバーが残るのだろう、と予想するのには使えると思われる。

 

実際のレースでもピノは丸裸になってしまうのか?! さすがにそうはならないと信じたい。バルデやマスは独りぼっちになってしまうだろうなぁ。

 

 

続く1級山岳ラ・ウルケット・ダンシザン(登坂距離9.9km、平均勾配7.5%)。

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ここでマイケル・ウッズやアダム・イェーツ、ラファル・マイカといった選手たちも脱落し、21名いた逃げ集団も、残るはアレクサンドル・ジェニエスとマルク・ソレル、バルギルの3人だけ。それらもプロトンとは1分ちょっとしかタイム差がついておらず、残りはまだ26km以上残っている。

この日も、ゲームの中では逃げ切りが許されなかったようだ。

 

しかし結局、このあとに集団の中から攻撃を仕掛けるものは出てこず。

やはり、最後の1級の山頂からゴールまで30kmあり、かつ集団もまだこれだけの人数を保っているとなると、なかなか攻撃はしづらいようだ。

実際のレースではこの1級の山頂にボーナスタイムポイントが設定されており、5年前のツールでは山頂まで5kmの地点からアタックしたダニエル・マーティンとフルサングがそのまま逃げ切るという展開を生んだが、果たしてどうなるか。

ボーナスタイムポイントも、大逃げを許すような展開では意味がなくなるので・・・。

 

 

ゲームの中では、総合勢による大集団ゴール。

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先頭を取ったのは、まさかのヤン・ポランツ。

もちろん、実際のツールでは出場していないが、ジロ・デ・イタリアではマリア・ローザを着る活躍もしてみせた彼が、まさかのクライマーズスプリント勝利。

 

これと似たようなことを実際のレースでやってのけてしまいかねない選手がいるとすれば・・・まさかのクサンドロ・ムーリッセ?

第3ステージの登りスプリントでもコルブレッリやファンアールトに挟まれて8位に入り込んでいる男。第8ステージでもサガン、マシューズ、トレンティンに続いて集団4位に入り込んでいる男。それでいて(逃げ粘りとはいえ)ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユで3位を獲る登坂力をもった男。

 

決してありえないということは、なさそうだ。 

 

 

とりあえず今回のゲームの方では総合勢の動きはまったくなかった「ピレネー緒戦」。

次回はポーで行われる今大会唯一の個人TT。

ここでは総合が動かないはずがない。ヴァンガーデレンはTTが得意ではあるものの、問題は筆者のプレイングである。

 

さて、総合表彰台を得ることは、できるのか。 

 

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