初日のパンプローナ戦を終えたプロトンはそのまま南西に進路を進め、いよいよバスク州に突入。
バスク州南部のエルツィエゴ(スペイン名「エルシエゴ」)へとゴールする。
強い向かい風が吹く中、プロトンはペース抑え目で走り、先頭は2名の逃げによって最大4分近いタイム差がつけられた。
逃げているのはカハルラルのファブリシオ・フェラーリ(ウルグアイ、32歳)と、コフィディスのルイスアンヘル・マテ(スペイン、33歳)である。
途中2つのスプリントポイントはともにフェラーリが先頭通過。
一方で2級と3級の2つの山岳はともにマテが先頭通過した。合計9ポイント獲得。
山岳の3位以下争いでは、前日に逃げて山岳ポイントを獲得していたアントンとバゴが熾烈な争いを繰り広げる。
ともに3位はアントンが、4位はバゴが獲得し、アントンは合計3ポイント獲得したものの、昨日つけられたポイント差をひっくり返すことはできず、1ポイント足りずで山岳賞を逃した。
逃げ2人のうち、フェラーリは残り18km地点で捕まえられてしまった。
マテはその後も懸命に逃げ続けるが、残り16km地点であえなく吸収。
今日の勝負所は残り6km地点にあるノンカテゴリーの登りと、そこからゴールまで続く下り坂。
一気に集団のペースが上がり、縦長になるが、分裂することはなく大集団のままゴール直前に向かう。
ロット・ソウダルのショーン・ドゥビーがアタックするも届かず、先頭でゴール前に現れたミヒャエル・アルバジーニが、猛追かけるマクシミリーノ・リケーゼを振り切って先頭でゴールした。
今年37歳のベテランが、今期1勝目、プロ通算26勝目を挙げる。
オリカ・スコットはこれで今期16勝目。クイックステップ、BMCに次ぐ全チーム中3位の勝利数を稼いでいる。
Vuelta Ciclista al País Vasco 2017 | Etapa 2 Kilómetros finales