りんぐすらいど

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ガッツポーズ選手権2020 結果発表

 

11月21付の記事「ガッツポーズ選手権 写真で振り返る2020年シーズン(前編) - りんぐすらいど」「ガッツポーズ選手権 写真で振り返る2020年シーズン(後編) - りんぐすらいど」にて募集しておりましたアンケートを集計いたしました!

投票していただいた多くの皆様、本当にありがとうございました!

 

昨年同様に1位~3位まで選んでいただき、それぞれ3~1ポイントが入る仕組みになっていました。

その合計ポイントを集計し、上位5位までのガッツポーズを中心に発表したいと思います。

 

 

2017年のアルベルト・コンタドール

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2018年のジョン・デゲンコルブ 

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2019年のマチュー・ファンデルポール

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そして、2020年シーズンを象徴する「No.1ガッツポーズ」とは・・・?

(マン・オブ・ザ・イヤー含むその他アンケート項目については次の記事で扱います)

 

 

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結果発表(TOP5)

なんと今回、5位が同点で2名! よって2名同時に紹介させていただきます。

 

第5位 ペテル・サガン(ジロ・デ・イタリア 第10ステージ)

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  • 落ち着きはらった感じが王様感あるので(20代男性)
  • 決して派手ではありませんが、とても印象に残りました。今までと少し違った「円熟のサガン」に期待してしまいます。(30代男性)
  • とにかくサガンが好きすぎるから笑 スプリントの勝利よりも独走勝利はガッツポーズの時間も長いので個人的には好きです。来年はクラシックでのガッツポーズを1位に推したい!(20代男性)
  • ゴールと同時にかかった虹が忘れられない。この映画みたいな演出がまさにサガンっぽいなと思いました。(40代女性)
  • 余裕を見せつけるサガン様がかっこいいです。(30代女性)
  • 常勝を欲しいままにしてきたプロトンのやんちゃ坊主サガンも30歳。コンディショニングが難しく、いつものサガンが鳴りを潜めたかのような今シーズン。もっと勝てていればこのガッツポーズもサガンらしいパフォーマンスで味付されていたかもしれない。ポーズやモーションの小ささは何と言うかサガンもまた全盛期を過ぎつつあるのかもしれない、はたまた世代交代の波があのサガンにすら押し寄せているという現実をまざまざと見せつけられたような気もしました。(30代男性)
  • ツールで勝てず、グリーンジャージも元チームメイトのサム・ベネットに奪われてしまい、雪辱を期したジロでも、スプリントではデマールの前に手も足も出なかったサガン。1週目を終えたところで、正直僕は「このままサガンは最後まで勝てずにシーズンを終えるんだろうなぁ」と思っていました。レース前にミッチェルトンとユンボがレース撤退を発表し、レースの開催そのものが危ぶまれた中で、あのカンチェを破ったツール・デ・フランドルの時のような強烈な独走劇。このタイミングでの勝利といい、ゴールした時に虹がかかっていたというエピソードといい、やはりサガンは千両役者だなぁと思わざるを得ませんでした。これまであまりサガンに目を向けることはなかったのですが、さすがにカッコ良すぎました。(20代男性)
  • ツールでマイヨヴェール絶対王者として君臨していたサガンが今期は振るわなかったものの、2018年のフルームを彷彿とさせる独走優勝したことで、その力はまだ衰えていないことを示したのが印象的だった。(30代男性)
  • 虹男がかつて虹を纏って王になったロンドのようなレース展開で勝ったから。(10代男性)

 

合計:21pt

1位:4(12pt) 2位:4票(8pt) 3位:1(1pt) 

これまでにないくらいの不調を過ごした今年のペテル・サガン。

しかしやはり彼は「千両役者」だった。苦しみ続けたスプリントではなく、かつてアルカンシェルを身に纏って制したロンド・ファン・フラーンデレンのときを彷彿とさせるような逃げ切り勝利。

そこで披露したガッツポーズは、「彼らしい」コミカルなものではなく、どこか「落ち着き払った」仕草。

それでいて、フィニッシュと同時に虹がかかる演出というのは、彼が今までと同じではいられないものの、それでもこれからもまだ、伝説を創り続けていくであろうことを象徴しているかのようであった。

 

そんな「今までと違う」サガンのガッツポーズに集まった数々の情熱的なコメント。

10代から40代、男性から女性まで幅広く支持を集めたガッツポーズでした。

 

 

第5位 ダヴィ・ゴデュ(ブエルタ・ア・エスパーニャ 第11ステージ)

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  • カメラまで聞こえてきた雄叫びが非常にエモーショナルだった(20代男性)
  • 支えるべきエースのピノが不遇な状況で力を出せない中、自身、そしてチームにとって素晴らしい勝利とガッツポーズ、そして雄叫びだったと思います。(30代男性)
  • アシストとして働く機会が多いゴデュのステージ優勝には、グッとくるものがあった。(10代男性)
  • 喜び全開!の笑顔がすてき!(30代女性)
  • 放送でも拾えるほどの雄叫びが印象的。(30代男性)
  • ゴデュの歓喜の声が響き渡ったこのガッツポーズ!ピノがいなくなったプレッシャーに勝ち、一皮向けた瞬間だったのでは。初グランツールステージ優勝おめでとう!(30代女性)
  • 常にピノのアシストとして働いていた彼が掴んだグランツールの勝利は、誰もが自分のことのように嬉しかったと思います。来年は「自分の為に走るゴデュ」が見られる機会が増えそうで、楽しみです。(30代)
  • あんなかわいい顔して、あんなに絶叫されたら…男ですけどギャップにやられました。(20代男性)

 

合計:21pt

1位:3票(9pt) 2位:4票(8pt) 3位:4票(4pt) 

「ベテラン」サガンと並び票を集めたのが若手代表ダヴィ・ゴデュ。「カメラまで聞こえてきた雄叫び」とセットで評価され、今後の彼自身の走りに期待する声が多く集まった。

普段は「メガネ男子」な彼の感情爆発のギャップに惹かれた人も多かった様子。とくに世代の近い若手からの指示を多く集めました。

 

 

第4位 マチュー・ファンデルポール(シクロクロス世界選手権)

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  • 所作の全てが美しかった(20代男性)
  • 魅せるレースを体現した美しさ(20代男性)
  • カッコ良すぎる・・・ 華麗なポーズの中に「どうだ!!」という感情も感じられる。来年はロード部門でノミネートされて欲しい!(20代男性)
  • 一枚の絵のように美しいです。個人的にはシクロクロス走ってるマチューが1番好きかも。(40代女性)
  • ずるいの一言です。(20代男性)
  • 全身泥だらけなのに、あまりにも美しい。2月のレースでしたがシーズンが終了した今でも一番印象に残っているゴールシーンです。(20代男性)
  • 絵になる(10代男性)
  • 格を見せつけられた感じでした(20代男性)
  • シクロクロスの美しさを示すと共に、マチューのその圧倒的な実力を示すものでもあり、本当にカッコいい一枚だと思う。(20代男性)
  • とにかく美しい。言うことありません。(20代男性)
  • 単純にかっこいいポーズなんですけど、それだけじゃなくて、手慣れた所作は予定調和のよう。けれどそれでもこの勝利は特別だと念を押すような。もはや「釣った魚」であるこも競技に常に敬意を払っている。そんなふうに感じたレースでした。(40代女性)

 

合計:23pt

1位:2票(6pt) 2位:5票(10pt) 3位:7票(7pt) 

昨年優勝者のマチューは今年も強かった。この「ガッツポーズ写真」については、純粋に1枚の写真としての美しさを評価する人が多かった。

泥まみれの姿に「シクロクロスとしての美しさ」を見た人、またその所作にこの競技に対する「敬意」を読み取った人もいたようです。

来年はいよいよ、グランツール初挑戦、あるいは今年レースキャンセルで残念ながら出場ならなかったパリ~ルーベへの挑戦などが楽しみなマチュー・ファンデルポール。

またノミネートされるようなガッツポーズを見せてくれるか?

 

 

第3位 プリモシュ・ログリッチ(ブエルタ・ア・エスパーニャ 第17ステージ)

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  • 昨年と違い、少し苦しみながら勝利を掴んだログラの胸中が表れているようなガッツポーズと表情で、とてもグッときました。(30代男性)
  • 目前で勝利を逃したツール・ド・フランスのあとで、最後の最後までわからなかったもうひとつのグランツール勝利が確定した瞬間、噛み締めるようなガッツポーズが印象的でした(20代女性)
  • ログリッチのメンタルの強さを、表わしている。(50代男性)
  • ツールにて、栄光からの陥落という絶望を味わってもなお、「絶対に諦めない」という気概で勝ち取ったブエルタ勝利は、尊敬の一言しかない。特に今年の異常な状況を考えたら、彼の精神的な強さや努力する姿勢は、サイクルロードレースという枠を超えて、人生をどう生きるか?という手本になった気がします。(30代)
  • 連勝はアグレッシブにタイムボーナスを取りに行ったから(40代男性)
  • まさかのツールで辛酸を嘗め、失意からのブエルタ総合優勝、これもハッキリ言えば辛勝で、余裕勝ちではありませんでした。普段からクールというか物静かなイメージのポーカーフェイスな彼だけに、国際映像越しでも、声がハッキリ聞こえるほどのガッツポーズは本当に嬉しかったのだろうなと思いました。(30代男性)
  • 今年一年を総括しうるガッツポーズだと思った。このガッツポーズをツールで見せてほしい。(20代男性)
  • 小さいポーズだが、本気で吠えたログリッチを初めて見た。ホフステッド降臨からのGT優勝を決めた波乱の一年を戦いきった彼と、他者ではガッツポーズの重みが違う(40代男性)

 

合計:24pt

1位:6票(18pt) 2位:2票(4pt) 3位:2票(2pt) 

「ツールの悔しさを挽回する勝利」というストーリーと共に、彼の生き様、メンタルの強さなど、単純な強さだけじゃないところに共感したメッセージが多く集まりました。

とくに年齢層の高い方々からの支持も厚く、若手が台頭する中での「ベテラン」層の頑張りへの共感がキーになったようです(このあたりは8位のアレクサンダー・クリストフへのコメントにも共通してます)。

あとはゴデュ同様、マイクに届くほどの叫び。「普段からクールというか物静かなイメージのポーカーフェイス」な彼だからこそのこのギャップ、そして爆発した感情は観る者を震わせる威力がありますね。

 

 

第2位 ジュリアン・アラフィリップ(ツール・ド・フランス 第2ステージ)

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  • 「今年のガッツポーズ」と言われるとやはりこれが真っ先に思い浮かぶ。勝利後のジュジュの涙も含めて最高のガッツポーズ(40代男性)
  • 役者の役者らしいフィニッシュ。(30代男性)
  • アルカンシェルを纏って活躍する来シーズンが楽しみです。(20代男性)
  • アラフィリップの優しさを、表わしている。(50代男性)
  • フィニッシュ後、父の死に報いるべく走ったアラフィリップの感極まる姿(50代男性)
  • シーズン終盤でケチのついたジュジュですが、やはり絵になる(40代男性)
  • いろんな意味で彼がそこにいると目が離せないやっぱりスター。華があります。でも、ポカしちゃう人間くささも好きです。(40代女性)
  • 亡くなったお父さまへの想いを考えると、シンプルに心に響くガッツポーズだなと思いました。(30代男性)

 

合計:28pt

1位:4(12pt) 2位:7票(14pt) 3位:2票(2pt) 

直前に父を亡くしていたアラフィリップ。その想いに捧げた、天を指差すガッツポーズ。そしてそのあとの涙・・・単なる勝敗ではなく、選手の人生に関わるドラマもまとめて、ロードレースの魅力である。

シーズン後半はリエージュ~バストーニュ~リエージュでの「失敗」や、ロンド・ファン・フラーンデレンでの落車など、悔しい思いを繰り返してもいたものの、このツールや世界選手権での勝利など、やはり今年も彼はフランスの英雄であると共に現在のロードレースを代表する選手であることがよくわかる。

 

 

そして、そんなログリッチやアラフィリップといった、今年を象徴する選手たちを抑えて「今年最高のガッツポーズ」として選出されたのは・・・

 

 

 

 

 

 

第1位 ミハウ・クフィアトコフスキ(ツール・ド・フランス 第18ステージ)

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  • 今年のイネオスの苦境、そしてクフィアトの今までの献身を考えると、泣けるほど素晴らしいシーンです。「美しさ」で言えば、今年に限らず歴代でもトップクラスだと思います。(30代男性)
  • 今年のイネオス、エースを失ってからの走りが圧倒的だった。ジロは失ったと思わせてだったが。この写真が、ツールのステージの優勝の写真であること、勝者がクヴィアトであることが、また一層美しい。黒ユニフォームの左手に輝くアルカンシェルが、実力者であることを示しているし、そんな彼が長年働いていたにも関わらずの初優勝。これまで連日逃げてきたカラパスの物語とも絡まって最高の一枚だと思った。小説がかけるし、ロードレースには物語がある、そう思わせてくれる一枚。ツール、ブエルタと魅せてくれた熱い男カラパスには来年なにか持ち帰ってくれることを期待したい。(イネオスファンとしてどうしても投票したく、はじめて書かせていただきました、ここだけ長文ですみません。)(20代男性)
  • 目頭が熱くなって気づいたら目に涙が滲んでいた(20代男性)
  • 長年アシストとして活躍した中で(チームとしては好ましくないが)ついに得たステージ勝利のチャンス。それをチームメイトの祝福とともに叶えた瞬間は格別だろう。とても嬉しそうな姿を見て感動した。(20代男性)
  • できればカラパスも入れてあげたい。(30代男性)
  • ロードレースの美しさを体現したようなレース・写真でした。なんと言われようとこれはガッツポーズ。(20代男性)
  • シーズン開始早々のポルタルDSの訃報からツールでのトラブルと不調、とつらい時期の中で、このゴールは今年初めてイネオスに見えた明るい兆しでした。そういった意味でも忘れられないシーンです。(40代女性)
  • 同じチームの二人が肩を寄せ合ってフィニッシュするシーンは自分の中では他に記憶になく、今年のツールドフランスの中で特に印象に残ったので。総合争いから脱落しても、イネオスの強さを象徴するシーンだったと思っています。(20代男性)
  • 見ていて泣きました。こんなにも心が震えたフィニッシュは今シーズン他に思い当たらず、迷いなく選びました。私がアシストが報われるシチュエーションに弱いので、その思い入れもありますが。(30代男性)
  • 25歳以下の選手ばかりが目立った1年、唯一自分がほっこりしたロートルの勝利でした(50代男性)
  • イネオスがチームとしても強く、個人としても強いということが良く現れたステージのゴール。感動的なシーン。(20代男性)
  • 感動(10代男性)
  • アシストが一自転車選手として報われた瞬間にとても感動しました。(30代女性)
  • ロードレースのうつくしさ、ファンが好きなところがこの一枚に全て詰まっていると思う。(30代男性)
  • ずっとアシストに徹していたクフィアトコフスキーの献身なライドが最も輝いていると感じたので。(50代男性)
  • 美しいシーンでした。ガッツポーズとは言えないので3番目で(40代男性)
  • イネオスのアシストとして粉骨砕身してきた彼の初優勝が心に残った。(30代男性)
  • 「最強のアシスト」クフィアトコフスキーのグランツール初勝利だから(10代男性)
  • プロトンからの敬意を集めるカワサキさんのグランツール初区間勝利であり、カラパスと肩組みながらフィニッシュするポーズはもはや神々しかったです。(30代男性)
  • イネオス絶不調のツールだからこそ見れた光景ですね。こんなことでもなければクフィアトコフスキーのツール区間勝利は見れなかったかもしれない。たぶんこの先も二度とない、この勝利でチームに対する忠誠心がより増したであろうクフィアトコフスキーがいる限り、こんな不甲斐ないイネオスを見ることはもう決してないでしょうから。貴重な貴重な美しい勝利でした。(40代女性)
  • ユンボやUAEの台頭によって、存在感をなくしていったように思えたイネオスでしたが、やはり最強チームの一角だなと思わせる勝利でした。スカイ・イネオスと最強の座をほしいままにしてきたからこそ、他のチームが追い付け・追い越せと努力した結果が、去年・今年の自転車界なのではないでしょうか。来年はイネオスの逆襲にも期待していきたいという願いも込めて。そして、亡きニコラ・ポルタルさんに捧ぐ勝利というのも、美しいです。(30代男性)

 

合計:69pt

1位:17(51pt) 2位:7票(14pt) 3位:4(4pt) 

圧巻の1位得票数を誇り、2位以下に圧倒的な差をつけて今年No.1ガッツポーズに選ばれたのがこの「イネオスの勝利」。

今年苦境に立たされたイネオスの勝利を喜ぶ声、カラパスとのコンビネーションを評価する声、そして、常に最強のアシストとして尽力し続けてきてくれたミハウ・クフィアトコフスキの、初のグランツール勝利に涙する声など、幅広い年齢層からの様々な理由での支持を集めました。

カラパスとクフィアトコフスキが後続を突き放して余裕をもった状態でゆっくりと、何度も二人で勝利を喜び合いながらのフィニッシュだったため、「気づいたら目に涙が滲んでいた」り、「今年に限らず歴代でもトップクラスだ」という評価にもつながった。

あまりの感動に初めて書いてくださったという方も。長文、ありがとうございます! 想いの伝わる文章で、すごく熱かったです!

 

イネオスはもはや「最強」ではないのかもしれない。

けれど来年以降もまた、強く、そして「魅せる」勝利を期待したい。

そしてクフィアトコフスキ、カラパスもまた。

 

 

 

7位~10位のガッツポーズたち(コメントのみ)

7位(16pt) セーアン・クラーウアナスン(ツール・ド・フランス 第14ステージ) 

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  • フォルムが美しい、ここに至るまでのチームの連携も含めて投票(20代男性)
  • チームで掴み取った勝利、Live観戦していて鳥肌立ちました。すごくカッコよかったです!(40代女性)
  • こっちは喜び全開で、僕も一緒に「サンウェブ強くなったなあ」と喜びました(50代男性)
  • クラーウアナスンだけでなく「チーム・サンウェブ」としてのガッツポーズに写った。かっこいい。(20代男性)
  • 彼はアラフィリップ、ヒルシに劣らない「絵になる男」だと思う。喜びを絞り出すようなゴールシーンは美しかった(40代男性)

 

8位(13pt) アレクサンダー・クリストフ(ツール・ド・フランス 第1ステージ) 

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  • ベテランの域になり、アシストの場面も多くなった過去の最強選手が「まだまだ俺は終わってないぞ」と勝利を見せつけた姿にシビれました(40代男性)
  • ベテランのピュアスプリンターが元気なのは素直に嬉しいし、楽しい。(40代女性)
  • 力強いガッツポーズ。クリストフここにあり。(20代男性)
  • ガッツポーズの中のガッツポーズ。正にガッツポーズ選手権に相応しいガッツポーズです…!今期は若手の活躍が目立っていたので、ベテラン勢の勝利(しかもツール第一ステージ!)はやはり嬉しく、心に強く残りました。(30代)
  • おっさんかっこよすぎるよ(40代男性)
  • 放送を見ながら、思わず叫んでしまった思い出があります。そういえば、クラシックや悪天候にも強い選手でしたね。まだまだ老け込む年ではないはず。来年はクラシックでの活躍も期待しています。若手が輝いた年だからこそ、ベテランの咆哮に一票。(30代男性)

 

9位(8pt) マルク・ヒルシ(ラ・フレーシュ・ワロンヌ) 

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  • 今年の輪界はやっぱりこの人抜きでは語れません(40代男性)
  • まさか彼が勝つとは。もはや風格すら漂うガッツポーズ(20代男性)
  • 2020はひろし敢闘賞の年(40代男性)
  • 伏兵であるからこそ、勝利のガッツポーズはより美しい。あのレースを見ていて最初からヒルシが勝つと思っていた人がどれだけいたか。U-23で実績を持ちながら惜しいレースが続いていたので個人的にも注目していましたが、まさかの勝ちっぷりに称賛するほかありませんね。これがきっかけになり後のシーズンで大活躍したという意味でも大事なシーンだと思います。(30代男性)
  • 新時代到来!その中心にいたチームは何といってもサンウェブでしょう。チーム力で各レースで嵐を巻き起こしましたが、その中心はやはりこの人でしょう。(30代男性)

 

10位(7pt) サム・ベネット(ツール・ド・フランス 第21ステージ) 

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  • マイヨベール+シャンゼリゼ勝利=最高(20代男性)
  • バイクを掲げて叫ぶのが印象的。(30代男性)
  • モルコフの名アシストとともに得たツールドフランスのステージ優勝。最初の僕なんて…から確固たる自信に変わった21ステージのガッツポーズだったと思います。ゴール後に自分のゴールシーンを見つめるサムベネットもキュートでした!(30代女性)
  • ゴール後のウキウキも含めて(20代男性)

 

 

 

「その他」で投票されたガッツポーズたち 

今年も「その他」で数多くの熱いメッセージと共にそれぞれのこだわりの「ガッツポーズ」を出してくれた。

今年もその数が多く、残念ながらすべてを紹介しきることは難しい。

今年も「複数票集めたもの」と、「1位」として選んでくれたものだけを紹介していきます。

 

ジュリアン・アラフィリップ(世界選手権エリート男子ロードレース)

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  • キャリア最大の目標をついに掴んだ瞬間。誰もがアラフィリップのアタックを予想し警戒していたが、誰も彼を止めることができなかった。彼らしい強い走りとそれを支えたフランスチームが掴んだ勝利。アルカンシェルを着て表彰台で流した涙は美しかった。(40代女性)
  • 今年一番ワクワクした勝負だったので(20代男性)
  • 高価な腕時計(40代男性)

 

2位にツール・ド・フランスでの勝利がランクインしながら、世界選手権でのガッツポーズもまたなんと3票も集めました。

レース自体も白熱の展開で、そこに共感してくれた人もいたようです。

www.ringsride.work

 

終盤はそのアルカンシェルを着ながらも悔しいレースが多かったアラフィリップ。

2021年は、ぜひアルカンシェルでの栄光の勝利をもっともっと重ねていってほしい。

 

 

レムコ・エヴェネプール(ツール・ド・ポローニュ 第4ステージ)

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  • 第1ステージの落車で大怪我を負ったヤコブセンのゼッケンを掲げるガッツポーズ。チームメイトのために50kmを独走した心意気に感動した。フィニッシュ後の涙にもグッと来た。(40代女性)
  • ヤコブセンの第1ステージでの事故を受け、彼のゼッケンを掲げながらのフィニッシュに深い思いを感じた(50代男性)
  • そもそも開幕前はブエルタ・ア・ブルゴス直後ということもあり総合は難しいかもとしながらも「もし勝てたらビョルグに向けて何か特別なことをしたい」と1年前の同レース中に亡くなったランブレヒトに意識が向いていたレムコ。しかし第1ステージ下りフィニッシュスプリントでの重大クラッシュによりヤコブセンが人工的昏睡処置下に置かれる事態となり、第3ステージの登りフィニッシュでの23位という順位に動揺が見て取れたレムコ。そんな彼が翌日の第4ステージで魅せた残り51kmからの単独アタックで他の総合勢に対し2分近くもの大差をつけた圧巻の独走劇というレース内容とともに、フィニッシュ時にポケットから取り出し掲げたヤコブセンのゼッケン75といつもとは違う静かな、見ようによってはどこか何かを思いつめたかのような表情のレムコ……。あのシーンにチームメイトの絆だけでなく、前日にヤコブセンの意識が回復したことへの安堵感、2年連続で重大事故が起こったことへの怒り、それでも勝利に向かって走り続けているレースという存在のある面での理不尽さ……。様々な感情をレムコの中に、そして自分の中にも見出したシーンだったので(40代男性)

 

こちらも3票を獲得。

決して「ガッツポーズ」ではない。勝利を「喜ぶ」ポーズでもない。その表情、そして掲げた戦友ファビオ・ヤコブセンのゼッケン。

そのすべてに込められた彼の想いと、そしてある意味で・・・今年のロードレースを象徴するこのフィニッシュシーンに、ノミネートされていないながらも共感が集まる形となった。

決して喜ばしい一枚ではない。それでも、決して忘れてはいけない一枚。

少しずつロードレース界が変化し、同じような悲劇が起きないようになっていくことを切に願う。

 

 

その他、1位で選ばれた「その他」のガッツポーズたち(コメントのみ)

 

テイオ・ゲイガンハート(ジロ・デ・イタリア第15ステージ)

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  • ジロ制覇の布石となる自身初のワールドツアー勝利。熱望していた勝利にも関わらず、落ち着いた表情で天を指すガッツポーズが印象的。今年急逝したポルタル監督と苦境に喘ぐチームに勝利を捧げ、若手選手ながらチームの精神的支柱であることをうかがわせた。

 

アレックス・ドーセット(ジロ・デ・イタリア第8ステージ)

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  • 優勝を争う選手達のガッツポーズとは違う、本当にようやくようやく掴んだ1勝を噛みしめるようなクシャクシャの笑顔が心に残っています。こういう勝利をみると自転車レースっていいよなーと思います。(40代女性)

 

 

本当にたくさんの情熱的なコメント、有難う御座いました。

この企画は、今年自分でも印象に残ったレース、フィニッシュシーンについて、同じく感動した他の皆さんのコメントをみんなで共有して、その思いをより強くして生ける、という点で非常にやって良かったと思える企画だったりします。

 

全てを紹介できないのが残念ですが、来年以降もぜひ、よろしくお願いいたします。

 (マン・オブ・ザ・イヤー含むその他アンケート項目については次の記事で扱います)

 

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