第105回ツールに出場する全チームのスタートリストと簡単なプレビューを掲載。
今年はスカイだけでなく、AG2Rもモビスターもほぼフルメンバー。頂点を目指し、どのチームも本気のラインナップで挑んできている。
一方、出場選手数の上限が1人減ったことで、とくに総合狙いとスプリント狙いとを両立させようとするチームは大変苦悩することになった。その余波を受け、衝撃的なカレブ・ユワン不参加。それ以外にも、この人数減は様々な影響を及ぼしかねない。
スタートリストを眺めることで、各チームの狙いもわかってくるかもしれない。
少しでも役に立てれば幸い。
※選手の年齢は全て数え年表記となっております。
↓コースプレビューはこちら↓
- 1~.チーム・スカイ(SKY)
- 11~.チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール(EFD)
- 21~.AG2R・ラ・モンディアル(ALM)
- 31~.チーム・サンウェブ(SUN)
- 41~.チーム・フォルテュネオ・サムシック(FST)
- 51~.バーレーン・メリダ・プロサイクリングチーム(TBM)
- 61~.ミッチェルトン・スコット(MTS)
- 71~.モビスター・チーム(MOV)
- 81~.BMCレーシングチーム(BMC)
- 91~.UAEチーム・エミレーツ(UAD)
- 101~.クイックステップ・フロアーズ(QST)
- 111~.ボーラ・ハンスグローエ(BOH)
- 121~.アスタナ・プロチーム(AST)
- 131~.チーム・ディメンションデータ(DDD)
- 141~.チーム・カチューシャ・アルペシン(TKA)
- 151~.グルパマFDJ(FDJ)
- 161~.チーム・ロットNLユンボ(TLJ)
- 171~.ロット・スーダル(LTS)
- 181~.ディレクトエネルジー(TDE)
- 191~.トレック・セガフレード(TFS)
- 201~.コフィディス・ソリュシオンクレディ(COF)
- 211~.ワンティ・グループゴベール(WGG)
1~.チーム・スカイ(SKY)
クリストファー・フルーム。「5勝クラブ」入りまであと1勝。達成すれば同時に、1998年のマルコ・パンターニ以来となるジロ&ツールの「ダブルツール」を達成することに。コンタドールですら達成できなかった偉業だが、この男には不可能などないように思える。
不可能などないように思えるのはこの男も同じだ。エガンアルリー・ベルナル。わずか21歳にして、今年、ツール・ド・ロマンディ総合2位と、ツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝。あっという間に、銀河系軍団スカイのエース候補となった。
このツールで、総合表彰台に登るという予想は、あまりにも荒唐無稽だろうか。いや、そんな予想も、一笑に付すことができない。ここまで幾度となく、この男は我々の想像を超え続けてきたのだから。
最強と最強とが交わる頂点のチーム。今年のツールもまた、彼らによって支配される運命にあるのだろうか。
11~.チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール(EFD)
昨年誰よりも安定した走りを見せて総合2位に登りつめたリゴベルト・ウラン。今年も直前のツール・ド・スロベニアでステージ1勝&総合2位と好調で、期待が持てる。
それ以上に注目しておきたいのがこの男。22歳のコロンビア人、ダニエルフェリペ・マルティネス。実は、ベルナルと同じく、19歳でプロデビューを果たしている逸材である。これまではそこまで目立った活躍は見せていなかったものの、今年、ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャで総合7位、ツアー・オブ・カリフォルニアで総合3位と急成長を遂げている。
この夏、覚醒を遂げる選手の1人となるかもしれない。
21~.AG2R・ラ・モンディアル(ALM)
今年のバルデは本気だ。「ミニ・パリ~ルーベ」ステージに向けて、2月からコースの下見に出た。3月には、毎年出場していたパリ~ニースを蹴って、ストラーデ・ビアンケに初出場。そして2位。
コース設定も彼向きだ。昨年はモン・デュ・シャでフルームを凌駕するダウンヒルを見せていたにも関わらず、そのあとの平坦路で勝機を逃した。今年は、下りのままゴールするステージが複数。また、昨年大失速した個人TTも、今年は1つだけ。しかも、アップダウンの激しいレイアウトで、昨年ほどの大ブレーキには至らないだろう。
メンバーリストも、完全にバルデの総合優勝にのみ照準を当ててきている。シエラネバダキャンプに随伴したドモン&ラトゥール&ヴュイエルモの山岳最強トリオに、ナーセン&ギャロパン&ディリエの平坦最強トリオ。そして、直前まで出場リストに名を連ねていたアタッカーのジェニエも、直前でマティアス・フランクに交代。
やっぱり今年のAG2Rは本気だ。
31~.チーム・サンウェブ(SUN)
トム・デュムランは本気で総合を狙いに来ているようだ。それは、彼があえてのエースナンバーを着けないところからも想像できる。「いや、本気じゃないよ」そういうことを言うときの方が強い男だということを、我々はもう知っている。フルームvsデュムラン。現代の頂上決戦の第2ラウンドのゴングが今まさに鳴り響かんとしている。
メンバーの1人1人を見ると、突出した成績を出している選手は決して多くはない。その点で、スカイとは実に対照的なチームであるが、それでいてスカイに匹敵する成績を叩き出すチームである。今回のメンバーの中でも、たとえばアナスンなんかは、現在急成長中のパンチャー/ルーラーである。先日のツール・ド・スイスでも一勝。このツールでも、何かしでかしてくれるんじゃないかと、期待してしまう。
41~.チーム・フォルテュネオ・サムシック(FST)
ワレン・バルギルは今年、絶不調。
とはいえ、彼史上最大級の実績を叩き出した昨年も、この時期は不調の只中にあった。むしろ、ツールが始まってからも不調は続き、ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユでは早々に遅れる姿を見せていた。
ただし、そのとき、彼の表情は明るい笑顔だった。彼は最初から、山岳賞を狙っていたのかもしれない。
今年も、あくまでもステージ優勝と山岳賞を狙っての参戦であると宣言している。期待はしない。あくまでも自然体に、その実に魅力的な笑顔を絶やさずに走る彼の姿を静かに見守ることにしよう。期待しないときの方が、きっと結果を出してくれる。
昨年最年少での出場となったジェスベールにも注目をしておくべきだ。何しろ、あらゆる選手が疲れを見せ始める終盤でも、果敢に逃げに乗る姿を見せた将来有望な男なのだから!
51~.バーレーン・メリダ・プロサイクリングチーム(TBM)
ヴィンツェンツォ・ニバリのここ数ヶ月の調子はイマイチだが、それはいつものことである。総合優勝を果たした2014年も危機的な状況の中からの飛躍だった。
チームのもう1人のエース、コルブレッリは昨年、散々な状態だった。しかし、今年はドバイ・ツアーの登りゴールでの力強い勝利に始まり、ツール・ド・スイスではガビリア、サガンを抑えての勝利を果たした。確実に成長し、トップスプリンターの仲間入りを果たしつつある。
何より、このチームの魅力は、そのチームワークの良さ。ときにエース自らが仲間をアシストし、またアシストたちも全身全霊をエースに尽くす。ニバリというカリスマを中心にして、このツールでも奇跡を起こしてくれるかもしれない。
61~.ミッチェルトン・スコット(MTS)
まさかのユワン不出場。それだけ、イェーツの総合上位に照準を合わせてきたか。平坦ライダーはさすがのラインナップ。あとは、ジロでサイモンを支え続けたニエベと、2016年のチャベスの右腕として活躍したハウスンの走りに期待したい。
前待ちなどで活躍したゲランスがチームを去ったのは痛手だったが、その代役はインピーが担ってくれることだろう。サンウェブ同様、個々の力量以上のチームワークからのブレイクに期待したい。
71~.モビスター・チーム(MOV)
こちらもスカイに負けず劣らずのオールスター軍団を揃えてきた。今年はパリ〜ニース総合優勝のソレルに、ジロ総合4位を経験しているアマドール。そしてスプリンターでありながら山岳も軽々と登り、平坦牽引から山岳での前待ちまでこなしてくれるベテランのベンナーティ&ロハス。スペイン人としては天然記念物な石畳職人エルビーティも当然、今年は第9ステージ対策に連れてきている。
もちろん極め付けは、トリプルエース体制。とはいえ、やはりエースはキンタナであるべきだ。バルベルデもランダも、とくにランダは、アシストとして働くときの方がより輝いている。幸いにも直前のツール・ド・スイスではキンタナの調子が良く総合3位。エースの座はひとまず無事に保てそうだ。
とにかく今大会においては例年以上に遥かに全力の体制を整えてきたモビスター。キンタナにとっては実に最大のチャンス。今年こそ、勝ってくれ。
81~.BMCレーシングチーム(BMC)
昨年の悔しい落車リタイアから1年。完全に調子を取り戻し、前哨戦のツール・ド・スイスも総合優勝を果たして、再び万全の体制で乗り込めるようになったリッチー・ポート。登りとTTの総合力においては間違いなくフルームに匹敵する実力の持ち主だ。
メンバーも良い。カルーゾは昨年総合11位の実力者だし、ゲランスも山岳前待ちなどで力を発揮する。クンのTT能力は言わずもがなで、ファンアフェルマートも、昨年の第3ステージで自らの勝利の芽を薄くしてでもポートのために牽引していた姿が印象的だった。山も登れる選手なので、アタッカーとしてだけでなく、山岳アシストとしても期待できるだろう。ヴァンガーデレンも、カリフォルニアで久々に調子の良い姿を見せてくれた。
個人的に期待したいのはベヴィン。安定した独走力の高さと、時折見せるスプリントの実力。今大会、誰も予想しなかった形で覚醒しうる選手だと思っている。
91~.UAEチーム・エミレーツ(UAD)
いまいち振るわないシーズンを過ごしていた今年だったが、直前のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで見事復活を果たしたマーティン。相変わらずエーススプリンターとの二頭体制だし、山岳アシストが充実しているわけではないしで正直、移籍した意味はあるのか疑問だが、まあ最強ばかりが揃いすぎて肩身が狭そうだったクイックステップ時代よりは気楽に戦えるのかもしれない。
クリストフはクリストフで、ツァベルやモルコフなど頼れる相棒が揃っていた昨年までと比べるとやや不安の残る体制。というか、なんでコンソーニ連れてきてないの?
アタプマは昨年も惜しいところまでいきながら勝てなかった。今年こそは。
101~.クイックステップ・フロアーズ(QST)
昨年ジロ4勝とポイント賞を勝ち取った若手最強スプリンターが満を持してツール・ド・フランス初出場。相棒は、そのジロ4勝を支えた最も信頼する発射台、リチェセ。昨年ブエルタでトレンティンの4勝を支え、自らもリードアウトからの勝利を取ってしまったランパールトも、今年はベルギーチャンピオンジャージを身に纏って参戦する。職人ヴェルモトがチームを去ったのは痛いが、デクレルクがその代わりを務めることができるか?
総合争いでは、2016年・2017年ジロ新人賞のユンゲルスに期待。彼もまた、本格的な総合争いを目指してツールに参戦するのは初めてだ。単なるTTスペシャリストで終わってほしくはない。
111~.ボーラ・ハンスグローエ(BOH)
マイカも盟友ポリャンスキを引き連れて本気で総合を狙うつもりはあるのだろうけれど、カリフォルニアもスロベニアも微妙で、それほど期待はできなさそう。やはりサガンの活躍に頼ることになりそうだ。というか、これは北のクラシックなのか?と思わせるような、完全サガンシフトなメンバーだ。彼の場合、発射台を揃えるよりも、ゴールまで無事に彼を送り届ける平坦要員が重要になるので、今回のこのメンバーはほぼオールスターである。
マイヨ・ヴェールの奪回は叶うか。
121~.アスタナ・プロチーム(AST)
このチームも、個々の実力以上にチームの力を感じさせてくれる。フグルサンも直前のツール・ド・スイスで調子の良さを見せつけており、今年こそ単独エースとして、万全の体制で臨める。LLサンチェスもフライレも、実に頼りになる山岳アシストだ。
コルトニールスンは純粋なスプリント力ではツール優勝を狙えるほどではまだない。しかし、登りを含んだスプリントでは、ツール・ド・ヨークシャーでファンアフェルマートを下すなど実力の高さを見せつけている。ドバイ・ツアーでは誰よりも勢いのあるスプリントも見せつけた。カオスな展開の中でのスプリントであれば、十分に勝てる力を持った選手だと言えるだろう。アシストはほぼいないけど。
131~.チーム・ディメンションデータ(DDD)
さいたまクリテリウムの呪いか、今年ひたすらツイてないカヴェンディッシュ。それでもやはり、ツールでは彼が活躍しないことには始まらない。今年はクイックステップから最強ルーラーのヴェルモトも連れてきて、例年以上のカヴェンディッシュ体制で臨むことに。何しろ、ジロに出たとはいえ、メインチェスがメンバー入りしないほどなのだから。
そんな中、スラフテルやボアッソンハーゲンなどのアタッカーの活躍や、パウェルスの山岳逃げなどでの勝利にも期待が持てそうではある。
141~.チーム・カチューシャ・アルペシン(TKA)
昨年までクリストフを支えていたメンバーが今年はキッテルのために働く。強力だが、問題はあとはキッテル自身の調子。昨年5勝の最強スプリンターが、今年は沈んだまま終わってしまうのか?
ザッカリンはここまで決して調子が良くはないが、彼の調子の好悪はあまり当てにならない。誰も期待していないときにこそ突然爆発する可能性も。最大の材料は、栗村氏の勝利予想に一切名前が出てこなかったこと!
151~.グルパマFDJ(FDJ)
ツール・ド・スイスではガビリアたちを下して勝利も掴み、調子の良さを見せつけているデマール。チモライは残念ながらメンバー入りしなかったが、代わりに今年新加入で今シーズンも常にデマールを支えてくれているシンケルダムがメンバー入り。石畳にも強い選手で、多方面での活躍が期待できる。チャンピオンジャージを失い紛らわしくなくなったのも良かった??
ルドヴィクソンはいつかグランツールのTTで勝利できる選手だと確信している。昨年ブエルタのTTでは6位。そりゃ簡単な話ではないけれども、昨年のボドナールの勝利を予想できていた人はほとんどいないはず。僕は信じている。
ピノがいない分、総合ではゴデュに注目が集まることだろう。しかし彼にはあまりプレッシャーを感じて欲しくはない。今はまだ、経験を積むべき時期だ。
161~.チーム・ロットNLユンボ(TLJ)
4月以降に出場した3つのステージレースで総合優勝を果たした今最も勢いのあるログリッチェと、2年前のジロでマリア・ローザ獲得目前までいったクラウスヴァイク、そしてツール総合6位の経験があるヘーシンクと、ここもある意味トリプルエースである。
とはいえ、いずれも決定打に欠ける。それよりは、フルーネヴェーヘンのスプリント勝利に期待したい。今年もワールドツアーチームに所属するスプリンターの中では、ヴィヴィアーニに次ぐ勝利数を記録している。相方のローゼンは純粋なリードアウトだけでなく、巧みなバイクコントロールでエースをゴール前まで運んでくれるほか、自らも登りフィニッシュなど、フルーネヴェーヘンでは対応しきれないレイアウトを得意とする。
若手トルークの覚醒にも期待したい。
171~.ロット・スーダル(LTS)
現チームに移籍した2011年から6年連続で達成していたツールでの勝利が、昨年はついに途絶えてしまった。今年いっぱいでチームを去るという噂もあり、常に存在感を示し続けてきたベテランスプリンターが、いよいよ斜陽を迎えつつある。
それでもやっぱり、ゴリラが活躍する姿が見たい! デブイスト、ジーベルグ、ファネンデルトといった、長きにわたり彼を支えてきてくれた選手たちも揃い、オリカからは名ルーラー、クークレールが駆けつけてきてくれた。エースナンバーも着け、万全のグライペル体制。もう、このチームで見られる彼の勇姿も最後かもしれない。目に焼き付けよう。
もちろん、デヘントの逃げや、ベノートのステージレーサーとしての成長にも注目。デヘントは2年前のモンヴァントゥ勝利のような走りをまた見たい。やっぱり、どんなに逃げが凄くても、勝利がなければ総合敢闘賞は厳しいよ。
181~.ディレクトエネルジー(TDE)
「ヴォクレールとシャヴァネルの後継者」カルメジャーヌが、今年も魅せてくれるだろうか。まだまだステージレースの総合上位を狙うといった感じではないが、果たして。
ダミアン・ゴダンの活躍にも期待したい。かつてはブイゴテレコム時代からユーロップカー時代まで現チームに所属し、その後AG2Rに移籍。しかしなかなか勝利に結びつかないまま、昨年はコンチネンタルチームのエキップ・シクリスト・アルメ・デ・テッレ(フランス陸軍チーム)に降格。しかしここで5勝を記録し、チームの大躍進の立役者となった。勝利の大半がプロローグによるもので、その独走力の高さを生かした逃げ切りに期待。
カチューシャ時代にジロで山岳逃げ切りを決めた実力者タラマエも稼ぎ頭だったとなるだろう。
191~.トレック・セガフレード(TFS)
2年前の怪我以降、なかなか復調せずにいるデゲンコルブ。全然ダメというわけではなく、今年のチャレンジマヨルカでも2勝していたり、先日の国内選手権でも2位だったりと、それなりの成績ではある。しかし、勝ちきれない。
総合エースは一応モレマか。しかし絶対的な存在はいない。よって、逃げや混戦からのステージ勝利を狙いたい。ベルナールやゴーグルなどの若手の走りにも注目。
201~.コフィディス・ソリュシオンクレディ(COF)
ついにブアニが本気で降ろされた。一応最近は頑張って勝ってたんだけど、チームオーダーに従わなかったりで逆効果だった様子。
代わりにエースを務めるのが、今年絶好調のラポート。スプリントだけでなく、激坂や石畳への適性もあり、独走力も高い。パリ〜ニースではデマールやゴルカ・イサギレと張り合う姿も見せており、今回まさかの勝利もなくはない。
クライマーも良い選手が揃っている。シーズン序盤はモビスターからやってきたヘスス・エラダの状態が良く、直近ではダニエル・ナバーロがドーフィネ総合9位とオクシタニー総合2位と絶好調。過去にはツール・ド・フランス総合9位の経験もあるナバーロ。外からやってきた奴にエースの座は奪われたくないのが本音だろう。この、チーム内競争も見所だ。
211~.ワンティ・グループゴベール(WGG)
「哲学者」ギョーム・マルタン。昨年は最終総合順位が20位を下回ってしまい、目標達成とはいかなかったものの、トップクライマーたちに食らいつく走りはしっかりと見せられた。今年はどんな成長を見せてくれるか。
地味にパスカロンが強かったりする。ツール・ド・ルクセンブルクではステージ2勝と総合優勝。多少のアップダウンもこなせる脚質だ。
昨年はステージ10位以内に入ることはできなかったが、今年はベスト10リザルトに何度か名前を残したいところ。