各種メディアで日本語のレースレポートがなさそう?なのでのちに全ステージレビューの一部にする予定の第2ステージのレポートを暫定的にアップ。
のちに全ステージレビュー作成した際にこの記事は削除する可能性があります。
前回の第1ステージはこちらから
【レースレポート】ブエルタ・ア・アンダルシア2020 第1ステージ - りんぐすらいど
なお、明日からは旅行に出かけてしまうので、なし。
↓各ステージの詳細はこちら↓
スポンサーリンク
第2ステージ セビリア〜イズナハル 194㎞(丘陵)
今大会最長ステージ。
ゴール前に登りがあり降った後にも最後に小さな登りフィニッシュになるのは第1ステージ同様。
ただし1つ1つの登りの厳しさやその数は第1ステージよりは小さく、難易度は低くなっている。
5ステージの中で最も難易度が低いという意味でスプリンター向けという言説は囁かれていた。
フィニッシュは残り1.5㎞で8.5%の登りと言われており、さすがにスプリンターには厳しそうではあったが、せめて1つはスプリンター向けがないと・・・という希望的観測。
プロトンもまるで、コルブレッリのためのバーレーン・マクラーレンや、ブライアン・コカールのためのB&Bホテルスのための牽引をしているように見え、実際に終盤のアップダウンを越えてもなお、大きな塊のままゴールに向かうことができていた。
だが、最後の登りはルートブックに記載されたもの以上であった。
最大勾配17%。コカールはもちろんコルブレッリですら遅れるこの急勾配の登りで、停滞するプロトンから一人舞うように飛び出したのが、カハルラル・セグロスRGAのゴンサロ・セラノ。
残り1㎞から飛び出し、ひたすらダンシングを続け、残り500mの段階では12秒近いタイムギャップを生み出した。
2週間前のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナの最終ステージでも同様に終盤の勇気あるアタックを繰り出したものの無情にもプロトンに飲み込まれた男が、再度の挑戦でついに、プロ初勝利を掴み取った。
上位陣の顔ぶれを見ると、こういった激坂スプリントに強いパンチャーたちの名前が続く。
とくにヴァントゥリーニやプランカールト、パスクアロンはもうちょっとスプリンター寄りかと思っていたので、今回の健闘は嬉しい驚きだ。
総合では、ビルバオが4位以下集団に3秒ビハインドを抱えたため総合順位を1つ下げイサギレが5位に。
前日8位だったデラクルスがセラーノから15秒も遅れたことで順位を2つ下げ、総合11位ソレルとのタイム差が7秒にまで縮まった。上位勢は変わらず。
しかし、ゴール直後にほぼ止まりかけるようなフィニッシュが、スプリンター向けであってたまるかという・・・。
スポンサーリンク