りんぐすらいど

サイクルロードレース情報発信・コラム・戦術分析のブログ

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2019シーズン 4月主要レース振り返り(後編)

前編に引き続き、4月後半のレースを振り返っていく。

4月の後半にもいくつかステージレースはあるものの、男女ともにやっぱりメインとなるのはアルデンヌ・クラシック! 

もちろん「怪物」が大暴れしたことも記憶に新しいが、フルサングとアラフィリップの熾烈な争い3連戦も非常に見ごたえがあった。

 

「最強」がいて彼が全てを持っていき続ける、というのはやっぱりそれはそれで面白くない。

色んなところから意外な選手がどんどん台頭していくような、そういう展開を期待している。

 

しかし一方で、「スカイ」は最後の最後まで最強でい続けた。それも、ベテランだけでなく、むしろ若手が。

そんな4月の後半戦を振り返っていく。

 

 

↓4月前半の振り返りはこちら↓

www.ringsride.work

 

 

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ツアー・オブ・ターキー(2.WT)

ワールドツアークラス 開催国:トルコ 開催日:4/16~4/21 

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10月開催だった昨年までと異なり、今年は4月開催。しかし直前にはバスクがあって、そこに出ない選手もジロに向けて合宿している者も多く、ワンデーレーサーは当然春のクラシックで忙しいこの時期、なかなか有力選手は集まりづらい。

ワールドツアーでありながらワールドツアーチームは6チームしか参加しない事態は、今後の存続が危ぶまれるほどである。

 

さて、それはともかくとして、ターキーとサム・ベネットの相性はなぜこんなにも良いのだろうか。

昨年3勝しているベネットが今年も開幕ステージ勝利・・・にとどまらず、翌ステージも勝利。この第2ステージは、緩やかとはいえ3㎞に及ぶ登りを経てのフィニッシュとなっており、ベネット以下の上位入賞選手はグロスチャートナーやポランツなどのクライマータイプの選手たちが多い中での勝利である。

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ベネットはどちらかというとピュアスプリンタータイプの印象だったが、相性が良いと基本の脚質すら無視するものなのかもしれない。

 

ただ、最終日に関しては、昨年のような早駆けのほぼ独走といってもいい勝ち方を再現しようとしたのかはわからないが、いくらなんでも早駆け過ぎて届かなかった。

代わって最終日と、そして第2同様に登りスプリントとなった第4ステージとで勝利したのがユアン。今年すでにハッタ・ダムの登りスプリントで勝利している彼は、その小柄な体型を活かし、今後は登りスプリントのスペシャリストになるつもりなのだろうか。

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総合は標高1300mの超級山岳山頂にフィニッシュする第5ステージで決定づけられる。

深い積雪に覆われた厳しい山岳決戦で、山頂まで残り4㎞でレムコ・エヴェネプールがアタック!

 

ジュニアカテゴリ所属の昨年、世界選手権を含むあらゆるレースを制した規格外の存在、エヴェネプール。

U23カテゴリを飛び越えてエリート入りした2000年生まれの彼であるが、初挑戦のブエルタ・サンフアンでいきなりの新人賞。今大会も、ワールドツアーとはいえそこまで選手層の厚くない中で、その活躍が期待された。

 

その走りは期待通りだった。第5ステージ開始時点の総合タイム差は、総合首位候補のグロスチャートナーから15秒しか遅れていない。だから残り4㎞での鋭いアタックは、彼の総合逆転すら予感させるものだった。

 

しかしさすがにグロスチャートナーもこれは許さない。

昨年パリ〜ニース総合10位、今年も総合12位と着実に総合系ライダーとしての実績を重ねつつある彼のほか、エリトリアの星メルハウィ・クドゥス、そしてUAEチーム・エミレーツのヴァレリオ・コンティといった今大会期待されていた実力者が揃い、4名で山頂に向かう。

もちろんいずれも、グランツール総合TOP10を安定して狙えるほどのレベルではないものの、それでもトップチームに相応しい実力者たち。その中で臆することなく対等に渡り合い、平気で先頭交代も要求できらエヴェネプールの堂々たる走りは見事なものだった。

 

最終的にエヴェネプールは脱落し4位。総合でも4位に終わるが、初の総合エースとして走るワールドツアーのレースにて、リザルト以上の経験を積むことができたと言えるだろう。

彼もまた、驚くほど近いうちに、グランツールの表彰台に到達することになるだろう。

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そして、1週間の戦いを制したのが、グロスチャートナー。

決して層の厚いレースではなかったとはいえ、彼にとって初となる勝利がこのワールドツアーレースであり、かつ総合優勝も手に入れたのだから喜びもひとしおである。

 

ちょっと前に、ドーピング禍に揺れたオーストリア。

しかし、この国からもっと才能が次々と生まれてきてもいいと思っている。

これからも変わらず、オーストリアのライダーたちを応援していきたい。

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アムステルゴールドレース(1.WT)

ワールドツアークラス 開催国:オランダ 開催日:4/21

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2年前のコース変更により、この大会は最後のカウベルグだけでなく、残り40〜30㎞から何が起こるかわからない、北のクラシックのようなハラハラの展開を呼び込んだ。

今年も動きは残り40㎞を切ってから巻き起こった。今年絶好調のアラフィリップがチームメートの牽引から最高の形でアタック。そこにフルサングも食らいつき、2人だけで抜け出した。ファンデルポールは直前に一度アタックしていたことでこの動きには反応できず。2015年覇者クウィアトコウスキーはマッテオ・トレンティンと共に10〜20秒遅れで前の2人を追いかけた。

 

ほぼ勝負は先頭2人で決まるものと思われていた。そしてこの、ストラーデビアンケのときにも見たコンビは、アラフィリップの方が一枚上手だろう、という見立てだった。

 

しかし予想外な動きが2つあった。

まずはクウィアトコウスキー。登りでトレンティンを突き放してもその後また彼に追いつかれてしまうなどの姿から、決して調子は万全ではないのか、と思われていた彼だが、ゴール前2㎞でついに本格的なペースアップを開始し、早めの牽制を開始していた前2人に残り700mで追いついた。

これが計算尽くのことであれば、本当にすごい。

 

そしてもう1人。

残り3㎞から常に後続集団の先頭を1人で牽き続け、異常なペースで先頭を追いかけ、残り400mで追いついたと思えばその勢いのままスプリントを開始し、ずっと番手につけていた圧倒的有利なサイモン・クラークを横につけさせることすらしないまま、一気にゴールゲートを駆け抜けた——マチュー・ファンデルポール。

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ゴール直後は信じられないといった様子で頭を抱え、そのまま地面に横たわる完全オールアウトな走りを見せつけたマチュー。

時代の変わる瞬間を見せつけられた印象だった。

 

これにて今年のロードにおけるマチューのメイン戦線は終了。しかし今後長く彼の存在がロードレース界の中心にあり続けるであろうことを予感させるのに十分すぎる勝利だった。

 

  

アムステルゴールドレース・ウィメンズエディション(1.WWT)

ウィメンズ・ワールドツアー 開催国:オランダ 開催日:4/21 

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最後のカウベルグからゴールまでの距離を遠くした男子と違い、女子レースは昔と同じカウベルグからゴールまで2㎞しかないレイアウトのまま。よって今年も、この最後のカウベルグでの攻撃が白熱した。

 

今回抜け出したのはニエウィアドマ。

遅れて単独追走を仕掛けたファンフルーテンが得意の独走力で徐々に距離を詰めていくが、ニエウィアドマはなんとか逃げ切った。

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レース後に「人生で最も長く感じた2㎞だった」と振り返ったニエウィアドマ。

今季初勝利となった。
 

 

ツアー・オブ・アルプス(2.HC)

ヨーロッパツアー HCクラス 開催国:オーストリア~イタリア 開催日:4/22~4/26 

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かつては「ジロ・デル・トレンティーノ」と呼ばれる、イタリア北東部の山岳地帯を舞台にしたステージレースだったが、2年前から隣接するオーストリアのチロル地方も含めた2国合同開催「アルプスのレース」とした生まれ変わった。

開催日程も5日間に増え、より「ジロ前哨戦」としての格が高まった形に。

 

しかし、昨年までと比べ今年の総合優勝候補たちは少し寂しいメンツ。その分、プロコンチネンタルや若手の活躍が期待できるレースでもあったが、その期待は見事に的中した。

まずはスカイのゲオゲガンハート、そしてシヴァコフ2名による連日の勝利。

そしてゲオゲガンハートの勢いは衰えを知らず、第4ステージではシヴァコフのために献身的に牽きながら、一度ニバリのアタックで脱落したあともまた牽いて抜け出したマイカを捕まえ、最後はスプリントでニバリらを降して大会2勝目を飾った。

シヴァコフも総合優勝を確定し、最終的にはこのスカイの若手2名による総合ワンツーを果たした。「スカイ」最後のステージレースに素晴らしいリザルトを残した。

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もともとゲオゲガンハートはアシストとしても優秀な働きをしていたが、今回の働きはもしかしたら今年の彼のツール初出場を導くものとなったかもしれない。

また、クライマー適性に加えてのスプリント力の高さは、アルデンヌ系クラシックにおける彼の活躍を予感させてくれるかも。

 

ちなみにクリス・フルームもこの大会に出場しており、あまりにも豪華すぎるアシストをしてみせた。実際、ニバリがどうアタックしようが、フルーム1人に簡単に捕まえられてしまう様は恐ろしい。

逆にバーレーンは、ニバリがとても調子が良さそうなのとアグレッシブなのとコースも実にニバリ向きだったにも関わらず、彼を牽引するアシスト陣が、山頂に辿り着くよりもずっと前にバラバラに崩壊してしまう有様で、不安しか感じなかった。

 

また、ずっと微妙だったマイカの活躍が見れて嬉しい・・かと思えば、最終日では遅れてしまうなど、やはりマイカはまだまだ微妙なのか、と残念な思いに。

 

 

さて、今大会、ゲオゲガンハートとシヴァコフに加えてもう1人、目覚ましい活躍を見せてくれたのが、アンドローニ・ジョカトリのマスナダである。

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昨年のジロでは山岳エスケープで活躍していた彼だが、今大会では2勝。最終日には総合で3分37秒しか遅れていないのに大逃げを成功させ、一時はバーチャルでの総合リーダーとなっていたくらいである。

最終的には総合5位に留まったものの、可能性を感じさせる走りだった。

アンドローニとの契約は今年までなので、もしかしたらこの夏、トップチームとの契約が発表されるかも?

とりあえずはジロでの活躍に期待!

 

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フレーシュ・ワロンヌ(1.WT)

ワールドツアークラス 開催国:ベルギー 開催日:4/24

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ユイの壁の手前にあたるコート・デレッフとコート・ド・シュラーブの登坂回数が増えたものの、大勢には影響なく。

むしろなんでもないところでの落車によって、ヨン・イサギレやポッツォヴィーヴォ、クロイツィゲル、そしてアダム・イェーツといった優勝候補含む有力勢が次々脱落する荒れた展開となった。

 

そんな中、終盤のアタックポイントでしっかりと集団をコントロールしたのが、前年覇者を抱えるドゥクーニンク。

丘陵系レースにおける名アシスト、ドリス・デヴェナインスと、昨年ブエルタ総合2位のエンリク・マスが献身的にエースを牽引し、いよいよ最後のユイの壁に突入する。

 

終盤の勝負所でまず飛び出したのはここのところ絶好調のフルサング。しかしここにアラフィリップがきっちりと食らいつく。バルベルデは遥か後方で、早くも勝負から脱落していた。

フルサングの勢いは凄まじく、一気に集団から抜け出したものの、アラフィリップだけはその背中にぴったりと張り付く。

最後はきっちりとこれを抜き去り、アラフィリップの余裕の勝利・・・かと思いきや、最後にもう一段階踏んだフルサングが、あわや差し返すか!?と思われるほどに迫った。

アラフィリップの強さはもちろん、フルサングの好調ぶりがさらに明らかになる一戦であった。

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そして、バルベルデの失墜。昨年はそれでも2位につけ、チームのアシストが疲弊したことが原因かと想像できるところもあったが、今回は・・・と思ったら、なんでも蜂が口に入って喉を刺されていたって?  それで11位??  うーん、さすが。 

 

 

フレーシュ・ワロンヌ・フェミニン(1.WWT)

ウィメンズ・ワールドツアー 開催国:ベルギー 開催日:4/24 

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昨年、期待されていた「5連勝」を逃したバルベルデ。しかし女子版バルベルデとも言えるファンデルブレッヘンは、見事にこれを成し遂げた。 

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残り3kmを切ってフローチェ・マッケイ(サンウェブ)がアタックを仕掛け、一時は15秒ほどのギャップを生んだものの、残り500mでファンデルブレッヘンにかわされてしまった。

その直後にニエウィアドマが加速。一気にリードを奪ったが、ファンデルブレッヘンは落ち着いた様子でこれを追いかけ、残り200mでパス。そのまま先頭でゴールに飛び込んだ。

まさに、自らの経験と自信に基づいた堂々たる勝利。

アルデンヌの女王としての貫禄をしっかりと見せつけた勝利であった。

 

 

リエージュ~バストーニュ~リエージュ(1.WT)

ワールドツアークラス 開催国:ベルギー 開催日:4/28

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冷たい雨がバルベルデやダニエル・マーティンなどの優勝候補を脱落させた。

2016年も同じような悪天候の中で前年覇者クウィアトコウスキーが早々に脱落したり、それ以前には雪模様の「ネージュ〜バストーニュ」と呼ばれることもあった。

 

今年はそれに加えて、大きなコース変更が。

これまでは終盤まで登りが続き、そこでの攻防戦が勝敗を分けていたが、今年は最後の登り「コート・ド・ラ・ロッシュ・オ・フォーコン」の山頂からゴールまでは15㎞の下りと平坦。

早い段階でのアタックが勝敗を分けることが予想された。

 

実際、大きな動きが巻き起こったのは残り26㎞。

登坂距離1.3㎞・平均勾配7%の「コート・ド・フォルジュ」で、ボーラ・ハンスグローエのパトリック・コンラッドがアタックを仕掛け、単独で逃げていたEFエデュケーション・ファーストのタネル・カンゲルトに追いつく。

集団内部では、絶対の存在と思っていたアラフィリップが番手を下げ、アルデンヌの皇帝フィリップ・ジルベールが脱落。代わってアスタナが数を揃えて集団前方を支配し始めた。

 

コンラッドに続いて残り23.5㎞でウェレンスとインピーがコンラッドたちにブリッジ。優勝候補でエスケープスペシャリストのウェレンスのこの動きは、勝負を決定づけるのに十分であった。

クラシックにおいて、この距離でのこの動きは、メイン集団の牽制も誘発し、結局は前から逃げ切るというパターンが多いのだ。

 

しかし、この日はあまりにもアスタナが強すぎた。

残り20㎞の時点で、メイン集団に6名のアスタナ選手。ドゥクーニンクがすでにアラフィリップとマスだけになっているのとは対照的だ。これならば牽制など起きようはずがない。

 

「ロッシュ・オ・フォーコン」で先頭4名からウェレンスがアタック。独走を開始。

アスタナが万全の体制でこのフォーコンに突入する以上、捕まるのも時間の問題。であれば力がある彼がここで早めに抜け出さなくてはならない。定石である。

 

そしてメイン集団は一気に残りの逃げメンバーを吸収。アスタナ2名が先頭に、その後ろにはアラフィリップ。

そしてウッズがアタックし、ウェレンスを吸収。その後ろからフルサングもアタック。アラフィリップも食らいつこうとする。フルサングが前に出て、その後ろにアラフィリップ。今日もまたこの2人の勝負になるのか。

 

と思った次の瞬間、アラフィリップが一気にペースダウン。

 

ここぞとばかりにフルサング、ペースアップ。この後ろにウッズ、そしてフォルモロだけが追いすがっていく。

10〜11%の急勾配区間。そしてその後のカテゴリのついていない登り返しにて、ウッズ、そしてフォルモロが次々と切り離され、フルサングの独走が始まった。

 

そしてついに手に入れた、モニュメント初制覇。

それはこの年のアルデンヌで常に苦しみ続けた末に手に入れた、栄光の瞬間だった 

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今シーズンここまで、絶好調の走りを見せ続けながら、その全てにおいてアラフィリップという存在が彼の前に立ちふさがり続けた。

ストラーデビアンケ、フレーシュ・ワロンヌ、アムステルゴールドレースは最後のスプリントでアラフィリップの前に出ることができた。しかしこのときも、マチュー・ファンデルポールという怪物によって勝利は奪われたままだった。

 

だが今回、彼は宿敵アラフィリップを打ち倒した。それも、真正面から、力でもって。そして、アスタナというチームの力も駆使して。

 

アスタナにとっても喜ばしい勝利だった。北のクラシックがほぼ犠牲になった以上、アルデンヌでは結果を持ち帰る必要があった。その結果が、まさかのモニュメント制覇だった。

 

アスタナの躍進はここで止まらない。今年はウルフパックを食らう勢いで、さらに勝利数を伸ばしてくれることだろう。 

 

 

リエージュ~バストーニュ~リエージュ・ファム(1.WWT)

ウィメンズ・ワールドツアー 開催国:ベルギー 開催日:4/28

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男子レース同様に、残り15kmのラ・ロッシュ・オ・フォー・コンが最後の登りとなるレイアウト。

それがゆえに女子レースでも早めの仕掛けが行われたが、その舞台となったのが残り31kmのラ・ルドゥットであった。

チームメートの力を借りながらここで一気に加速したファンフルーテンが、2名の逃げもかわしてあっという間に独走を開始。ファンデルブレッヘンやロンゴボルギーニ、ダイグナンが追いかけようとするも、ファンフルーテンは登りの頂上ですでに25秒ものタイム差をつけて抜け出しに成功していた。

 

あとはもう、TT世界王者の独壇場であった。

残り20kmでアタックしたダイグナン、最後のラ・ロッシュ・オ・フォー・コンで彼女にブリッジを仕掛けたロンゴボルギーニ、アニカ・ラングヴァドが3名体制で追いかけるも、先頭を走るファンフルーテンとのタイム差は開く一方であった。

 

そして、見事なまでの独走勝利。最終的に1分40秒近くのタイム差を開いての圧倒的な勝ち方は、ファンフルーテンの最も得意とする勝ち方だった。  

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かくして、アルデンヌ3連戦を2位→2位→1位と好成績を収め続けたファンフルーテンはウィメンズワールドツアーランキング首位に。

今年もまた、彼女が最強であり続けるのか。 

 

↓次月のレース振り返りはこちら↓

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