ジロ・デ・イタリア
Embed from Getty Images // 本来のスケジュールから5か月後ろ倒しで開催されることになるジロ・デ・イタリア。せっかくのハンガリー開幕もなくなった代わりに、用意されたのはエトナステージを含んだ、ほとんど平坦のない第1週。元々平坦ステージを2つ用意…
ジロ・デ・イタリア2020期間中に、自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager 2019」を使用して、昨年のジロをトム・デュムランとチーム・サンウェブでリベンジを狙っていく企画の第3週。 入れ替わるマリア・ローザ、サプライズ勝利。…
ジロ・デ・イタリア2020期間中に、自転車ロードレースシミュレーションゲーム「Pro Cycling Manager 2019」を使用して、昨年のジロをトム・デュムランとチーム・サンウェブでリベンジを狙っていく企画の第2週。 前半は山岳ポイントが1つもないオールフラット…
本来であれば今年のジロ・デ・イタリアが開催されていたはずの期間を利用して、YouTubeにて「Pro Cycling Manager 2019」を使用した実況プレイ動画を投稿していく。 2017年総合優勝・2018年総合2位のトム・デュムランは、2019年もツール・ド・フランスではな…
10月23日、ペテル・サガンが自らのツイッターで意味深な発言をポストした。 Hey you! Something important will be announced tomorrow! pic.twitter.com/GR7fkoxI1p — Peter Sagan (@petosagan) October 23, 2019 「明日、大切なことをお知らせするよ」 す…
前編に引き続き、後編は11位~1位を見ていく。 細かな意図などは前編の冒頭の記述を参照のこと。 とにかく、UCIポイントという基準でもって、データで今大会の「成功者」と「失敗者」とを分析していく。 また、グライドさんのツイートを参考に、各チームの獲…
今回のジロ、最も「成功」したチーム、あるいは「失敗」したチームはどこだろう・・・と考えたときに、なんとなくはイメージできるかもしれないが、明確な基準をもって比較するのは難しいのではないだろうか。 そこで、今回はそのあたりをデータできっちりと…
Embed from Getty Images // 長いようであっという間だった3週間が終わった。 雨と落車と混沌の中開幕したジロ・デ・イタリアは、最後まで混沌の続く3週間だった。 一方で、そこには光り輝く小さな星々の煌めきも確かにあった。結論から言えば、今回のジロは…
残り8㎞で繰り出したアタックの数は5回。 たったの一度のアタックでも身体が千切れるほどにキツいのに、彼は諦めることなく何度も、何度も、何度もアタックを繰り出した。ライバルたちを引き離すために。そして、自分の人生に重くのしかった暗い運命を振り払…
平坦多めな第1週が終わり、第2週ではいよいよ、本格的な山岳ステージが開始されていく。 絶対の存在と思われていたプリモシュ・ログリッチェとユンボ・ヴィズマが見せる弱み。一方で万全のチーム力を見せるアスタナ、モビスター、バーレーン・メリダ。 絶対…
例年以上の混沌に満ち溢れたジロ・デ・イタリアは、ついに最終週に突入する。 2600mを超えるガヴィア峠はキャンセルされたものの、それでも4000m、5000mを超える獲得標高のステージが連続する。 厳しい山岳と、そして最後に待ち受ける17kmの個人TTを経て、栄…
ジロ・デ・イタリア第14ステージ。 今大会最も短い131㎞のショートコースながら、総獲得標高は4000mを超える厳しいステージ。 マリア・ローザ候補だけが生き残る終盤戦において、エースのヴィンツェンツォ・ニバリのために牽引し、仕事を終えて遅れては再び…
例年と比較しても平坦ステージの割合が多い第1週。 本格的な山岳ステージが2週目以降ということで、波乱もない平穏な第1週を過ごすことができるだろう・・・と思っていたなかで、まさかの波乱アンド波乱の連続。 降格処分、大落車による有力勢のリタイア、雨…
いよいよ大会はアルプスの地に。モンテ・ビアンコ。フランス名モンブラン。「白い山」。 平坦ばかりの平穏な第1週・・・と思いつつ波乱ばかりの連続だった第1週に引き続き、第2週のコースを見ていく。 最初の2ステージは極端なほどのオールフラット。しかし…
1週目から波乱に満ちた展開の続く今年のジロ・デ・イタリア。 第3ステージでは先頭でフィニッシュラインを通過したエリア・ヴィヴィアーニが、レース後に降格処分と厳しいチクラミーノのポイント剥奪の裁定が下された。 なぜそのような動きが巻き起こったの…
今年のジロ・デ・イタリアに出場する全22チーム、176名の全スタートリストを、簡単なプレビューを添えて紹介。 独断と偏見による各選手の脚質も記載。 なお、レース中目にすることが多いであろう各国ロード王者の特別ジャージ着用者については、それぞれの国…
Embed from Getty Images // いよいよ開幕する、今年最初のグランツール、ジロ・デ・イタリア。 プリモシュ・ログリッチェ、サイモン・イェーツ、トム・デュムラン、ミゲルアンヘル・ロペスなど名だたるグランツールライダーに加え、エリア・ヴィヴィアーニ…
ジロ・デ・イタリア第19ステージ コースレイアウト 今大会最大の山場となる「チマコッピ・フィネストーレ峠」を含む185km*1。 前日までの総合順位は以下の通り。 第18ステージ終了時点の総合順位 白地は新人賞対象 ここまで絶好調だったサイモン・イェーツは…
ジロ・ディタリアも開幕直前。 ここで、今回のジロで個人的に注目している選手たちをピックアップして紹介していきたいと思う。 正直、活躍に期待する選手は大量にいるのだが、その中で、実際に実績を出せそうな選手を、総合系で6名、スプリンターで3名、そ…
Embed from Getty Images // 急勾配・未舗装路・2000mを超える標高に低気温。あらゆる障害が優勝候補たちを蝕む。第19ステージ、「チマ・コッピ」フィネストーレ峠が今大会最大の山場となる。 いよいよ、 第101回ジロ・デ・イタリアも最終週を迎える。 ここ…
Embed from Getty Images // 2014年ジロ最終決戦の舞台に選ばれたモンテ・ゾンコラン。その山肌を埋め尽くすかのごとく観客が集まった。今年もこの地で、大きな動きが巻き起こりそうだ。 前回の第1週に続き、第101回ジロ第2週のコースプレビューを行う。 第1…
Embed from Getty Images // エルサレム旧市街の空撮。この写真の右側に位置する「アルルーブ・マミーラ・アベニュー」の辺りが第1ステージのスタート/ゴール地点となる。 いよいよ開幕が目前に迫った第101回ジロ・デ・イタリア。 今回はその第1週のコース概…
ファビオ・アルの欠場、ミケーレ・スカルポーニの悲劇、「ダウンヒル賞」を巡るあれこれ・・・ 開催前は不安に満ちていた第100回記念大会だったが、蓋を開けてみれば歴史に残る激戦。見事な3週間だった。 今大会を振り返り、各チームの所感を勝手に述べてみ…
F1の開催地モンツァ・サーキットから、ミラノ・ドゥオーモ広場までの下り基調の29.3km個人タイムトライアル。 基本的にはTTスペシャリスト向きと思われたレイアウト。1分近くキンタナから離されているとはいえ、デュムランの圧倒的有利という前評判のもとス…
1級山岳を2つ乗り越えて、最後は平坦基調。 まさに最終日(一歩手前)に相応しいレイアウト。 注目は最初の1級山岳モンテ・グラッパで、モビスターや(新人賞確定を狙う)オリカ・スコットが攻撃を仕掛けるか否か。 逃げは6人。意外と少ない? モンテ・グラッパ…
アップダウンは激しいが、勝負所はあくまでもラストの登りだけ――そんな風に思っていたら、序盤から激しい展開が。 バッド・デイに見舞われたトム・デュムランが、プロトンの後方に下がってしまっていた。それに気づいたモビスターとバーレーン・メリダが、残…
これぞドロミテ!というような雄大な景色の中を駆け巡る137kmの道のり。 ひたすら登っては下る過酷なレイアウトの中をプロトンは突き進んだ。 Embed from Getty Images 世界自然遺産にも指定されているドロミテ(ドロミーティ)。 その中でもとくに厳しく、美…
ロンバルディアからドロミテへ。その「移動」ステージとなる219kmの道のりは、激動の第16ステージを終えた総合勢にとっては休息の日、そしてまだ勝ちを得られていないアタッカーたちにとっては残された数少ないチャンスとなった。 それゆえに逃げも、今大会…
モルティローロ、そしてチマコッピを含むステルヴィオを2回登坂する、文句なき今大会最難関ステージ。 そのステージに相応しい激戦が繰り広げられた。とにかく、あまりにも沢山のことが起きたため、整理するつもりで各登りごとの出来事をまとめていきたい。 …
いよいよ、ジロ・ディタリア第100回記念大会は、最終週に突入する。 アルプスからドロミテにかけての過酷な山岳コースを制するのはキンタナか、デュムランか、それとも別の誰かか。 そしてイタリア人による勝利は果たして果たされるのか。 第16ステージ ロヴ…