りんぐすらいど

サイクルロードレース情報発信・コラム・戦術分析のブログ

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ツアー・ダウンアンダー2021 プレビュー

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いよいよ2021年シーズンも開幕!

その最初のレースはやはりこのレース! サントス・ツアー・ダウンアンダー!

「真夏」のオーストラリアのオークルカラーの大地を、真新しいジャージを着たワールドツアーの選手たちが駆け巡る。

コースの距離も短く、山も決して厳しくないシーズン最初のレースだけに、パンチャー・クライマーがそれぞれわずか数秒の差を巡って争い合う、毎年「激戦」必死なステージレースである。

 

そんなツアー・ダウンアンダーの2021エディションを、今回も開幕前に徹底的にプレビューしていきます!

 

 

 

 

 

 

・・・もちろん、「現実の」ツアー・ダウンアンダー2021は、UCIレースとしては中止。国内で国内選手のみを集めたレースとして開催されることが決まった。

 

しかし、せっかくの1月がそれではあまりにも寂しい。

ということで、過去の「春のクラシック」やツール・ド・フランス同様、自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager」を使用して、実況することに決めた。
Benji Naesen氏を引き継いでLoebas氏が中心となって作成されたデータベースMOD「WorldDB 2021」を使用して2021年シーズンの選手・チーム・新ジャージなどを限りなく再現。

現実のレースには敵わずとも、雰囲気だけでも新シーズンのレース風景を楽しんでいただければ幸い。

 

本来開催されていればその予定日であった今週の火曜日(1/19)から6日間、日曜日まで、以下のチャンネルにて順次公開していく予定。

www.youtube.com

 

ぜひ皆さんチャンネル登録のほど、よろしくお願いします。

 

目次

 

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コースプレビュー

MODを使用して2021年シーズンのデータベースを再現してはいるものの、ベースとしては「Pro Cycling Manager2020」を使用している。

そのため、コースは2020年バージョン。

2020年シーズンのコースを使用してレースをしていく(総距離などは若干の違い)。

 

実際の2020年シーズンのコースプレビューや全ステージレビューも参考になるだろう。

www.ringsride.work

www.ringsride.work

 

第1ステージ タヌンダ~タヌンダ 148㎞(平坦)

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1/19(火) 11:00~公開予定

例年通りのピュアスプリントステージ。

ただ、2019年以前のツアー・ダウンアンダーでは初日から割としっかりとしたラインレースを用意してきたのに対し、昨年(そして今回のゲームの中で)は、初日ステージに1周30㎞の周回コースを5周させるレイアウトを用意してきた。

より「観客向け」なコース設定と言えるか。2020年のツール・ド・フランス第1ステージも似たようなコンセプトだったように思う。

少しずつ、自転車ロードレース界のトレンドも変わりつつあるようだ。

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とはいえ、クリテリウムのようなド平坦のステージ、というわけではない。

途中、5回登ることになる3級山岳「ブレークネックヒル」。

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登坂距離2.5km、平均勾配2.7%、最大勾配9.3%と、決して厳しくはない登りではあるが、ここで大会最初の、そしてシーズン最初の山岳賞争いが繰り広げられる。

(山岳ポイントは2周目と4周目通過地点)

 

昨年はUnisaオーストラリアのジャラド・ドリズナーが山岳賞ジャージを獲得。

今年は、一体誰が獲得する?

 

そして、最後はほぼ100%集団スプリント。

このあとスタートリストも紹介していくが、今年もカレブ・ユアン、サム・ベネット、エリア・ヴィヴィアーニ、ペテル・サガン、ジャコモ・ニッツォーロといったトップスプリンターたちが集結。

昨年は新チーム加入直後のサム・ベネットが、ミケル・モルコフの完璧すぎるリードアウトを得ていきなりの勝利。

一方、ライバルのカレブ・ユアンは終盤の位置取りに失敗してトレイン崩壊。

悔しい敗北を味わうこととなった。

 

今年、シーズン最初のスプリンターズ決戦を制するのは誰だ?

 

 

第2ステージ ウッドサイド~スターリング 134km(丘陵)

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1/20(水) 11:00~公開予定

ツアー・ダウンアンダーお馴染みの「スターリング登りフィニッシュ」。

登坂距離7.4km、平均勾配2.4%、最大勾配6.6%。

決して厳しすぎる登りではないが、2段階の登りであり、過去登場した2014年はディエゴ・ウリッシ、2015年はフランホセ・ロバト、2016年はジェイ・マッカーシーなどパンチャータイプの選手たちが勝利を掴み取っている。

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一方、2016年はこの登りの一段階目で脱落していたカレブ・ユアンは2018年・2020年と連覇しており、彼の激坂適性の成長ぶりが見て取れる。

総合争いにおいても、パンチャータイプの過去2回総合優勝者ダリル・インピーがリッチー・ポートなどのクライマータイプとの争いにおいて優位を取るために重要なフィニッシュでもあり、白熱すること間違いなしである。

 

 

第3ステージ アンリー~パラコーム 126㎞(丘陵)

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1/21(木) 11:00~公開予定

実は過去のツアー・ダウンアンダーにおいて、総合優勝を占う決定的な役割を果たしているのはウィランガ・ヒルではなくこの「パラコーム」である。

初登場の2015年はこの登りを制したローハン・デニスが総合優勝し、ウィランガ・ヒルを制したリッチー・ポートは惜しくも敗れることに。

次に登場した2017年はリッチー・ポートがウィランガ・ヒルだけでなくこのパラコームも制したことでそのまま圧倒的な差で総合優勝。リッチー・ポートは2014年から6年連続でウィランガ・ヒルを制していたが、その間に総合優勝ができたのはこのパラコームを制した2017年だけであった。

そして2020年の3度目の登場の際もリッチー・ポートがこのパラコームを制するが、この年のウィランガ・ヒルを彼は勝利することができなかった。しかし、それでも彼は2度目の総合優勝を果たす。

これまで3度の登場全てで勝者に総合優秀を導いている「キングメーカーの登り」パラコーム。

そのプロフィールは以下の通りである。

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登坂距離は1.2kmと短いが、平均勾配は9.5%、最大勾配は15.5%。

登れるスプリンター程度ではもちろん、パンチャーにも厳しさを感じさせるレベルではあり、ダリル・インピーにとっては試練の日となるだろう。

 

今年もパラコームを征する者がダウンアンダーを征する、になるのか。

 

 

第4ステージ ノーウッド~マレー・ブリッジ 150㎞(平坦)

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1/22(金) 11:00~公開予定

パンチャー・クライマータイプの2ステージを挟み、久々の集団スプリントステージ。翌日がまた特殊なレイアウトのため、もしかしたらこの日がピュアスプリンターにとっては最後のチャンスになるかもしれない。

昨年は第1ステージでサム・ベネットに敗れたカレブ・ユアンがリベンジとなる勝利を掴み取る。昨シーズン、ツール・ド・フランスでも激しい鍔迫り合いを見せたこの2人の調子の良さを予感させる激突であった。

今年も第1ステージとこの日の勝敗の行方が、今シーズンの状態を占うことになりそうだ。

 

 

第5ステージ グレネルグ~ヴィクター・ハーバー 151㎞(平坦)

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1/23(土) 11:00~公開予定

コース種類としては「平坦」だが、そう単純にはいかなそうなのがこのステージ。

ヴィクター・ハーバーとはその名の通り、ツアー・ダウンアンダーのメイン会場アデレード市街から南に85㎞。風光明媚な海外線を擁するビーチリゾートであり、過去登場した2017年・2018年には集団スプリントでカレブ・ユアン、エリア・ヴィヴィアーニが勝利している「ピュアスプリントフィニッシュ」として知られている。

一方で2016年に登場した際はゴール前20㎞地点に山岳ポイント「カービー・ヒル」が用意され、ここでユアンを含むスプリンターたちが軒並み脱落。

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最終的には小集団スプリントをパンチャーのサイモン・ゲランスが制し、その年の総合優勝に向けての大きなリードを手に入れることになった。

 

そして2020年はもまた、このカービー・ヒルがゴール前20㎞に用意された「どうなるかわからない」レイアウト。

その予想通り、ダリル・インピーによる3連覇を狙うミッチェルトン・スコットが、このカービー・ヒルを前にして一気に集団牽引。クライマーのルーカス・ハミルトン、サイモン・イェーツのアシストでペースアップを図った結果、カレブ・ユアンやサム・ベネットらも突き放され、先頭には総合上位勢を中心に7~8名程度に絞り込まれることになった。

だが、ここでスプリンターズチームの逆襲が始まる。とくに、カレブ・ユアンのためのトーマス・デヘントの集団牽引が凄まじく、残り6㎞地点でついに集団は再び1つになった。

一方、その混戦状態の中で各スプリンターたちは万全の態勢を保つことができずにいた。エリア・ヴィヴィアーニは早々に脱落し、最後のロジャー・クルーゲのリードアウトに、カレブ・ユアンもついていくことができなかった。

そして、エースを失ったクルーゲの番手から飛び出したのが、NTTプロサイクリングのジャコモ・ニッツォーロだった。サム・ベネットの猛烈な追い上げも振り切って、勝ちきれない男の代名詞であった彼が、新スポンサーを得たチームに早めの1勝を捧げることとなった。

 

よって、2020年はこの「カービー・ヒル」で動きはあったものの、最終的には集団スプリントに。

ただし純粋なスプリント力のぶつかり合いというよりは、より混戦した状態の中での戦いとなった。

 

2021年は果たして、総合系が抜け出すか、純粋なピュア集団スプリントになるか、それとも混戦の中のスプリント対決となるか。

 

 

第6ステージ マクラーレン・ヴェイル〜ウィランガ・ヒル 151㎞(丘陵)

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1/24(日) 10:00~公開予定※最終日のみ1時間早めに公開

毎年恒例のウィランガ・ヒル決戦。2019年から、それまで最後から2番目のステージで用意されていたこの決戦ステージが最終日に移り、より「最後まで分からない」という展開が演出された。

 

この日、終盤に2度登ることになるウィランガ・ヒルは登坂距離3.1km、平均勾配8%、最大勾配9.6%のツアー・ダウンアンダーの中では飛びぬけて本格的な登り。パンチャータイプの選手では先頭を突き抜けることはかなり難しいだろう。

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よって、もしここまでのステージでボーナスタイムを奪われていたとしたら、クライマータイプの選手たちが逆転を狙う最大のチャンス。

大本命はもちろんこのウィランガを6度制しているリッチー・ポート。しかし昨年はそれをロット・スーダルのマシュー・ホームズに奪われてしまった彼が、今年はリベンジを果たすことができるのか。

そして、総合優勝は誰の手に。

 

 

 

全チームスタートリスト&プレビュー

今大会に出場する全19チームのスタートリストと簡単なプレビューを掲載していく。

本来、ツアー・ダウンアンダーとは、ワールドツアーレースの中でもちょっと特殊で、例年UCIプロチーム(プロコンチネンタルチーム)の出場がない。

代わりに「UniSAオーストラリア」という実質的なオーストラリアのナショナルチームが用意されるのだが、さすがにゲームでそれを再現するのは難しいので、ワールドツアーチーム19チームだけの出場となる。

※年齢はすべて2021/12/31のものとします。また、国籍が太字下線となっている者はその国の現ロード王者であることを示します。

 

1~.ボーラ・ハンスグローエ(BOH)

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昨年は不出場だったペテル・サガンが今年はこちらに参戦。昨年エーススプリンターとして第1ステージ3位など活躍していたバシュカを発射台に、ボドナル、オスなどのチーム・サガンを揃える。

サガンは本来はツアー・ダウンアンダーの総合も狙えるポテンシャルを持っている男。今年は果たしてどんな活躍を見せてくれるのか。

新人有望スプリンターのメーウス、同じく新人で2019年ツール・ド・ラヴニール総合2位のジョヴァンニ・アレオッティなどの活躍にも期待したい。

 

11~.トレック・セガフレード(TFS)

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昨年はリッチー・ポートの総合を支える超重要な役割を果たしてくれていた元世界王者ピーダスンが今回はエースナンバーをつける。昨年のツールのシャンゼリゼでも2位に入ったそのスプリント力で勝利を狙う。

クライマー側のエースは今年はジュリオ・チッコーネ。ヴィンツェンツォ・ニバリに次ぐイタリア人総合エースとして期待される彼が、エリッソンドのアシストを受けながらシーズン開幕戦を勝利で飾れるか。

 

21~.ドゥクーニンク・クイックステップ(DQT)

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昨年のマイヨ・ヴェール獲得者、最強スプリンターの一角サム・ベネットが、今年もアーチボルドやモルコフの助けを借りながらその最強の証明を果たして見せられるか。

総合では昨年ジロ・デ・イタリアで15日間にわたりマリア・ローザを着用、最終的にも総合4位と躍進した若手アルメイダをエースに。チェルニー、ケイセ、デヴェナインスなど、アシストも非常に充実した高レベルのチームである。

 

31~.ロット・スーダル(LTS)

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昨年ステージ2勝のカレブ・ユアン。かつて2017年なんかは、平坦ステージすべて勝利するほどにこのレースとの相性も良い彼が、今年も引き続き大暴れできるか。

総合を狙える選手がいるわけではないものの、昨年のウィランガ・ヒルでリッチー・ポートを下して勝利しているマシュー・ホームズには注目しておきたい。ハリー・スウィーニーはネオプロだが、丘陵系レースに強い脚質をもち、ダウンアンダーとの相性は悪くないはず。

 

41~.イスラエル・スタートアップネーション(ISN)

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クリス・フルームの加入で話題のこのチームだが、ダウンアンダー的にはウッズとインピーというツアー・ダウンアンダーとも相性の良いエースが二人。さらに2019年のツアー・ダウンアンダーであわや総合を狙いうる走りを見せていたパトリック・ベヴィンもいて、「ミスター・ダウンアンダー」のアンドレ・グライペルもいるということでまさにツアー・ダウンアンダーのためのチームといった感じですらある。

新加入のセバスティアン・バーウィックも、昨年、同じオーストラリアのステージレースであるヘラルドサン・ツアーで総合2位に躍り出た強力な新人クライマー。

 

51~.チーム・キュベカ・アソス(TQA)

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昨年1勝のジャコモ・ニッツォーロは当然、注目すべき。過去山岳賞を獲得しているドラミニや、総合を狙えるポッツォヴィーヴォ、そして昨年のパラコーム2位の元チーム・サンウェブ、ロバート・パワーも、ダウンアンダーのレイアウトには相性の良い脚質だ。

なお、現時点で新ユニフォームの発表がなく、ゲーム中では思いっきり「NTT」と書いてある昨年ユニフォームを使用したままとなるが、ご了承願いたい。

 

61~.イネオス・グレナディアーズ(IGD)

f:id:SuzuTamaki:20210117182615p:plain「キング・オブ・ウィランガ」のリッチー・ポートがエース。3度目の総合優勝を飾れるか?

もちろん2015年覇者のローハン・デニスも強力なアシストになりうる。もちろん状況によっては、自らのエースも。

ファンバーレ、シヴァコフもこのレースとの相性は良く、ドゥールは同じオーストラリアのステージレース、ヘラルドサン・ツアーで勝利経験もある。

 

71~.チーム・バイクエクスチェンジ(BEX)

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昨年までミッチェルトン・スコットと呼ばれていたこのチーム。エースのダリル・インピーが抜けたことによって、昨年出場のサイモン・イェーツが今年のエースに。同じく活躍したルーカス・ハミルトンがアシストorセカンドエースとしてどれだけの走りが見せられるか。

また、ヘラルドサン・ツアーの方で2勝しているグローブスがエーススプリンター。ユアンやベネットといったトップスプリンターたちにどこまで食らいつけるか楽しみだ。

 

81~.チームDSM(DSM)

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昨年ジロ・デ・イタリア総合2位・ヘラルドサン・ツアー総合優勝のヒンドレーをエースに据え、脇を固めるのがハミルトン、ストーラーといった同じく若手オージー実力派クライマーたち。

スプリントではヘラルドサン・ツアー1勝のダイネーゼとカンターのこちらも若手コンビに任せる。

そして、ドイツの期待の新星マルコ・ブレンナーがどこまでの走りを見せられるか、にも注目しておこう。

 

91~.AG2Rシトロエン・チーム(ACT)

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パンチャーということでツアー・ダウンアンダーとは相性の良いはずのコヌフロワがエース。元ブエルタ山岳賞ブシャールと、昨年のブエルタ・ア・エスパーニャ区間優勝者オコーナーがアシストを務める。

スプリントでは昨年はFDJから出場していたサローがエース。混戦の中ではヴェンドラーメやワーバスといったパンチャータイプも勝利を狙っていくことだろう。

 

101~.チーム・ユンボ・ヴィズマ(TJV)

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オーストラリア同様国内選手権も近く調子が上がっているはずのニュージーランド人、ジョージ・ベネットがそろそろダウンアンダーの総合優勝を狙いたいところ。昨年もイル・ロンバルディア2位・ジャパンカップ2位など調子の良い走りを見せている。ツアー・オブ・ジャパンでも過去活躍しているハーパーにもひそかに期待したいところ。

スプリントでは新人のデッカーがどこまで強さを見せられるかに期待したい。

 

111~.UAEチーム・エミレーツ(UAD)

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昨年総合2位のウリッシは脚質的にもかなりこのレースには相性の良いはずの選手。問題はそれをサポートできるアシストがあまりいないことか。

スプリントではNTTプロサイクリングからやってきた南アフリカロード王者ギボンスに注目したいところ。過去このレースでの勝利経験はないが、上位には何度か入っている。

 

121~.コフィディス・ソルシオンクレディ(COF)

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エリア・ヴィヴィアーニはついにエースナンバーを失うことに。エースとなるのは、CCCチームから移籍したパンチャー、シモン・ゲシュケ。脚質的にはたしかにこのレースには向いている。

だがもう1人、元ラヴニール覇者で新加入のフェルナンデスの走りにも期待したいところ。

もちろん、最も勝つべきなのはヴィヴィアーニである。今年もサバティーニ、コンソンニ、さらには新加入で有望なポーランドスプリンター、サイノクの助けもあるのだからぜひ勝ってほしい。

 

131~.モビスター・チーム(MOV)

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正直、あまりこのレースにはやる気を見せないことも多いモビスター。ただし今年は新加入のガルシアが結構相性のいいタイプのスプリンターであることと、昨年もシーズン序盤のレースでアグレッシブさを見せていた元カハルラルのゴンサロ・セラノの走りには注目しておきたいところ。

あとは昨年のネオプロのクレイや、ジロで総合13位のサミティエル、あるいは「謎の」プエルトリコ人ゴンサレスあたりの走りにも・・・。

 

141~.アスタナ・プレミアテック(AST)

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過去総合上位にも入ったこともあるサンチェスがエース。とはいえ、どこまで走れるかは微妙なところだとは思われる。

過去このレースで何度も積極的な逃げに乗っている「コアラ男」ことボアーロが、今回も逃げに乗れるか? 

とにかく総合でもスプリントでも微妙ではあるので、できる限り逃げで目立つ必要がある。

 

151~.バーレーン・ヴィクトリアス(TBV)

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バルス、ペーンシュタイナー、ハラーなどはツアー・ダウンアンダーとも相性の良いタイプの選手たち。なんとか総合TOP5には入っていきたいところ。

そして新城幸也は今年もダウンアンダーにも出場。逃げやステージ上位20位以内に入るなど、目立つ活躍を期待したいところ。

 

161~.グルパマFDJ(GFC)

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このチームも正直、ダウンアンダーにはあまりやる気を出さないチームではあるが、昨年中に正式加入している新人スチュアートや昨年のブエルタ・ア・エスパーニャでダヴィ・ゴデュのアシストとして活躍していたアルミライルなどに期待したいところではある。

オーストラリア人としては、昨年のジロ・デ・イタリアでアルノー・デマールの4勝を支えたスコットソンが調子の良さを見せてくれると嬉しいのだが。

 

171~.アンテルマルシェ・ワンティゴベール(IWG)

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今年からワールドツアーということで、当然ツアー・ダウンアンダーにも初出場。メンバーもダウンアンダー初出場の選手も多い。

その中でこのレース出場経験もあり上位にも入っているダニー・ファンポッペルには期待。勝つまではなかなか難しいかもしれないが・・・。

総合では典型的なパンチャーであるエイキングに強みがあるはず。パスクアロンはサガンっぽいところもあるのでうまくいけば。

また、2019年のツール・ド・ラヴニールで山頂フィニッシュ区間勝利を果たしているエヴァンスは、地元レースということで存在感を示せるか。

 

181~.EFエデュケーション・NIPPO(EFN)

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テイオ・ゲイガンハートとルーベン・ゲレイロと共に2016年のツアー・オブ・カリフォルニアで活躍していた若手ポーレスがそろそろ覚醒してくれるか。昨年もツール・ド・フランスで積極的なエスケープを見せていた。

その他、過去ダウンアンダー山岳賞経験のあるモートンや、昨年のウィランガ・ヒルステージで逃げに乗って粘っていたルッチなどに注目。

そして今年新加入の中根。新城と共に、逃げなどでの活躍に期待だ。

 

 

過去のYoutube動画

珠洲環のチャンネルでは過去にもいくつかのシリーズを投稿しております。

ぜひ皆さま、お時間のある際にご視聴ください。

 

1.幻のツール・ド・フランス2020を実況

www.ringsride.work

本来開催されるはずだった6月末から1か月間投稿していたシリーズ。スタートリストに関しても新型コロナウイルス流行前に予定されていた「本来のスタートリスト」を採用しているため、イネオスなんかはベルナル・フルーム・トーマス・カラパスあたりの最強の体制が構築されている。

現実のレースではタデイ・ポガチャルの衝撃の総合優勝で終わったツール・ド・フランス2020。果たしてゲームの中では?

⇒ 幻のツール・ド・フランス2020を実況 - YouTube

 

2.幻の2020シーズンレースを実況

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延期が決まった3月のストラーデ・ビアンケを皮切りに、「春のクラシック」を中心とした2020年シーズンのワンデーレース群をその本来の日程、予定されていたスタートリストを再現して実況している。

とくに中止となってしまったパリ~ルーベジャパンカップはおススメ。2020年のジャパンカップ覇者はなんとあの選手。

⇒ 幻の2020シーズンレースを実況 - YouTube

 

3.ジロ・デ・イタリア2019 逆襲のデュムラン

www.ringsride.work

延期になってしまった5月のジロ・デ・イタリア2020開催期間に合わせ、2019年のジロ・デ・イタリアのスタートリストを再現し、残念ながら早期リタイアしてしまったトム・デュムランの「リベンジ」、すなわち総合優勝を目指してプレイ。

上記2つのシリーズと違ってゲームとしてチーム・サンウェブを操作しております。デュムランはもちろん、サム・オーメンなどの活躍も。

⇒ ジロ・デ・イタリア2019 逆襲のデュムラン - YouTube

 

 

4.PCM2019キャリアモード CCCチーム編

www.ringsride.work

Pro Cycling Manager 2019を使用して、CCCチームの2019シーズンを「キャリアモード」と呼ばれる、チーム自体を操作してレースを走っていくモードをプレイ。

CCCチームが初年度、本来目標としていた20勝を実現させていくという企画で、前半部分は上記ブログ内で行っておりました。

途中からYoutubeで継続。リエージュ~バストーニュ~リエージュまでで完結しております。

⇒ PCM2019 CCCチーム編 - YouTube

 

 

 

今後、2021シーズンもより積極的に動画を上げていきたいと思いますので、ぜひ皆さん、チャンネル登録と各動画の高評価ボタンをよろしくお願いいたします!

 

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